
高齢者や認知症当事者、その家族、それらに関心のある方を対象とした、オレンジカフェ・ポエム、郡山市安積町雷神山まで、自転車を漕いで行ってきました。

数年ぶり、二年ぶり位のブランクがあり、皆さんにもその事を言われ、Y田さんなどは「おー、生きていたか」と言って歓待してくれた。

昔は二百円で手作りの飲み物やお菓子が出たが、今は百円でペットボトルの飲み物が出た。昔の方が良かったかなぁ。

Y田さんと話が弾んだが、Y田さんの話だと、日本の仏教の葬式仏教化が気になると語っていた。キリスト・イスラム教を例にとり、日本もそういった精神性があれば、Y田さんの菩提寺も以前聞いたのは浄土宗で、御他聞に漏れず葬式仏教だ、と答えていた。しかし、Y田さんは宗教、特に仏教を道徳となぞらえて考えている所があり、私は聞き役に徹していたが、日蓮正宗という権教ならぬ実教、現代に生きた宗教があるんだと力説できなかったのが残念でした。
Y田さんも、宗教に迷う一般大衆とおんなじだな、と思いました。

帰りに安積町から柴宮を通り、帰ってきた。その途中の柴宮で、母がうちにいた頃、わざわざ歩いて通っていた美容院をカメラでパシャリ。こんな所まで母は歩いたのかと、その一歩一歩の尊さに胸が締め付けられた。人間、生きるのも大変だ、と今日のカフェでの思い思いの会話を思い出し、家路についた。