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熟語の読み・一字訓読(実践問題その7) 疇 覈 覃

2014年09月12日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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熟語の読み・一字訓読(実践問題その7)です。回答はマウスを動かせば、すぐ見られるようにしてあります。参考までに、末尾に、解説や周辺知識等を記載しています。当面、1級対象漢字から整理していきます・・・。

問題1 「疇」 ①田疇 (デンチュウ)、 疇隴(チュウロウ) ー 疇(う ね)、疇(はたけ) ②範疇(ハンチュウ) ー 疇(たぐい)  ③疇庸(チュウヨウ) ー 疇(むく)いる  ④疇日(チュウジツ) ー 疇(さ き)に  ⑤疇昔(チュウセキ) ー 疇(むかし) ⑥疇咨・疇諮(チュウシ) ー 疇(だ れ)か 
問題2 「覈」 ①推覈(スイカク) ー 覈(しら)べる  ②考覈(コウカク) ー覈(かんが)える  ③精覈(セイカク) ー覈(あき)らかにする   ④覈論(カクロン) ー 覈(きび)しい
問題3 「覃」 ①葛覃(カッタン) ー 覃( の )びる  ②覃及(タンキュウ) ー 覃( ひ )く 、覃(お よ)ぶ  ③覃恩(タンオン) ー 覃(ふ か)い

<解説(周辺知識)>
問題1 疇 :チュウ、うね、はたけ、たぐい、むく(いる)、さき(に)、むかし、だれ
①田疇・疇隴:田畑のうね 。あぜ道。田畑。
 ②範疇:同類、たぐい。「洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)」:夏の禹が天帝から授けられたという天地の大法。単に九疇あるいは九章、九法などともいわれる。洪は「大いなる」、範は「法(のり)」、疇は畝で区切られた田畑の領域から「類(たぐい)」の意味。ほかに「たぐい」の意の熟語で「疇輩=仲間、同輩、疇匹(ちゅうひつ)」 *ほかに、「たぐい」の範疇(^^)にはいる熟語として、「疇人(ちゅうじん)」「疇生(ちゅうせい)」など・・・。*疇人=代々の家業を継ぐ者、また、天文学者を指す場合も。→ 疇人の用語解説:大漢和に「世々父祖の業を継承する者」・「疇昔星術を知っていた人」とあるので、家業を世襲すること、また、天文学者という意味。*「疇生」は、「ともに生ず=同種類の物が集まって生える、ともに、同じ仲間として一緒に」との意。
疇庸:功に報いる。
④疇日:昨日、先日
⑤疇昔:昨日、過日、昔。*「さき(に)」の読み・意味もあり。
疇咨・疇諮:疇か(たれか、だれか)。「だれかいるか」の意。
問題2 覈 :カク、しら(べる)、かんが(える)、あき(らかにする)、きび(しい)
①推覈:罪を取り調べること  ②考覈:考え調べること ③精覈:詳しく調べ、明らかにすること ④覈論:厳しく論ずること
ほかに、「検覈(けんかく) 」:きびしく調べること、「審覈(しんかく)=審核(しんかく)」:念入りにつきつめること、「研覈(けんかく)」:事実を詳しく調べること、四字熟語で「危言覈論(きげんかくろん)」:自分が正しいと思うことを主張し、激しく議論を戦わせること。
問題3 覃:タン、の(びる)、ひ(く)、およ(ぶ)、ふか(い)
①葛覃:詩経の国風・周南に収められてある「葛覃」(かつたん)のこと。「葛の覃(たん)なるや・・・(葛のつるが伸びて、谷の木に這って行き・・・云々」(詳しくは、詩経・周南編)
②覃及:伸び広がって及ぶ。物事の影響がそこまで及ぶこと、ひきおよぶ・及ぼすこと。
③覃恩:深い広大な恩恵 ほかに、「覃思」「覃忠」など。*「覃恩」は、恩沢を広く施すこと。昔、朝廷に慶事のあった時、天子が臣下に賜る封贈、賞賜、赦免などのことを覃恩と言うとの事です。


ではまた👋👋👋👋👋


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