とりとめもないBLOG

ただの日記です

NETGEAR WAC510

2018-04-22 17:12:02 | PC関連

勤め先の工場内の無線LANアクセスポイントをNETGEAR社のWAC720に交換してから、なかなか調子が良いので、自宅の無線LAN環境をNECのATERMからNETGEARのWAC510に変更してみることにした。
Aterm WR9500Nでも大きな不満は無かったのだが、最近無線LANのクライアントが増えてくるに従って、接続が不安定になってきたような気がしたのだ。
WAC720はアンサンブルモード等があって良いのだけれど、如何せん個人で買うには値段が高すぎるので、WAC510を選択した。
個人レベルでRadius認証が必要になることなんて無いだろうし、APを何台も設置する事も無いだろうから、MU-MIMOに対応しているWAC510の方が都合が良いかと思えた。

とりあえず1台購入して弄っていると、この商品の売りの一つである「Insight」というアプリで設定できる機能が、ほとんど使い物にならない事がわかる。
遠隔でAPの状態を確認できるのは便利なのかもしれないが、細かい設定が出来ないし、使いにくい。
結局、自宅にパソコンがあるなら、マネージメントモードは「PC WEB Browser」モードで使う事になるのではないだろうか。
そして、ブラウザーモードで設定を始めると初っ端から、謎設定を見ることになる。
System Modeの設定にAPとRouterという選択肢があるのだ。 まぁ、この機種を購入する人は、殆どの場合、別でルーターを持っているだろうからAPモードで間違い無いのだけれど、Routerモードというのが、どのような物なのか気になって仕方がない。 PPPoEの設定とかが出来るようになるのだろうか? それとも単純にNATが動くだけ?
そのうち機会があれば試してみようと思う。
今回はWR9500Nからの入れ替えという事もあって、ルーターも別に購入したのだが、それはまた別の機会に書こう。

WAC510については、設定画面が全て英語表記という事や、ある程度ネットワークの知識がある事が前提といった設定画面という事もあって、初心者向けの機種とは言い難い部分はあるものの、設定さえ無事に終われば、非常に安定して使えている。
自宅の端末はMU-MIMO対応の機種と対応していない機種が混在しているが、今のところMU-MIMOをEnableにしていても問題は無いようだ(ディフォルトはDisable)。
因みに調子に乗ってamazon.comで販売価格が5千円近く安い米国向けのWAC510を購入してみたところ、ファームウェアが国内向けの物と異なっていて、5GHz帯で使用できるバンドが異なる為、W52しか使用できない事が確認できた。
都市部の住宅が密集した地域では、MIMOの影響もあって、2.4GHz帯程ではないにしても5GHz帯もそこそこ混みあっているので、dfsの影響はあるものの、できればW53やW56に逃げたい。 帯域が他のAPと被ると、結局出力を上げて、デカい声を出したもの勝ちみたいになってしまうので、電波の使い方が全くスマートじゃなくなってしまう。


追記
コメントの方でファームウェアは全世界共通とのご指摘を受けたので、記事を訂正。
コメントでご指摘頂いたとおり、公開されているファームウェアは全世界共通なので、最初は私もリージョン設定に制限がかかるとは思っていなかった。
しかし、実際に両機に同じファームウェアを書き込んでみると、どうやら公開されているファームウェアとは別の領域にリージョン情報が書かれているようで、アメリカ版は

このように、アメリカとカナダしかリージョン設定ができなくなっている。
日本で販売されているものについては

このように、かなり広い地域のリージョン設定が可能。
まぁ、アメリカならFCCで認証されている周波数帯でしか使えない筈なので、そのあたりの制限に配慮した結果なのだろう…日本のメーカーの製品も大抵は技適に準じた仕様になっている。

WiFiの規格は世界標準でも使える周波数は国によって違うということで、メーカーもそのあたりに配慮というか忖度というか、色々と大変だなぁと思う。

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4 コメント

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ルーターモード試してみました (szrsrv)
2021-11-04 13:06:58
アクセスポイントを他機種に変更してWAC510が余っていたのでRouterモードを試してみました。
Routerモードで使う際に気になったのは、PoEポートがWANポート側にあるという事でしょうか…まぁルーターとして使用する場合はONU近辺に置くだろうから、電源はACアダプターで取れば良いのかもしれません。
VLAN IDの設定はSSID側で設定してやれば有線側にも反映される形になっているので、VID毎にSSIDを作ってやらないと駄目ですが、実用上は困らないかな。
因みにファームウェアのどこかのバージョンからSSHに入れなくなっているようで…マニュアルの98ページにはSSHに入れるように設定できるって書いてるんですけどねぇ。
https://www.netgear.jp/support/manual/WAC510/WAC510_UM_13Apr2017.pdf#page=98
ルーターとしての速度は測定していないのですが、GUIの遅さからして期待はできないかな。
しかしマルチSSIDとTagVLANに対応している上、無線部分はDD-WRT並に細かい設定ができるし、VID毎にIP振り出しできるしWAN側接続可否設定も可能、PPPoEも話せるので、用途を限定すればそこそこ使えるんじゃないかなぁといった感想です。
ルーターとしてのネガティブな点は、フィルターが貧弱すぎる、ルーティングルートの設定ができない、IPoEというかIPv6非対応、VPNクライアント機能が無い、設定の度に1分ぐらい待たされるるし、リブートが死ぬほど遅い。といった処でしょうか。
L2TPv3が使えたら小さいサテライトオフィスならWAC510単発で色々できそうなんだけどなぁ。
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router mode (minus-zero)
2021-11-03 21:50:16
ルータ面白いですよ。複数vlan作ってSSIDとネットワークを変えて、それぞれにDHCPで別のプールを配布できます。
vlan間ルーティングの可否もvlanごとに設定できるので、
管理用・仕事用・ゲスト用などネットワークを使い分けできます。
 ※もちろんPPPoEも喋ります。
返信する
私もそう思ってたんですけどね… (szrsrv)
2019-10-07 02:08:11
そうなんですよね。Firmwareは同じ物なので、Region設定もできると思ってたんですよ。
どうやらファームウェアとは別のところで、リージョン制限をかけているようで、アメリカ版のWAC510ではアメリカとカナダしか選択できないようになっています。
どのような感じなのかは、記事のほうに追記しておきますので、この制限を解除する方法をご存じでしたらご教授ください。
返信する
WAC510のバンド (もけけ)
2019-10-05 17:44:03
米国Support と日本SupportからダウンロードできるFirmwareは同じものです。さらに、WAC510のマニュアルからすると、Region/Countryをリストから設定でき、それを変更することで利用可能なバンドが変更されると思います。設定を変更してみては如何でしょうか?
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