最初に装着されていたDIDのチェーンは、結局チェーンの引きしろをほぼ目一杯使って、2万キロ以上保ちました。馬力が無いから多少無茶な乗り方をしても、あまりチェーンが伸びないのかな。
たまに灯油で洗って、錆びないように油を注して、屋内保管といった条件です。ノンシールチェーンという事を考えると、コストパフォーマンスは良いですね。
今回はスプロケットはKITACOの鉄スプロケット。チェーンはamazonで540円で買ったKMC製。
KLX125を買った時にmonotaroで購入した江沼のチェーンもあるのですが、540円チェーンの実力を見てみたいんですよね。コレが国内メーカーと同じような耐久性なら、国産品を買うメリットが無くなってしまう。
チェーンを外す前に、フロントスプロケットを止めているナットを緩めます。
まず、8mmのボルトを二本緩めて、フロントスプロケットカバーを外します。
ナットの回り止めを、マイナスドライバーや22mm以上のソケットで叩いて広げて、ナットが回る状態にします。回り止めはキッチリと広げてやらないと、ナットが周りませんので、ソケットで平らになるまで叩きましょう。
フロントスプロケットは工場出荷時状態だと、大抵かなりの高トルクで締め付けられているので、ギヤを1速に入れても回ってしまうから、チェーンがかかっている状態で、リヤブレーキをかけながらナットを緩める事で、容易に作業できます。
ナットが緩んだら、チェーンのクリップを外して、チェーンを取り外します。チェーンクリップ専用のペンチがあると、作業は非常に楽です。が、まぁ、普通のプライヤーでも問題はありません。
KLX125Cのチェーンの標準のリンク数は124リンク。てっきり130リンクだと思っていました。そのままだと長すぎて話にならないので、グラインダーで削って、チェーンカッターでチェーンを切って調整します。
新しいチェーンと古いチェーンを並べてみると、2リンク以上伸びています。テンションをかければ、もう少し差があるかもしれません。
ピンがどれだけ磨り減ってるのかわかりませんが、横方向へのタワミも凄いですね。これで一回もチェーン外れた事が無いんですから、運が良かったのかな。
ちなみに新品のチェーンの横方向へのタワミは
こんな感じ。
リヤホイールを外して、リヤスプロケットを外します。裏側はナット止めなので、12mmのスパナでナットの共回りを抑えながら、ボルトを回して外しましょう。
リヤスプロケット新旧を並べてみると、思いの外減っていません。まぁ、ダート走行用のホイールと通勤用のホイールを別けて使ってますしね…鉄スプロケットが頑丈なだけかもしれませんが。
フロントスプロケット新旧比較。これはもう流石に交換時期ってぐらい減っています。あと5千キロも走ったら、歯が欠けるかもしれませんね。
タイヤを外したついでに、リヤサスのリンク周りを外して、グリス切れしていなかを確認。
ロッカーアームは改造して、樹脂カラーをローラーベアリング仕様にしてしまったから、それ以来スリーブに傷が入ったり、錆びたりする事はなくなりました。べったべたにグリースを封入しているので、多少水に浸かっても、グリースが切れる事はありませんし、気分的に楽です。
リヤサスペンション自体は特に問題無し。
新しいスプロケットをリヤホイールに取り付けます。ボルトの規定トルクは34Nm。これを対角に締め付けて、取り付け完了。
フロントスプロケットの取り付けナットは規定トルク70Nm。チェーンを張ってからじゃないと、トルクが逃げてしまうから、取り敢えず仮止め。
リヤブレーキキャリパーのピストンを戻して、チェーンアジャスターを最弱まで緩め、リヤタイヤを取り付けます。
チェーンを張ります。クリップの方向を間違えないように。
チェーンを張ったら、リヤブレーキをかけながらフロントスプロケットのナットを規定トルクで締め付けて、ナットの回り止めをマイナスドライバー等で起こします。
元通りにフロントスプロケットカバーを取り付けて、チェーンアジャスターでチェーンの引っ張り具合を丁度良いところまで調整したら、チェーンアジャスターのダブルナットと、アクスルシャフトを締め付けて、作業完了。
ODO 20200km
KMCチェーン 428-130L セロー250 KMX125 Dトラッカー125等 | |
バイクパーツセンター |
ホーザン(HOZAN) チェーンプライヤー P-220 YD-1219 | |
ホーザン(HOZAN) |
キタコ(KITACO) ドライブスプロケット【14T/428 フロント】 Dトラッカー125・KLX125 530-4025014 | |
キタコ(KITACO) |
しかし、作業しながらの写真撮影は大変でしょうねぇ。
カメラが多少汚れるのは気にならないので、軽く汚れてる程度なら、ウェスで手を拭いて、撮影できるのですが、今回みたいに、粘度の高い油だらけの場所を触る際には、いちいち手を洗って撮影してたりします。
だから、本当は撮影係のお手伝いさんが居てくれると、撮影しながらの作業は非常に捗るんですよね。
ドライブ側のスプロケの固定方法が私の11年式と違う…
11年式はシャフトに溝が彫ってあって、スプロケをはめた後サークリップで抜けないようにしてるだけなんですが、szrsrvさんのはボルトで締められてるんですね。
KLX125は密かなマイナーチェンジが多い様ですので、違う年式のバイクは勝手が解らん。
11年式の止めかたの方が整備性は良いけど、信頼性は10年式の方が高いのでしょうかね。
サークリップなら、ダートに行く時だけ13丁に変更するとか、簡単に出来ますしね。
信頼性は大して変わらないと思いますよ。
KLX125の自己メンテに大変参考になります(現在はほぼSHOP任せなので)、今後も足を運ばせて頂きます~
半分以上個人的なメモ代わりに使っているブログなので、参考になる事も少ないかもしれませんが、今後とも宜しくお願い致します。
不都合あればコメントお願いします~
メモみたいな記事なので、私の思い込みや勘違いも混ざっているかもしれませんが、多少なりとも参考になれば幸いです。