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「織物の町(群馬県桐生市)」 桐生織の歴史を歩く

2010-01-19 21:18:06 | 歴史建築物
織姫神社

◎群馬県◎
群馬県桐生市は織物の産地としての歴史が古く、町には織物関係の史跡が多く残っています。
富士紡績の跡地(現・市民文化会館)にある織姫神社は白滝姫が御神体です。白滝姫は今から1300年ほど前、宮中に使えていた官女で養蚕や機織に優れたいました。あるとき、上野国山田郡からやってきた殿方が白滝姫に一目ぼれして、桐生に連れて行ったそうです。
そうして、桐生に織物の技術が伝わり、「西の西陣、東の桐生」と呼ばれるようになりました。

桐生織物記念館

桐生織物記念館は昭和9年に桐生織物同業組合の事務所として建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されています。
写真はジャガード織機と呼ばれる、パンチカードを用いた自動織機。

ジャガード織機

記念館では桐生織の歴史や道具、製品が展示されており、桐生織を使った製品も販売されています。

金善ビル

金善ビルは大正15年に建てられたビルで金善輸出織物工場の出張所として使われていました。地上5階建、地下1階でしたが、5階部分は老朽化のため取り壊されいます。この建物も国登録有形文化財に指定されています。

のこぎり屋根

桐生で有名なのは「のこぎり屋根」でしょう。北側からの採光で均一の明かりが取り入れられることや、天井を高くできるなどの理由で紡績工場で「のこぎり屋根」が多く採用されました。
桐生市では多くの「のこぎり屋根」が残っており、民間の商店などとして使われてる所もあります。写真は美容室a'shとして再利用されている「のこぎり屋根」の建物です。

桐生市にはこの他にも多くの織物関係の史跡が残されいます。

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