7月7日付「Sketches Of GB」にトラックバックしてくださったライブ8の深層をご紹介します。実に興味深いことが書かれています。このような歴史的事実、事の真相というのを十分に理解したうえで、断固とした態度で外交や政治にあたるべきというのが、この筆者の見解だと思います。僕も大賛成です。そのうえであえて以下のことを申し上げたいと思います。
・『世界は腹黒い』って、あたりまえですね。それが経済ってものでしょう。そのこと自体を批判してもしょうがないです。いや、べつにきれい事言ってもいいですけど。それで、政治的リーダーシップがとれるのであれば。
・要は、日本は外交が情けないほど下手くそですね。(それを理解させるのがねらいで「ライブ8の深層」が書かれたとすれば大いに納得ですが、そうでなければただの「負け惜しみ」にしか僕には読めません。へんなナショナリズムを煽りかねないぶん、このような言説はむしろ心配のほうが先に立ちます)
・(たとえ両者の間に何の脈絡がなくとも)持てるものが持たざるものに援助の手を差し伸べる、というのは英国の文化です。この、「寄付」の文化は日本人にはなじみが薄いですね。
・英国国内でどれだけ金持ちや企業が自らの財産を社会還元しているかを目の当たりにすれば、アフリカとは縁もゆかりもない日本にこのような「寄付」を強制してくるのは少しは理解できると思います。
・ただし、日英の債権額の巨大な差を無視して、債権帳消しを日本に求めるのは確かに筋が通りません。
・ロックスター/アーティストが政治的にふるまって何が悪いのでしょうか?(たとえ政治家に担がれたとしても)
・政治家に担がれるも、アンチな態度をとるも、いずれも「政治」に相違ありません。
・仮に、アンチ政治、アナーキーがロックスターの本懐であるとしても、それさえも日本にはいないですね。
・彼我の歴史認識の十分な開陳もさることながら、彼我の精神・文化的土壌をも相対化する必要があります。
・そのうえで、あえて英国(というかアングロサクソン)に苦言を呈するとすれば、自らの精神文化を絶対視するきらいが大いにあるということでしょう。
・『世界は腹黒い』って、あたりまえですね。それが経済ってものでしょう。そのこと自体を批判してもしょうがないです。いや、べつにきれい事言ってもいいですけど。それで、政治的リーダーシップがとれるのであれば。
・要は、日本は外交が情けないほど下手くそですね。(それを理解させるのがねらいで「ライブ8の深層」が書かれたとすれば大いに納得ですが、そうでなければただの「負け惜しみ」にしか僕には読めません。へんなナショナリズムを煽りかねないぶん、このような言説はむしろ心配のほうが先に立ちます)
・(たとえ両者の間に何の脈絡がなくとも)持てるものが持たざるものに援助の手を差し伸べる、というのは英国の文化です。この、「寄付」の文化は日本人にはなじみが薄いですね。
・英国国内でどれだけ金持ちや企業が自らの財産を社会還元しているかを目の当たりにすれば、アフリカとは縁もゆかりもない日本にこのような「寄付」を強制してくるのは少しは理解できると思います。
・ただし、日英の債権額の巨大な差を無視して、債権帳消しを日本に求めるのは確かに筋が通りません。
・ロックスター/アーティストが政治的にふるまって何が悪いのでしょうか?(たとえ政治家に担がれたとしても)
・政治家に担がれるも、アンチな態度をとるも、いずれも「政治」に相違ありません。
・仮に、アンチ政治、アナーキーがロックスターの本懐であるとしても、それさえも日本にはいないですね。
・彼我の歴史認識の十分な開陳もさることながら、彼我の精神・文化的土壌をも相対化する必要があります。
・そのうえで、あえて英国(というかアングロサクソン)に苦言を呈するとすれば、自らの精神文化を絶対視するきらいが大いにあるということでしょう。