芝川(旧芝川)に架かる「門樋橋」を渡って左岸に移る。
川岸に降り、遊歩道を歩いて下流に向かう。
巡る季節はフルスピード・・見頃を過ぎた桜の種類がわからない。
首都圏で住みやすい街の一位になったらしいが、そんなランキングと街の実態はかけ離れすぎている。水害時の対応のお粗末さが世間に知られてないのかもしれない。
過去に似たような街だと思っていた川崎と比べれば、街の繁栄衰退の差は歴然としている。
鋳砂舞う車道を進む。
芝川沿いから一歩細道に入ると、そこには昭和から続く風景が今も残る。
赤錆色に染まった道路脇には同じ色の鋳物工場があり、鋳物砂独特の臭いが路地に流れる。
赤錆色に染まった道路脇には同じ色の鋳物工場があり、鋳物砂独特の臭いが路地に流れる。
無造作に積まれた木型は風雨にさらされてこのまま朽ちそうだ。
金属製の型枠の出番はもう無いのかもしれない。
赤錆びた色に染まった道路とブロック塀。そして、年季の入ったベンチ。
休憩時間に職人がうまそうにタバコをふかす粋な姿が想像できる。
「梛木(なぎ)の橋」を渡って帰途に着く。