気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道~42【星月夜】

2024年11月29日 | そろりとろり俳句の道

使用画像(harujion,Sさん写真AC

【俳句ポスト365】は、愛媛県松山市が運営する俳句投稿サイトで、誰でも無料で投句できます。

毎月1回の兼題について俳句を募集し、発表しています。

選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。

9月の兼題は季語【星月夜/ほしづきよ】三秋/天文

傍題:星明り・ほしづくよ

※俳句歳時記

【星月夜(ほしづきよ/ほしづくよ)】

よく晴れた秋の夜は空が澄むので星が美しい。

ことに新月のころの星空のかがやしさを称えて星月夜という。

例句:【星月夜さびしきものに風の音/楓 橋】

イラスト - フォトライブラリー photolibrary

     

妹の句:【つと口に「うえをむういて」星月夜】初級者部門入選

※画像(マイクロソフトAI画像ジェネレータ生成

私の句:【星月夜突き抜けて行く救急車】初級者部門入選 見出し

     

今回も3句投句したうち、自分では選ばれないだろうと思っていたものが選ばれました。

選ばれるとしたらと予測し、事前にAI画像を作っていました。

没句❶【満天に光集いて星月夜】

没句❷:【宿さがす夜道照らすは星月夜】

面白いのでAI画像生成作業はまだ続けています。

救急車の句(見出し)もいろいろと試してみたのですが、なかなか生成できず、写真ACさんからお借りし少し編集をさせていただきました。

AIさんも「星月夜」と「救急車」のコラボは難しいかったのでしょうか?

     

11月の兼題は【氷柱】晩冬/地理

傍題:垂氷・立氷・銀竹・氷条・氷箸・氷笋・氷筋

氷点下の寒さのため、水滴が凍って長く垂れ下がったもの。

軒先、枝、崖などに見ることができる。垂氷は古語で、銀竹はその異称。

厳しい寒さの象徴ではあるが、その美しさを詠まれることも多い。※俳句ポスト365より

投句期間:11/20日~12/19日です。

そういえば、この頃氷柱を見ることは滅多にありません。

またまた難しいお題です。

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そろりとろり俳句の道~41【石榴/ざくろ】

2024年11月11日 | そろりとろり俳句の道

※背景/うさぎ之助さん/写真AC

『俳句生活~よ句もわる句も~』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

9月の兼題【石榴/ざくろ】時候/仲秋 分類/植物

傍題:柘榴(ざくろ) 石榴の実 実石榴

※俳句歳時記

ザクロ科の落葉小高木の実で、拳大の球形をしている。

熟すと厚く硬い果皮が剝け、鮮紅色の多数の種子が現れる。

食用にされる透明な外種子は甘酸っぱい。

🔶無数の粒が実ることからヨーロッパでは繁栄と豊穣(多産)の象徴とされ、絵画によく描かれていた。

例句:【くれなゐの泪ぎっしりざくろの実/和田知子】

     

妹の句:【石榴ほおばる冥界の落とし穴】人/入選

私の句:【石榴食み(はみ)彼の世(あのよ)で笑ふ祖父思ふ】佳作/入選 (見出し画像)

     

私の幼い頃、家にザクロの木がありました。

ザクロというと、何故か祖父を思い出します。

小学校しか行けなかった祖父は、字もあまり書けない人でしたが、お天気はピタリと当てるし、キノコは分別できるし、作物に関しての知識が全て頭の中に入っているような物知りでした。

そして今なら「きゃぁ~」とビックリされそうですが、柘榴の木の下に切り株があって、そこで鶏をさばいていました。

 

なのに、その頃の私は「わぁ、きょうは鶏料理だぁ~」と喜んでいました。

遠い昔の記憶です。

あの超甘酸っぱい実も、種をポッポと吐き出しつつよく食べました。

なので、あえなく没句になった方は【初恋は甘く酸っぱい柘榴かな】でした。

よく考えたら、類想が多そうな句でした。

※イラスト/まめこまさん/イラストAC

妹の句意はわかりませんが、私の「彼の世(あのよ)」と妹の「冥界」とは、ともの死後に行くといわれている世界のこと・・・

示し合わせたわけではないけれど、発想が似ているなぁ~と思いました。

私は前回【人】選だったので、今回も・・・と思っていましたが【佳作】でした。

妹は今回も【人】選でしたのでちょっと悔しい姉です。

     

11月の兼題は【千鳥】時候/三冬 分類/動物

締め切り11月30日 発表/1月10日

千鳥足なら知っているけれど・・・千鳥とは?

私へ・・・

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そろりとろり俳句の道~40【色鳥】

2024年10月31日 | そろりとろり俳句の道

写真素材 - フォトライブラリー photolibrary

【俳句ポスト365】は、愛媛県松山市が運営する俳句投稿サイトで、誰でも無料で投句できます。

毎月1回の兼題について俳句を募集し、発表しています。

選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。

9月の兼題は季語【色鳥(いろどり)】秋/動物

※俳句歳時記

秋、渡ってくる小鳥類のうち、花鶏(あとり)・真鶸(まひわ)・ジョウビタキなど色とりどりの美しい鳥を総称して色鳥という。

🔶春に渡ってくる鳥は囀りが美しいが、秋に渡ってくる鳥は姿の美しさが詠まれてきた。

例句:【色鳥の残してゆきし羽根一つ/今井つる女】

     

妹の句:【色鳥や華やぎに秘む強かさ】初級者部門入選

写真素材 - フォトライブラリー photolibrary

私の句:【色鳥や忘れかけたるひと思ふ】初級者部門入選 見出し

     

退職して自由な時間ができ、母の残した合同句集をきっかけに俳句をやるようになって、少し鳥に興味を持つようになりました。

それが齢70過ぎなので、自分ながら「遅いっ!」って思っています。

いくつになっても知らない事が多いです。

知っている鳥といえば(雀)(カラス)と、強いて言えば(鵙)(雲雀)くらいだったでしょうか?

そんな私も、去年の暮には白鳥を見に潮来市の北浦まで行きました。

今回のお題【色鳥】は初めて知った言葉です。

いつものように俳句を載せる写真を探すために、いろんな鳥を見ましたが、ほんとうに、綺麗な鳥がいるのが分かりました。

特に翡翠(かわせみ)は綺麗な可愛い鳥でした。

今度どこかで翡翠を見たいと思いました。

写真素材 - フォトライブラリー photolibrary

     

10月のお題は【冬暖か】(三冬/時候)

締め切りは11月19日、発表は12月23日です。

 

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そろりとろり俳句の道~39【墓参】

2024年10月10日 | そろりとろり俳句の道

『俳句生活~よ句もわる句も~』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

8月の兼題【墓参/はかまゐり】秋(行事)

傍題:墓詣(はかまうで)墓参(ぼさん)展墓(てんぼ)掃苔(さうたい)墓洗ふ

※俳句歳時記

盂蘭盆に先祖の墓に参って、香花をたむけること。

🔶墓参は季節を問わないものだが、盆の行事であることから、秋の季語となっている。

例句:【わが影に母入れてゆく墓参り/遠藤若狭男】

     

妹の句:【水鉢の空溢るるや墓参(はかまゐり)】人/入選(見出し写真)

私の句:【墓参り「行かず」の便りふるさとへ】人/入選

※(写真素材/まるうさん/写真AC)イラスト/illust STAMPO)

今回はふたりとも【人】入選でした。

妹は何回か「人」入選はしているのですが、私は今回で2度目!とても嬉しい結果でした。

今年のお盆はあまりの暑さで、弟へ「行けない」の便りをしました。

何しろ私の郷里は「暑いぞ!○○」地域です。

やはり、気を入れて詠むと伝わるのかもしれないと思えました。

     

10月の兼題は【秋の暮】時候/三秋 分類/時候

締め切り/10月31日 発表/12月10日

【秋の暮】とは、「秋の日暮れ」のことを言うらしく、季節の終わりの【暮の秋】とは違うので注意が必要のようです。

季語って、ややこしいのが多いです。

でも、次回も頑張って「人」になりたいと思います。

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そろりとろり俳句の道~38【八月】

2024年09月26日 | そろりとろり俳句の道

画像※マイクロソフトAIgenerator

【俳句ポスト365】は、愛媛県松山市が運営する俳句投稿サイトで、誰でも無料で投句できます。

毎月1回の兼題について俳句を募集し、発表しています。

選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。

8月の兼題は季語【八月(はちぐわつ)】秋/時候

※俳句歳時記

月の初めに立秋があるが、日差しは強く暑さもなお厳しい。

月の終りころになるとようやく秋気が感じられるようになる。

🔶多くの地方では中旬に盆を迎える。終戦記念日などがあり、故人を偲ぶことも多いつきである。➜葉月

例句:【八月のダム垂直に水落とす/佐藤和江】

     

妹の句:【八月や終らないさよならと眠る】初級者部門入選

画像※マイクロソフトAIgenerator

私の句:【八月はあの日に返る定期便】初級者部門入選

     

今回は二人とも言わば「郷愁」を詠んでいます。

妹は多分、八月はお盆の月なので、故人を思い「終わらないさよなら」と詠ったのではないでしょうか…。

私も、八月のお盆に息子を二人連れ、毎年定期便のように帰郷するのが楽しみだった頃を思い出して詠んでみました。

背景の画像はいづれの句も抽象的のため、最近知ったAIの生成に頼ってみました。

色々な文言を入力したのですがあまりしっくりと来るものが出来ず、ちょっと時間がかかってしまいましたがとても面白い画像が生成されました。

     

YouTubeで夏井先生と家藤先生(御子息)が「AIと俳句」を話題にしていました。

1年前にやってみたらしく「流石にいろいろとアンテナを張っていられる」と思いました。

とても面白い内容になっていますので、興味のある方は見てみてください。

【AI×俳句①】俳句を元にAIが生成した画像 (youtube.com)

     

次回の兼題は【星月夜(ほしづくよ)】(三秋/天文)

締め切り:10月19日/発表:11月25日です。

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