気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
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俳句🖊28~花野

2022年11月14日 | 喜代の俳句

ゴンドラで揺られ花野をまのあたり

季語:花野(秋)

秋の花草が一面に咲き乱れる広々とした野原。
華やかさとともに、次の季節には枯野となる寂しさもあわせ持つ。
花と言えば春の季語で、桜を指すが、「花野」は秋の季語で草の花を前提とする。
古来、詩歌においては秋の野の草の花をめでてきた。→お花畑は(夏)※俳句歳時記

    

句の背景:9月はじめ旅行先の野沢温泉でゴンドラに乗り、山頂に降り立った時に目にした光景。

秋の草花が咲き乱れていて、その時の感動を詠んで、受講している通信講座で添削をして頂いた。

提出句:ゴンドラに揺られて見よう秋の草

添削句:ゴンドラで揺られ花野をまのあたり

添削欄:大きな原のようですから、花野という言葉に変えましょう。
いろいろな秋草が咲き乱れているのが花野です。
花野を堪能したようですね。

季語を「秋の草」から「花野」に換えただけで、目の前に秋の花畑が大きく広がって見えます。

もう11月も半ばになり、この花野も今頃は枯野になっているのでしょうか?

野沢温泉はスキー場なので、ゴンドラで揺られ降り立ったところはもうじき雪の原になって、それも美しい景色なのでしょう。

スキーはできないけれど、冬にも訪れてみたいところです!

「枯野/雪の原」:冬の季語

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