【手水鉢花を浮かべて冬うらら】
季語:冬うらら(冬)【冬麗(とうれい)】の子季語
※俳句歳時記
おだやかに晴れ渡り、春の「麗か(うららか)」を思わせるようなさまである。
寒さが続く中にこのような日が訪れると、冬の日差しのまばゆさが恵みのように感じられる。
◇「麗か」は(春)の季語
写真は去年妹が写したもので【行田八幡神社の花手水】です。
その時のブログ🔗
※埼玉日和より
近年、花手水(はなちょうず)が普及するきっかけを作ったのは、京都府にある古刹「楊谷寺(ようこくじ)」です。
2017年、境内のアジサイを浮かべた同寺の花手水がメディアやSNSで評判となり、全国的な人気となりました。
2019年からは新型コロナウイルスで手と口を浄める手水(ちょうず)が難しくなった背景もあり、多くの寺社が趣向を凝らした花手水を取り入れています。
秩父鉄道「行田市駅」周辺では寺社だけでなく商店や一般民家の軒先などにも「花手水」がしつらえられ、道行く人の目を和ませています。
今年も遣っているようです。※行田市観光NAVI
【手水鉢花を浮かべて春を待つ】
季語:【春待つ】(冬)傍題:待春(たいしゅん)
※俳句歳時記
近づく春を心待ちにすること。
◇暗く鬱陶しい冬を耐えてきた雪国の人々の、春を待つ思いは切実である。
私の住む南関東は、雪の降る地方に比べると凌ぎやすい冬かもしれません。
それでも、お花の少ない季節の春を待つ間、花手水のような趣向はとてもいいなと思います!