私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

体重移動と重心移動の違い

2018-06-04 14:03:03 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは、宇宙飛行士の金井宣茂です。「重力を感じています。」(・ω・)ノ

さて、最近の中学生の部、いろいろ身体操作について、教えるようになってきました。
5月は私の仕事の都合や、Mカゲの休みなどあり、久しぶりの稽古になりました。
5/24(木)には動歩行と静歩行の違いと、重心の置き方です。ここで主題となるのは重心についてです。
重心について難しいのは、体重移動と重心移動の違いを理解する事ではないでしょうか。
武道では重心が先に動いてから、体が動きます。この時、体重移動で重心を動かしてしまったら、相手に動きが丸分かりです。
ですから、立った時はすでに、相手に重心が入っていなければならないのです。これが所謂、仮想の重心でしょう。
更にこの時、体重移動のような体の動きがあってはいけません。
重心だけが移動するのです。あとは、この重心に向かって身体が重力落下すればいいだけです。
相手からは身体の動きは見えません。動かない身体がヌッと近づいてくるような感覚を覚えるでしょう。
つまり、動かない時、構えた時にこそ、重心は動いています。そして、動く時、攻撃する時は重心は動いていない、動かす必要がないのです。
これが「動かない時に動け!、動く時に動くな!」の正体です、多分(断定するのって怖いですねぇ〜)。

しかし、中学生にいきなりこんなことを理解しろ、と言うのも酷な話です。
この私ですら6年もかかったのですよ!(ここは笑うところですよ)
それはともかく、普通は重心移動と身体の動きは一致しています。
まず入り口は、体重移動での重心移動からです。
「ああっ、分かった!」
と動歩行と静歩行については、何となくですが、理解したようです。



中学生の部、続きます。(=゚ω゚)ノ