私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

人は5秒で変われる

2018-06-13 00:54:02 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは(・ω・)ノ

本日、稽古でしたが、ちょっと一般部で面白いことがあったので報告。
本日の一般部はIケダさんのみだったので、脚のトルクの稽古。
昨日Tさんに教えてもらった説明をしました。
しかし、なかなか感覚が掴めないようなので、いろいろ説明の仕方を変えながら何か掴めそうなものを探しました。
そこで、まずは落ちる感覚が必要ですから、階段を使って落ちながら脚を上げる稽古。そして、大腰筋・腸骨筋でトルクをかける感覚を掴むため大腰筋・腸骨筋を締めての蹴上げとやってもらいました。
とにかく落ちるから脚が上がるという事を意識してやってもらいました。
するとどうでしょう、いきなりIケダさんの蹴りが早くそして速くなったのです!
いや、これ、文章だけだと、大袈裟に言ってるみたいで信じられないとは思うのですが、本当に蹴りが変わったんですってば!!
その特徴として、速さはもちろんですが、右の前蹴りの時、トルクで蹴り足が引き込まれるのか、軸足の左足を蹴ってしまうんです。(これは新垣師範の教えを受けた人でなければ分からないかもしれませんが、最短距離で蹴ろうとすると、正中を通らなければならないのです)
しかも蹴って引いて戻した足はスッと地面に音も無く戻っていくではありませんか!!(以前のIケダさんは蹴りを速く蹴ると戻した足はドンッと大きな音を立てていたのです)
この2つの現象については、Iケダさん、全く意識して行っていません。頭は、落ちながら腸腰筋を締めることだけで精一杯だったと思います。
あまりの蹴りの速さに、私だけでなく、当の本人も驚いていました。
「別に筋肉が付いたとかそんなんじゃないのに、急に速くなるってことが本当にあるんですね!」
蹴りが変わるのに、トルクの原理を理解する前と後の間、僅か数秒です。

稽古の後、急に蹴りが速くなったせいで、Iケダさんの脚の裏は悲鳴を上げていたようです。
「今までどんなに速く蹴ってもこんなことなかったのに、今日はここ(ハムストリング)が痛いです。」
急激な変化に脚が耐えられなくなったのでしょう。筋を切ったとかそこまで酷くはなさそうなので、次回の稽古まで腸腰筋を締める稽古に留めとくように言っておきました。
しかし、嬉しくなってバンバン蹴って怪我しなけりゃいいが。


いや!それ以上にこのままでは、私はIケダさんに追い抜かれてしまう!
もう、今後Iケダさんに嘘しか教えま(´-ω-`)

でも、本当にそれくらい変わったんです。
師範がおっしゃっていました。
「人が変わるのに5秒もいらないよ!」
いや、びっくりした。

おわり(=゚ω゚)ノ