
昨日タカ長たちが偶然遭遇したのは第8回ひろしま恐羅漢トレイルに出場したランナーたちでした。
この地図の左端、チョッと見難いですが、1と書いている所が広島県の最高峰、恐羅漢山です。左下の2の所が十方山です。タカ長たちが遭遇したのは赤い線を引いた区間で、その左端にトレイルが不自然に曲がっているところが「隠れ滝」のある所です。
タカ長たちに出逢ったランナーたちは広島県の最高峰を駆け抜けてきたランナーなので、ヨレヨレになったランナーがいてもおかしくありませんね。

そのルートは狭い山道です。そのためランナーたちがやって来るとタカ長たちは山側によけてランの邪魔をしないように気をつけていました。
タカ長たちがある目的を持って、例えば十方山の山頂まで行くつもりだったら、次々にやって来るランナーたちが邪魔になってくるはずです。そうなると最初のトップテンあたりまでは声かけ出来ても、その後はだんだんと不機嫌になったかも分かりません。
しかし、昨日は那須の裏山を適当に歩くことにしていただけ、これと言う目的もない山歩でした。そのため嫌な気分にもならず大会を楽しむことが出来ました。

タカ長たち3名が一緒に歩くこともあれば、出雲の守が先行してランナーたちの様子を報告してくれることもありました。
そのランナーひとり一人に声かけしていました。

トップテンあたりを走るランナーは涼しい顔をして走るのであまり意識しなかったのですが、、、、、、
その後になって、疲れた顔をしているランナーを見ていると、亡くなった長女のことが頭に浮かび、たったのひと言ですが、我が子に声かけするように、本気で声かけしていました。

長女は体育系の子ではないので、このような大会にエントリーしたことはありません。しかし、自分のやることには本気で取り組み、高く羽ばたいた人生を送ってくれました。亡くなる前に、「思い残すことはない」と言っていましたが、それは負け惜しみではないと思っています。
ヨレヨレになったランナーもいました。声も出せないようなランナーもいました。しかし、タカ長の目には彼らひとり一人が輝いて見え、本気で応援していました。
今日と言う一日は彼らにとってはかけがえのない一日なのだ、その一日をこのような形で表現できるのは若さの特権なのだ。

他人事ではなくて、ヨレヨレになった老登山者としてはランナーたちの若さがまぶしくて、本気で応援していたのです。

隠れ滝のまわりは、高齢登山者には地形的に厳しいところがあるので、これから行くことがあるかどうか自分にも分かりません。
でも、その滝に行く山歩きで、若いランナーたちに出逢えてハッピーでした。このようなことはタカ長の山人生では初めてのことです。

昨日の記録です。
そのようなことなので、ペース表示など何の意味もありません。歩数的には天空カフェよりも近い感じで、トレラン見物の山歩には丁度良かったのかも分かりませんね。