タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

輝けランナーたち

2023-07-31 08:38:44 | 山歩きから
    

昨日タカ長たちが偶然遭遇したのは第8回ひろしま恐羅漢トレイルに出場したランナーたちでした。

この地図の左端、チョッと見難いですが、1と書いている所が広島県の最高峰、恐羅漢山です。左下の2の所が十方山です。タカ長たちが遭遇したのは赤い線を引いた区間で、その左端にトレイルが不自然に曲がっているところが「隠れ滝」のある所です。

タカ長たちに出逢ったランナーたちは広島県の最高峰を駆け抜けてきたランナーなので、ヨレヨレになったランナーがいてもおかしくありませんね。

    

そのルートは狭い山道です。そのためランナーたちがやって来るとタカ長たちは山側によけてランの邪魔をしないように気をつけていました。

タカ長たちがある目的を持って、例えば十方山の山頂まで行くつもりだったら、次々にやって来るランナーたちが邪魔になってくるはずです。そうなると最初のトップテンあたりまでは声かけ出来ても、その後はだんだんと不機嫌になったかも分かりません。

しかし、昨日は那須の裏山を適当に歩くことにしていただけ、これと言う目的もない山歩でした。そのため嫌な気分にもならず大会を楽しむことが出来ました。

   

タカ長たち3名が一緒に歩くこともあれば、出雲の守が先行してランナーたちの様子を報告してくれることもありました。

そのランナーひとり一人に声かけしていました。

    

トップテンあたりを走るランナーは涼しい顔をして走るのであまり意識しなかったのですが、、、、、、

その後になって、疲れた顔をしているランナーを見ていると、亡くなった長女のことが頭に浮かび、たったのひと言ですが、我が子に声かけするように、本気で声かけしていました。

    

長女は体育系の子ではないので、このような大会にエントリーしたことはありません。しかし、自分のやることには本気で取り組み、高く羽ばたいた人生を送ってくれました。亡くなる前に、「思い残すことはない」と言っていましたが、それは負け惜しみではないと思っています。

ヨレヨレになったランナーもいました。声も出せないようなランナーもいました。しかし、タカ長の目には彼らひとり一人が輝いて見え、本気で応援していました。

今日と言う一日は彼らにとってはかけがえのない一日なのだ、その一日をこのような形で表現できるのは若さの特権なのだ。

    

他人事ではなくて、ヨレヨレになった老登山者としてはランナーたちの若さがまぶしくて、本気で応援していたのです。

    

隠れ滝のまわりは、高齢登山者には地形的に厳しいところがあるので、これから行くことがあるかどうか自分にも分かりません。

でも、その滝に行く山歩きで、若いランナーたちに出逢えてハッピーでした。このようなことはタカ長の山人生では初めてのことです。

    

昨日の記録です。

そのようなことなので、ペース表示など何の意味もありません。歩数的には天空カフェよりも近い感じで、トレラン見物の山歩には丁度良かったのかも分かりませんね。

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トレラン見物???

2023-07-30 16:10:17 | 山歩きから
    

美耶様が退屈している、と言うようなことを出雲の守様が言ってきて、それなら三人で山歩きをしよう、と言うことになりました。

暑い時期なので森の中を歩こうと決めて、那須の裏山を歩くことにしました。那須は広島県で一番高い峠、内黒峠の下にある小さな集落です。

   

集落の端にある小さな駐車場に車を置いて歩き始めると前方からトレランのランナーが走って来ました。ゼッケン番号を付けています。と言うことはトレランの大会?

ランナーに聞くと今日はトレランの大会だそうです。彼はトップのランナーで、しばらく行くと次のランナーが走ってきました。「君は2番だよ」と言ったら、「アッそうですか」と言う返事。自分の位置をつかんでいないようでした。

    

しばらく行くと次のランナーが走ってきました。「君は3番だよ」と言うような声かけをしながら歩くことになり、タカ長たちのピッチは上がりません。

でも、タカ長たちも、今日はどこまで行かねばならないと言う山歩きではないので、通過するランナーに声をかけ続けることになっていました。

    

全体の10番目に女性のトップランナーが走って来ました。それからしばらくすると、その他大勢と言うのでしょうが、時には10名くらいのグループが走って来ました。

このランナーたちは7時にスタートした45キロメートルを走るグループでした。

    

特に行き先を決めていない山旅ですが、駐車場の所に「隠れ滝」と書かれている所に下りて見ることにしました。その下りは足場の悪い下りですが、ランナーたちの通過が終わったようで、タカ長たちのペースでゆっくりと下りることが出来ました。

    

正直言ってこの滝を見るのは初めてのことです。

下りたったところにトレラン大会のスタッフの人がおられて、少しだけ話を聞くことが出来ました。そうこうしているうちに9時スタートのランナーたちが走って来ました。

タカ長はこの滝を見てから那須の大杉、藤十郎を経て出発点に帰るつもりになっていましたが、スタッフの人はそのコースはお勧めではないと話されたので、同じ道をひき返すことにしました。

YAMAPの地図にはタカ長が思ったルートは細い赤線、つまり確実なルートになっていないので、迷うことなくひき返す決断が出来ました。

    

今日の山歩きでキレンゲショウマに出逢えました。そのむかし、那須で撮ったと言うキレンゲショウマの写真を見た記憶がありますが、タカ長が今日見たキレンゲショウマの場所に咲いていたものかどうかは分かりません。

時期的には少し早いので花は咲いていませんでしたが、その時期に来れば楽しめそうです。

    

    

タカ長が知っているキレンゲショウマはどこも足場の悪い所に咲いているのですが、今日見たキレンゲショウマなら女房殿でも見ることが出来そうです。

距離的にも遠くないので、8月の適当な時期にもう一度見に来たいと思いました。


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3軍登山

2023-07-28 13:01:33 | 山歩きから
    

「危険な暑さ」が続いています。そのような中、「特別な事情」があって仲間たちと裏山を歩きました。

立山組も無事に帰って来ましたが、今日の参加者は11名。やはり暑さの影響もあるのでしょうか。

    

「立山組が疲れているから自然歩道コースを歩こう」と言う声もありましたが、このところ中国自然歩道コースが続いているので、今日はカフェ50に行くことになりました。

1軍の連中はスイスイ(?)と歩き、あっという間に水をあけられた感じです。タカ長たち3軍は最後尾をノロノロとついて行きます。

    

本当の3軍です。ここには女房殿のような者もいれば、血中酸素濃度のことを本気で話題にする人もいます。彼らに比べるとタカ長はほんの少しだけ速く登ることが出来ますが、暑いので彼らと共に登りました。

    

ゆっくりと歩くことには問題ありませんが、暑いとか何とかいって家を出なくなることは問題。

そのようなことにならないよう、励まし合いながら椿尾根ルートを登りました。そして、、、、、、

    

50番鉄塔に向けての最後の登り、本当に息絶え絶えの感じですね。でも、その登りに耐えて、、、、

    

50番鉄塔に着きました。

小さな山ですから、ノロノロ歩きでも心が折れなければ登ることが出来ます。

    

50番鉄塔の先の日陰でコーヒータイム。

山には風があり、暑さを感じることはありません。拙宅と50番鉄塔の標高差は500メートルくらいですが、バカにならない500メートルです。

    

コーヒータイムが終わっての下り、3軍も下りは速くて最後の出発したタカ長は彼らに追いつくことが出来ませんでした。

下りた下界は焦熱地獄状態、でも、そのことをグズグズ言っても涼しくなるわけではありません。

あと1ヶ月もすればしのぎやすくなることを期待して、この暑さに耐えることにします。

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旅の思い出~2

2023-07-27 08:53:48 | 日々雑感
タカ長は「アジア猛禽類ネットワーク(ARRCN)」の初期からの会員です。インターナショナルなグループですが、タカ長の実績はほとんどゼロ、要するに「会費納入要員」です。

そのようなタカ長ですが、初期からの会員のためかどうか、会長さん(滋賀県在住)や事務局長(奈良県在住)など多くの人に良くして頂き、色々貴重な体験をさせて頂きました。

そのグループに所属したことで人脈も大きく広がり、お蔭さまで普通のツアー旅行では体験できないことを体験してきました。

昨日の記事で紹介したクラス会での話。そこで何を話そうかとあれこれ考えているところです。時間が限られているので多くのことは話せません。そのため今は話したいことを色々取り出して、その中から予選、準決勝、決勝に進む感じで頭の整理をするつもりです。

    

昨日紹介したインドネシアの旅はハードな旅でした。ジャワ島を東から西へ小さなバスで移動する旅で、午前様にホテルについて、翌朝は普通に出発することもありました。

そのようにして着いた元密漁者の村では住民全体から歓迎を受けました。現地の若い仲間たちが環境教育に取り組んで、平和な村になってから初めての「会長様御一行」到着でした。

    

会長様(左)と手打ち式?何気ない風景ですが、感動的な風景なのです。

会長が握手しているのが密漁をしていた若者で、その右がこの村の住民のアンディさん。今ではこの村の環境教育の中心的な存在です。

    

    

タカ長たちが訪問した後にアンディさんから送られてきた画像です。

子どもを含めた多くの人たちが協力して、海藻の種まき(?)をしているのでしょうか。魚の寝床になる海藻を植えて海の環境を変える、息の長い活動の様子が見えるようです。

    

韓国には何度も行きました。これは関西の鳥友たちとツアーを組んで行った韓国DMZの旅。

一見すると普通の探鳥風景ですが、ここは限りなく北朝鮮に近いところです。ご存知のように朝鮮戦争は正式には終わっていなくて、「休戦」しているだけの状況です。

矢印の下に白いものが見えますが、あれから向こう側に飛ぶものは無条件で撃ち落としても良いことになっていると聞きました。そのように怖い所のそばで鳥を見ているのです。

    

ソウルを観光する人は必ず行くような観光名所、オドゥ山展望台から北朝鮮の方向を撮った写真です。このような写真を撮るのも憚られるような雰囲気があります。

タカ長が行ったのは遠くに見える建物のその向こうです。そこまでは韓国人でも自由に行けない所ですが、鳥関係のシンポジウムに参加した時に行きました。

本当のことを言うと、シンポジウムなど2の次で、そのシンポジウムに付属している旅が普通には行けない所だったので、そのシンポジウムに参加したのです。

その向こうの河がイムジン河です。あそこでイムジン河に歌われているのと同じ風景を見ました。

目の前をゆっくりと飛ぶ鳥、干潟で休んでいる鳥たち。タカ長の足でも歩いて行ける所に北朝鮮がありますが、朝鮮戦争で分断された韓国の人は今でも自由にあの距離を自由に行き来できません。

イムジン河のもう少し上流にはまだまだ狭い所がありますが、そこも自由に行き来できません。そのような現実を実感してきました。

このようなことを話そうかなぁ???




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旅の思い出

2023-07-26 14:01:43 | 日々雑感
2ヶ月に1回のペースで行っているタカ長たちのミニクラス、9月は仕事の関係で世界60ヶ国以上を歩いた同級生の話を聞くことにしました。

今朝その友だちに会って打ち合わせをしていたら、、、、、

「そもそも人生そのものが『旅』なのだから、皆が旅の思い出を持っている。その旅の思い出を話してもらおうよ」と言うような提案をされました。考えてみれば面白い提案です。

彼とファミレスで昼食をとりながら、そのアイデアをふくらませました。そうなるとタカ長も何か話さないといけません。

    

2007年にマレーシアに行ったとき彼(右)にクアラルンプールを案内してもらいました。そのとき彼がマレーシアに赴任していることをどうして知ったのかタカ長には記憶がありませんし、彼自身もどのような流れで案内することになったのか記憶に無いようでした。

    

    

その日はこのようなところで夕食。この話は同級生に紹介するつもりです。

    

他にも通常の旅では経験出来ないことを紹介するつもりです。

これはインドネシアの漁村の入り口です。今では平和な風景ですが、かつては密漁者の村で、この村に入りこんだら生きて帰れるかどうか分からない、と言われた怖い村だったのです。

インドネシアの若い仲間たちが住民の環境教育を行い、今では安全なエコツアーもしているようでした。その時のガイドはかつての密漁者。どこに行くと何がいるか知っている密漁者は格好のガイドになるのです。

    

むかしは怖かったお兄さんたちと昼食。

このような経験は普通のツアー旅行では出来ませんが、同級生の中にはタカ長が知っているだけでも面白い経験をしている友だちが何名かいます。例えば、、、、、

アメリカ国籍を持っている友だちは軍務に着いたときドイツに行きました。そのとき同じ部隊にいたのがかの有名なエルピスプレスリー。

ドイツと言えばベルリンの壁が壊れるとき現地に行っていた友だちもいます。

    

そのような思い出を持たない人は同級生との旅の思い出を語ってもらえば良さそうです。

これは瀬戸大橋を見て、下津井を観光したときの写真です。その日は、、、、、

    

行きのバスの中からいい雰囲気になっていました。

同級生とのバス旅行はこれだけではなくて、紅葉の京都や今年話題の土佐の高知にも行きました。マイカー分乗の旅もあります。

そのような画像を映し出せば、皆が発言出来ますね。その日のテーマは「旅」。そのテーマに全員参加できます。

次回のクラス会は面白いものになりそうですね。


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