タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

育てたように子は育つ~5

2022-11-30 19:22:46 | 長女のこと
メディア関係で報道されることには腹が立つことが多すぎます。特に子どもに関係した報道には本気で怒ることが多々あります。

今日は小さな子どもを恐喝するようなことをしていて、それも「しつけのつもり」と釈明したと言う報道がありました。お前バカかぁ、何しているのだ、と怒り狂いたくなります。

しつけとは人としての尊厳を無視して行われるものではありません。そんなことも分からないで人さまの、大切な子どもを預かっていりのかぁ、、、、、、。

    

    

タカ長もわが子厳しくしつけたつもりです。当たり前のことですが、本気で取り組んでいました。少しオーバーに言えば、命がけの真剣勝負です。

でも、子どもの尊厳を傷つけることはしていないつもりです。

    

この歳になるころには、この子にしつけたいことはほとんど終わったように感じていました。

子どものしつけは小さい時、反抗期が始まるまでに済ませるつもりで取り組んでいました。そして、この歳になるころには、この子に言いたいことの一生分を言った、と言う実感を持ったことを今も忘れていません。

そのように厳しく育てた子の写真をあらためて見て、その目が曇っていないことに救われる思いがしています。

親や周りの人から、躾けと言う名の下で、恐喝まがいの育て方をされると、親と一緒にこのような写真を撮ることが出来ないはずです。そのような育ち方をした子の目は、このように無邪気ではないはずです。

長女を亡くしたいま、そのようなことを考え、長女の目が曇っていないことに救われる思いがするのです。

     

社会人になったころは「笑顔美人」になってくれました。タカ長のささやかな誇りです。

    
               上高地の白樺荘さんの画像を借用しました。

長女の名前は志穂。志穂の穂は穂高岳の穂です。

上高地から穂高岳の山頂を目指す。高みを目指して生きてほしい、という思いで名づけました。

長女はその名前どおりに、高く羽ばたいて生きてくれました。名前どおりの人生を歩んでくれました。

育てたように子は育つ。その第一のことは、命名した通りに生きてくれたことかも分かりません。

育てたように子は育つ。本当に、怖いくらい当たっています。

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連れあいは宝物

2022-11-29 07:54:06 | 山歩きから
昨日、廿日市市の大峰山に近い工場で仕事をしている友だちに会いに行きました。

広島市内からこの地に工場を移転して10年。そう、彼らは今でも「現役」。

外から見るとつぶれかかかった小さな町工場にしか見えませんが、やっていることは時代の最先端のEV関係。

    

「これがポーランドに行くのよ」とみほさんが見せてくれたのは人が入れるような、大きな配電盤のようなもの。その中の配線みたいな仕事をしています。その仕事がものすごくあって、高齢になったみほさんや旦那の清君たちは仕事から離れられないのです。

仕事はあるが働く人がいない。ここでも深刻な人手不足です。

    

この仕事は手仕事。「ロボット君がやってくれないから、、、、、、」とみほさんがボヤいていました。ポーランド仕様なのか、ケーブルも日本のものより硬くて苦労しているようでした。

清君は昨日紹介したのんちゃんやま~ちゃんたちの頃の山友だちですが、電機関係の仕事を始めてからは仕事に追われて、登山など出来なかったようです。誠実な人柄が信用され、仕事が途切れることはなく、働きづめの人生でした。その働きぶりは近所でも評判で、町内会広報に大きく紹介されたこともあります。

    

この二人が結婚する頃の事情もタカ長は知っています。すんなりと一緒になれたわけではありませんでしたが、それだけに結婚してからの生活を大切にしていることが端からも見えます。

人生の青葉の頃から、、、、

    

紅葉期を過ぎて、、、、、、、

    

裸木の時期まで、変わらず寄り添って生きています。

「清君の一番のヒットはみほさんをゲットしたことだよね」と、昨日もタカカノに言われていました。二人もその指摘に異論ナシ。この二人を見ていると、長年苦楽を共にしてきた連れあいは宝物だと思わせます。

もちろんタカカノはタカ長の宝物。皆さんの連れあいも宝物ですよね。

その工場の裏山が峠空山です。その峠空山に美耶さまが登りたいと言うので事前勉強していたら、清君の工場に車を置かせてもらい周回すれば良いことが分かりました。

軌跡図の左上、二つ目のカメラマークのところがその工場。近々、ここをスタートゴール地点として、この軌跡通りに歩くつもりです。

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喪中はがき

2022-11-28 08:04:36 | 日々雑感
    

今年も喪中はがきが届いています。先日は、、、、、、、

妻○○が76歳で永眠いたしました、と言う喪中はがきが届きました。

○○さんは青春のころの職場仲間。皆から「ま~ちゃん」と呼ばれていました。タカ長より少し若い人です。

そのま~ちゃんはどのような縁があったのか知りませんが、広島県の東北部の山村に嫁いで行き、それからは会うことはほとんど無くなりました。しかし、同じ仕事をしていた「のんちゃん」とは大の仲良しで、そののんちゃんを通じてま~ちゃんのことは知ることが出来ていました。

職場の仲間であり、山仲間でもあったま~ちゃんの死を知り、タカ長たちの青春が更に遠くなったように感じました。

    

ま~ちゃんとの間には邪推して頂くようなことは何もありませんでしたが、タカ長の直属上司のファミリーの一員のような存在で、山やスキー仲間でもあったので、訃報を聞くと心が痛みます。

それとともに、、、、、、、妻○○が76歳で永眠したと書かれたご主人の気持ち。ご主人とお会いしたことはありませんが、妻に先立たれたご主人の心は、、、、、、、

それを思うと言葉を失います。のんちゃんが元気なら何か分かるかも知れませんが、そののんちゃんは鬼籍に入っています。すべてが遠くに流れて行く感じです。

    

タカ長らと三羽烏と言われていた親友も昨年亡くなりました。同じ職場のKさんやOさんの消息はまったく分からなくなりました。

訃報来て青春更に遠くなり  鷹蝶

本当に何もかもが遠くなった感じです。


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雉子の目山登山~2

2022-11-27 09:26:43 | 山歩きから
    

降り積もった落ち葉に邪魔されながら登ってきました。

何はさておいても昼食です。晴れて、風らしい風もない山頂での昼食です。

    

夏に来たら葉が茂って、展望などまったく期待できないような山頂ですが、落葉期の山頂は裸木ばかりで、この時間になっても遠くに雲海が見えました。

    

その雲海を見ながらの昼食です。この風景を3名が独占、贅沢なランチタイムです。

タカ長はカップラーメンを持ってきました。モンベルのアルパインサーモボトルの実質的な筆おろしです。まだ本格的な冬ではないからか、カップラーメンは問題なく出来ました。先ずは合格です。

    

昼食が終わって記念撮影。このように明るい山頂です。

記念撮影を終わって、、、、、、、

    

三角点に挨拶して下山開始です。それは良いのですが、、、、、、、

    

山頂は広くて、どこから登って来たのか分からないような、、、、、、、。

出雲の守が下り始めた踏み跡は何となく違うような気がしてストップ。

    

あらためてまわりを注視して、正しい方向に向かいました。

冗談ではなく、うっかりしていると思いもよらない方向に下山することになります。登山者が多い有名な山では起きない問題でしょうが、タカ長たちが行くマイナーな山では注意が必要です。

登った時に下山が難しそうだと感じたら、下山方向にストックを倒しておくとか、何らかの注意が必要です。遭難事故の事例をみても、山頂からあらぬ方向に下山を始めて、何となくおかしいと感じながら深入りし、ついには深刻な状況におちいる例が報告されています。要注意ですね。

    

少し歩くとトラロープが現れました。これで200%間違いなし、そこからは自分の足元に注意をむけ慎重に下りて行きました。

急とは言え、降り積もった落ち葉が無ければ何とかなります。しかし、足元には厚い落ち葉。下山を始める時は、場合によっては腰を下ろして、文字通りの「滑り台方式」で下りることも想定していました。

しかし、トラロープの助けを借り、足で落ち葉の下を探るようにすれば、立ったまま安全に下りることが出来ました。落ち葉の下には何があるか分からないので、注意の上にも注意が必要です。

    

    

    

尾根から離れて谷すじの径に入りました。明るい谷でルンルン気分で下りられそうですが、ここにも落ち葉が積もっているので気は抜けません。

足場の良いところで立ち止まり、明るい裸木の森を見上げてひと息。晴れた日の裸木の森はいいですね。タカ長の好きな風景です。

これからも、このような風景に少しでも多く出逢いたいと考えながら、足元だけは慎重に、慎重に下りて行きました。

    

無事に登山口に下りてきました。

この写真を撮っているとき、美耶さまが左上の木に巻きつけられた登山口の表示を見つけました。どのようにして付けたのか分からない高さです。

    

    

後は問題ナシ。無事に車に帰ってきました。

タカ長は登山者からドライバーにお色直し。着替えも済ませて出発。

そこから先は離合に心配することもない広い道でした。事前勉強のイメージに従って、鉄穴原の集落を過ぎて、、、、、、、

    

    

八坂神社に向かいました。登山の帰りには八坂神社の大ヒノキだけは見たかったのです。

    

    

その大ヒノキですが、急な階段のそばにあるので、写真的にはどのように撮るのか、タカ長にはよく分かりません。

出雲の守は初めての出逢い、美耶さまはずいぶん前に来たことがあると言うことでした。

    

    

神社の前から見る雉子の目山です。

見る角度によるともう少し鋭い三角形に見えることがあります。小さな山歩きでしたが、タカ長には満足出来る山でした。

    

昨日の記録です。こうしてみるとビックリするくらい小さな数字です。

それでもある種の苦労をしたのは言うまでもなく落ち葉が積もっていたからです。葉が茂っている時期に行ったらあの落ち葉がどうなのか、タカ長には想像できませんが、落ち葉に邪魔されることがゼロになることは無いはずです。

と言うことは、、、、、、、同じ邪魔されるのなら、少しでも展望が楽しめる落葉期に行った方が良さそうです。



   




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雉子の目山登山~1

2022-11-26 08:25:26 | 山歩きから
雉子の目山は初めて行く山です。ガイドブックでの案内を読んでも、最初はその場所を具体的にイメージ出来ない状態でした。しかし、行くとなれば本気で事前勉強します。

そのようにして登山口までの道をイメージ出来るようになって出発しましたが、途中でヤフーナビをセットして、その指示で行ってみることにしました。

ナビが指示するルートはタカ長のイメージとは違います。狭い道を走らされました。ナビからの声もしなくなりました。途中に分岐点もありましたが、タカ長のイメージと合わせて、雉子の目山のほうに走りました。

     

その結果、迷くことなく事前勉強したポイントに到着。スゴイ。

ナビが案内したのは反時計回りのルート。タカ長のイメージでは時計回りにこのポイントに来て、下山後はUターンする予定でした。

     

10:00 出発。山頂まで100分、と書かれています。

    

このような林道を歩いて行きます。まわりは二次林の森。

    

道は荒れてはいません。ただし、はるばるドライブしてきて、このような森を歩くのはあまり好きではありません。

    

    

名前は知らないのですが、電線などをカバーするプラスチックのパイプ状のものの間を登ることになります。ここが登山口。車から10分です。

しかし、登山口の表示は見えません。と言うと正確ではありません。下山の時に気づきましたが、右上の高いところに案内がありました。どのようにしてあんなところに取り付けたのか、タカ長の頭では理解できない所にありました。身長2メートル以上の大男が思いきり手を伸ばして作業をすれば、あんなところに案内プレートを付けることが出来るかも分かりません。

そのように、あまり役に立たないような登山口表示がありました。

    

    

ルートは浅い谷地形の底を直登するような感じで伸びています。

登山口から20分くらい登ると左方向からしっかりした登山道みたいなものが現れました。その道は右の尾根に伸びています。タカ長たちが歩きたいルートとは違いますが、尾根まですぐそこなので登ってみました。

    

尾根に登ると遠くの山が見えましたが、スカッとした展望はありません。

    

その道らしきものは山頂とは関係のない方向に伸びているようでした。タカ長には意味不明の道でした。

    

正規のルートを登っている出雲の守と錦の美耶様を追いかけます。このような、どこでも歩ける所なので、この斜面をトラバースする感じで合流しました。

そして数分、尾根に登りました。

    

    

向こう側の風景が樹間から見えてきました。おそらく瑞穂スキー場方面だと思われますが、初めての山からの風景は良く分かりませんでした。

ここからは尾根歩きです。その尾根には落ち葉が積もっていました。歩く人はほとんどいないのでしょう。

    

    

    

樹間から雲海も見えました。しかし、足元は落ち葉の積もった急登。トラロープを頼りに登るところもあります。

山頂の近くは本当に急登。落ち葉の下には何があるか分からないので、気の抜けない登りになりました。写真どころではありません。足場が安定したところでチョイ撮りしたのがこのような写真です。

    

傾斜がゆるくなった落ち葉道を少し登ると山頂でした。11時25分。林道入口には100分とありましたが、タカ長たちは85分で登ったようです。

    

    

山頂からも遠くに雲海が見えましたが、時間とともにそのかたちが崩れている感じです。

    

夏に来たら展望などまったく期待できない山頂ですが、落葉期には遠くの雲海も見えました。風らしい風もない静かな山頂。

近くの木にクマだながありました。クマさんは木の上から、大展望を楽しみながら食事をするのでしょうか?

タカ長たちも昼飯です。

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