伊勢参宮本街道行程図(玉造稲荷神社発行)があります。
それによると、大阪(なにわ)からお伊勢参りをするのに、
玉造稲荷神社出発で暗越奈良街道、奈良上街道、初瀬街道(伊勢表街道)から
伊勢本街道に入り、参宮街道に合流して神宮に到着です。
堺からは竹内街道、横大路を通って初瀬街道(伊勢表街道)に入ります。
伊勢本街道というのは榛原から神宮への最短距離を歩くもので、
高低差もあり難所とされてきました。
そのため主流は初瀬街道(伊勢表街道)になりましたが、
この伊勢本街道は倭姫命が通ったとされ、
“神の御心にかなう道”として、
江戸時代には盛んに利用されて来ました。
伊勢本街道は榛原のあぶらやの前から
初瀬街道(伊勢表街道)と分かれ、
ほぼ国道369号に沿って松阪市飯南の国道166号まで、
国道166号からは櫛田川に沿って多気、玉城を通って神宮まで。
和尚は竹内街道・横大路の大和高田市大中公園をスタートにします。
5月8日 10時に歩き始めました。
荷物の重量は約20Kg(山間部では25Kg)
テント一式、自炊道具一式、シュラフ(夏用)
着替え、買えズボン、雨具、食料、水など。
山間部では水を4ℓ追加。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/26/7129fd1c36f9a1d9930ddec87fc03c58.jpg)
大和高田あたりでは竹内街道・横大路は国道166号に沿っています。
片塩からは一本北の道になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c6/700fa20a05af94d82a80a8a064d64ed0.jpg)
『すぐ大坂さかい』とありますが、
すぐというのは近くではなくて、
“真っすぐ”のすぐです。
旅人たちは灯明を目印に往来したのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/0c/d5a393d5464da0512f2f2273a500d6e3.jpg)
JR和歌山線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b0/e37923bb0926c838bc3d00e9a28acece.jpg)
これだけでも旅を感じます。
和尚は曽我町から今井町に少しだけ南下しました。
今井町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
奈良県では大宇陀の松山地区、そして今年に指定された五條市の新町地区の3ヶ所だけです。
入口の大えのき。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/1d/71a24d031f8504ef9768988cb455fa25.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/f4/72732fff7e81693ef3017eeb5e68e1da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/36/6e8413cd760d256d1e59d91d55fac8df.jpg)
畝傍駅の前を東へと歩きます。
このあたりから足の様子がおかしくなります。
足が笑っている訳ではありません。
痛くなってきたのです。
どうも靴を間違えたようです。
桜井の児童公園で
足裏の水豆が破れないようにテープで保護しましたが、
気安めだけで、一向によくなりません。
そんな時、伊勢内宮まで100.5kの案内。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/40/85ba99fa758d8004beb26d4eb57a2d8d.jpg)
奈良上街道と合流するあたりです。
長谷寺までは街道と国道が交互になります。
国道に入ってすぐに一台のスーパーカブが停まりました。
一瞬、自身の幻かと思いましたが、
停まったのは写真撮影でよく一緒になる撮造さんでした。
小回りがきき、燃費のいいカブにしたとのことです。
和尚の仲間が増えました。
『スーパーカブで大和路を撮る会』でも作ろうかしら。
彼は鳥見山に行く途中で、
「和尚さんはこのあたりを歩いているのではないか」と
注意しながら走っていたそうです。
お茶一本ありがとうございました。
このようないいハプニングにもかかわらず、
足の痛みは増すばかりです。
長谷寺近くでは急坂を登る旧道がありますが、
気力がなくて国道をそのまま進みました。
途中、目ぼしい風景があると、
写真を撮るためでなく、休むために止まります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/9f/f593a4ad8398db6ab206f70fdc25d9bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/b4/693e802b12b9785489be803572920f79.jpg)
午後5時、やっとの思いで西峠に着きました。
予定はもう少し先まで行くつもりでしたが、
このあたりでテントを張ります。
ます考えたことは足の手当です。
薬局探しのために“サンク”に直行です。
“サンク”はスーパーオークワの入る大規模商店です。
薬剤師によると
手当としては炎症をおこしている患部を冷やすしかないようです。
足に貼る熱さまシートに今後をかけるしかないようです。
そうと決まればテント場探しです。
宇陀川と芳野川の合流点に“サンク”があるので、
移動しなくてすむ河川敷を覗き込みます。
市役所(宇陀)横のバス停から河川敷に階段があって、
テントのスペースが充分なくらいです。
ここで決まりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5c/d58952c3d7f442561d20dd7a1ae8e081.jpg)
枯れ草がいいクッションになります。
テントを設営していると、
4、5人の女子高校生が声をかけてきました。
「何してるんですか」
「テントを張っているところです」
「そこで寝るんですか」
「そうだよ」
「どこへ行くんですか」
「歩いてお伊勢まいり」
「わー!すごい」
「今日は香芝から歩いて来たよ」
なんやかんや言いながら
「がんばってね!」で一旦離れました。
10分くらいして再び
「これ、めっちゃ美味しいから食べて!」
洋菓子の差し入れです。
「ありがとう」と素直にいただきました。
高校の名前を聞いたら、
榛生昇陽高校の生徒さんでした。
榛生昇陽高校の生徒の皆さんありがとうございました。
こうして一日が終わりました。
明日はどうなることでしょう。
◯洋菓子はサンクにあるスィートガーデンのぽにょぽにょという洋菓子です。
それによると、大阪(なにわ)からお伊勢参りをするのに、
玉造稲荷神社出発で暗越奈良街道、奈良上街道、初瀬街道(伊勢表街道)から
伊勢本街道に入り、参宮街道に合流して神宮に到着です。
堺からは竹内街道、横大路を通って初瀬街道(伊勢表街道)に入ります。
伊勢本街道というのは榛原から神宮への最短距離を歩くもので、
高低差もあり難所とされてきました。
そのため主流は初瀬街道(伊勢表街道)になりましたが、
この伊勢本街道は倭姫命が通ったとされ、
“神の御心にかなう道”として、
江戸時代には盛んに利用されて来ました。
伊勢本街道は榛原のあぶらやの前から
初瀬街道(伊勢表街道)と分かれ、
ほぼ国道369号に沿って松阪市飯南の国道166号まで、
国道166号からは櫛田川に沿って多気、玉城を通って神宮まで。
和尚は竹内街道・横大路の大和高田市大中公園をスタートにします。
5月8日 10時に歩き始めました。
荷物の重量は約20Kg(山間部では25Kg)
テント一式、自炊道具一式、シュラフ(夏用)
着替え、買えズボン、雨具、食料、水など。
山間部では水を4ℓ追加。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/26/7129fd1c36f9a1d9930ddec87fc03c58.jpg)
大和高田あたりでは竹内街道・横大路は国道166号に沿っています。
片塩からは一本北の道になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c6/700fa20a05af94d82a80a8a064d64ed0.jpg)
『すぐ大坂さかい』とありますが、
すぐというのは近くではなくて、
“真っすぐ”のすぐです。
旅人たちは灯明を目印に往来したのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/0c/d5a393d5464da0512f2f2273a500d6e3.jpg)
JR和歌山線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b0/e37923bb0926c838bc3d00e9a28acece.jpg)
これだけでも旅を感じます。
和尚は曽我町から今井町に少しだけ南下しました。
今井町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
奈良県では大宇陀の松山地区、そして今年に指定された五條市の新町地区の3ヶ所だけです。
入口の大えのき。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/1d/71a24d031f8504ef9768988cb455fa25.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/f4/72732fff7e81693ef3017eeb5e68e1da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/36/6e8413cd760d256d1e59d91d55fac8df.jpg)
畝傍駅の前を東へと歩きます。
このあたりから足の様子がおかしくなります。
足が笑っている訳ではありません。
痛くなってきたのです。
どうも靴を間違えたようです。
桜井の児童公園で
足裏の水豆が破れないようにテープで保護しましたが、
気安めだけで、一向によくなりません。
そんな時、伊勢内宮まで100.5kの案内。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/40/85ba99fa758d8004beb26d4eb57a2d8d.jpg)
奈良上街道と合流するあたりです。
長谷寺までは街道と国道が交互になります。
国道に入ってすぐに一台のスーパーカブが停まりました。
一瞬、自身の幻かと思いましたが、
停まったのは写真撮影でよく一緒になる撮造さんでした。
小回りがきき、燃費のいいカブにしたとのことです。
和尚の仲間が増えました。
『スーパーカブで大和路を撮る会』でも作ろうかしら。
彼は鳥見山に行く途中で、
「和尚さんはこのあたりを歩いているのではないか」と
注意しながら走っていたそうです。
お茶一本ありがとうございました。
このようないいハプニングにもかかわらず、
足の痛みは増すばかりです。
長谷寺近くでは急坂を登る旧道がありますが、
気力がなくて国道をそのまま進みました。
途中、目ぼしい風景があると、
写真を撮るためでなく、休むために止まります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/9f/f593a4ad8398db6ab206f70fdc25d9bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/b4/693e802b12b9785489be803572920f79.jpg)
午後5時、やっとの思いで西峠に着きました。
予定はもう少し先まで行くつもりでしたが、
このあたりでテントを張ります。
ます考えたことは足の手当です。
薬局探しのために“サンク”に直行です。
“サンク”はスーパーオークワの入る大規模商店です。
薬剤師によると
手当としては炎症をおこしている患部を冷やすしかないようです。
足に貼る熱さまシートに今後をかけるしかないようです。
そうと決まればテント場探しです。
宇陀川と芳野川の合流点に“サンク”があるので、
移動しなくてすむ河川敷を覗き込みます。
市役所(宇陀)横のバス停から河川敷に階段があって、
テントのスペースが充分なくらいです。
ここで決まりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5c/d58952c3d7f442561d20dd7a1ae8e081.jpg)
枯れ草がいいクッションになります。
テントを設営していると、
4、5人の女子高校生が声をかけてきました。
「何してるんですか」
「テントを張っているところです」
「そこで寝るんですか」
「そうだよ」
「どこへ行くんですか」
「歩いてお伊勢まいり」
「わー!すごい」
「今日は香芝から歩いて来たよ」
なんやかんや言いながら
「がんばってね!」で一旦離れました。
10分くらいして再び
「これ、めっちゃ美味しいから食べて!」
洋菓子の差し入れです。
「ありがとう」と素直にいただきました。
高校の名前を聞いたら、
榛生昇陽高校の生徒さんでした。
榛生昇陽高校の生徒の皆さんありがとうございました。
こうして一日が終わりました。
明日はどうなることでしょう。
◯洋菓子はサンクにあるスィートガーデンのぽにょぽにょという洋菓子です。