和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

葛城市の紅梅

2012-03-20 17:25:30 | カメラ
雨の日、日曜日です。
西吉野の春はまだ早い、と書きました。
その日の前半です。

當麻で

昨年はこの梅は咲きませんでした。今年は中程が咲いていません。

梅室にて









3本の木です。昨年は回りが余計なものが散らばっていました。
目立つゴミを取り除いて撮っています。

御所森脇にて


橋本院にて


春は着実にやって来ています。

さて、大和路号パンク事件です。
帰り、走っていて異常に気が付いたのは
御所の室あたりでした。
前車輪がリズミカルにコトッ、コトッの振動です。
タイヤの空気が抜けた感じです。
パンクでした。
このあたりの自動車やさんがどこにあるか知っていたので、
そこへ持っていきました。
そこで修理出来れば問題はなかったのです。
出来なかったので、
空気を入れて、かかりつけのバイク屋までもてば良いと考えました。
空気圧も高い目に入れて、走り出して2、3分です。
スピードを上げようとした時、チューブが破裂です。
ハンドル操作が出来ません。
左に50cmほどの溝がありましたので、
そこだけは避けようと思い、道路側に倒れ込みです。
膝から滑り込んで、手を伸ばしたようです。
野球で盗塁する時に手から行く、あの感じです。
意識してそうしたのではなく、そうなったのです。
停止して、「生きとった」
バイクはエンジンがかかったまま、後輪が回っていた。
膝を擦りむいただけで、痛みもなく、
(帰ってから風呂に入った時も痛みがなかったくらいの擦り傷)
エンジンを止め、おもむろにバイクを立て、自販機のある場所(広が場あるので)に移動。
さてどうしたものか、思案橋ブルースです。

携帯電話があったら家に電話して、迎えにくるなり出来ましたが、
和尚には携帯電話がありません。
極貧の身分では携帯電話をもつ余裕がありません。
ここで時間が出来ました。
冷静に考える時間が持てました。
今、午後2時前です。
場所は一言主神社前の山麓線。
雨は小降りになってきました。
とにかく香芝の下田に向かって進もう。
今日中に帰ればと思い、気持ちに余裕ができました。
バイクを押しながら、色々な事を考えます。

写真、カメラの事
自分の葬式の事
すでに亡くなった友人の事
明日の通勤の事
ブログの事
先日亡くなったMさんは灰を穂高涸沢に撒いてくれとの遺言の事
ついこの間の明治始めまでは皆が歩いていた事
楽する事
便利になった事
急に
やはりゴアテックスの雨具はええなーなどなど。
これも携帯を持たなかったおかげかもね。

喉が渇いたなー

押して歩くのは格好のいいとは思いませんが
ある意味、開き直ったような楽しもうという気持ち
わかるかなー、わからないだろうなー♪
タイヤってありがたいなー。
エンジンをかけてギアを2ndにして押して歩くと非常に楽。
そういえばこのタイヤの交換時期に来ているのを思い出して、
どうせ(タイヤを)替えるのなら乗って低速で動かしても大丈夫だろう。
歩道では歩きながら、車道では低速で北上します。
汗はかきますね。
右手に結構力が入るので、明日は筋肉痛になるだろう予測まで出来る余裕。

低速で動かしていると、今度は重くなってきました。
タイヤからチューブが飛び出て、
タイヤ軸に絡んで車輪が動かなくなりました。
場所は當麻寺の塔が見える所。
かなり進みました。

絡んだチューブをナイフで切って
車輪が回るまでにして、押して歩きました。
チューブがなくなると、タイヤからリムがはみ出して
地面にあたる時イヤな音がします。
下田までの近道は知っていますので
予想より早く、4時30分頃にバイク屋さんに着きました。
2、3日おいて直してくれるように頼んできました。

事故現場からバイク屋まで12kmでした。

次の日、楽をしていた自分に言い聞かせるように
役場から家に歩いて帰りました。
残り10日間、出来るだけ歩いて通勤しよう。
2時間半かかります。往復5時間です。