和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

六甲高山植物園

2011-05-22 07:06:10 | カメラ
今日の日の出

一言さんから


今日の當麻寺


昨日は六甲高山植物園で写真セミナーがあり、
講師として行って来ました。
6回目ですかね。
いつもは終っているシャクナゲが
半分ほどは撮り頃でした。
この時期、全盛期のクリンソウがやっと咲いた感じです。
青いヒマラヤのケシは全く姿を見せていません。
全体として一週間ほど花の開花が遅れているようでした。

受講者30人募集で32人でした。
フィルムが5名いました。

撮影ポイントはシャクナゲに人気が集まりました。

撮影指導ということなので、
自身の作品は二の次で、
すべてコンデジで撮ったものです。

クリンソウサイト




ヒメシャガ


クリンソウ


ウスユキソウ(エーデルワイス)


オダマキ


コマクサ


ヒメサユリ


五葉ツツジ


ホソバシャクナゲ











當麻の朝日

2011-05-21 06:17:43 | カメラ
大池に間に合わなくて、當麻にしました。


拝みたくなるようなきれいな朝日でした。


コブハクチョウ?がいい位置に来ました。


返りみすれば月傾きぬ

今日は
六甲高山植物園の撮影セミナーの講師をやってきます。

葛城山ツツジ情報

2011-05-20 09:54:33 | カメラ
今日、2回目の更新です。

昨日の御所市の情報では5分咲きとありました。
今日は見頃とあります。
山麓線のロケハンの後、
7時前ですが行ってきました。
例年より10日ぐらい開花が遅れています。
色がくすんで見えます。
開花しないうちに落花するでしょう。
開きかけの蕾の先が枯れています。
遠目ではいい色ですが、
前景に良い花を見つけて撮るしかないようです。







ロープウェイ往復1220円
今は6時50分始発で順次運行されています。
朝一行って8時頃帰って来るのが時間を有効に使えます。
駐車料金1000円、二輪200円

電車と遊ぼ

2011-05-20 04:46:33 | カメラ
伊勢本街道5は遅れています。
前回の赤埴のところで3つの千の話しをしました。
2つまで紹介(写真で)しましたが、
千体仏がないではないかと
お叱りのコメントを期待しましたが
それはありませんでした。
以前撮ったのがどこに置いてあるか分からなかったので
そのままにしていました。
補足説明のつもりで掲載します。

千体仏

10cmくらいの仏さんが並んでいます。

足が痛くても歩き続けた和尚は
修業僧そのものでしたが、
今度は食料を求めて歩き続ける乞食和尚になってしまった。

桜井から宇陀にかけてロケハンに行くと
どうしても視界に近鉄の線路が入って来ます。
排除するのではなく、積極的に取り入れました。
で、今日は電車で遊ぼです。

写真はすべて5月18日です。


近鉄時刻表の表紙にでもなりそうですね。







毎日、何かを撮り歩いていると
ブログに載せないものも出て来ます。
一応準備はしています。
17日などがそうです。
朝、大池へと家を出ましたが、
日の出に間に合わなくて
法起寺になってしまいました。
大したことがなくても撮ります。






こんな時でも塔の右に淡い光が当たるのを待ちます。



伊勢本街道4

2011-05-18 05:45:37 | カメラ
テントを張っていると
地元のお百姓さんが車を止めて
話しかけてくれます。
なんでもない話しですが嬉しいものです。
アンパンとカップ麺で夕食を済まして、
寝にかかります。
今日は非常に蒸し暑いです。

2万5千の地形図を広げると、
偶然ですが、
テントの張っている場所の標高が載っていました。
586mとあります。
平地より3.5度低い計算ですが、それでも暑いです。
シュラフなしで寝ます。
途中、真夜中にトイレに起きましたが、
全くの暗闇で、人家の光は全く見えません。
北斗七星が天空に来ていました。
明日から雨というのにきれいに星が見えます。
再び寝ます。

余談ですが「一人で山の中で寝て怖くはありませんが?」と聞かれます。
「感じたことはありません」と答えます。
「お化けなり幽霊が人を襲ったことは聞いたことがありません」
北海道大雪山での山行きは避難小屋で寝ました(ヒグマがいる)。
ただ
一度だけイヤな思いがしたことがあります。
九州の九重山系の牧之戸峠付近でテントを張っていた時に
野犬に囲まれたことがありました。
三脚を伸ばして待っていましたが、何も起こりませんでした。
梅雨時の雨が降っていたので、もののけを感じましたね。
思い出でした。

起きたのは4時頃です。
雲が早く流れています。
間違いなく天気は下り坂です。

足の様子に変化は見られません。

昨日までの状況で今後の計画の変更をすることにしました。
今日から2日間は雨が強く降るとの予報です。
本来なら2日で奈良県を越える予定でした。
今のままでは2日の行程を3日かけています。

目標変更は奈良県を越えるまでで、一旦戻ります。
次回は三重県の三多気からの出発になります。
それでも県境まで歩かねばなりません。
今日はどこまで行けるか分かりませんが、
5つの峠越えです。
山粕峠、鞍取峠、桜峠、牛峠、佐田峠です。
5つも書くとすごいように思われますが、
きついのは鞍取峠だけです。
倭姫命が伊勢に行く時、
この峠が余りにもきついので、馬の鞍をはずしたところから
鞍取峠と言うようになったそうな。

5時出発。
行けるところまで行きます。
今、食料はアンパン2つだけです。
どこかで食料を調達しなければなりません。

山粕峠へは暗い植林帯を進みます。
20分ほどで峠です。

下れば国道369号に合流です。
雨がぱらぱら。


山粕宿



山粕へは今まで何回も訪れています。
その度に宿町しての雰囲気を強く感じます。

この家などは旅籠の雰囲気が濃く残っていると思います。
萱葺きの家は風情がありますが、
旅籠は瓦葺きが多いのかもしれません。

バス停の前に酒屋がありますが、
朝が早いので開いていません。

山粕宿ともおさらばして、
鞍取峠へと向かいます。
はなから急坂です。
暗い杉林のなかを道がジグザクに続いています。
急ですがそんなに時間はかかりません。
20分ぐらいですか。
展望のきかない峠は通り過ぎます。

足が痛いので下りの方が時間がかかります。
雨が少し強くなって来たので、雨具着用。
林道に出て、しばらくすると
稲荷さんに出ます。

ここの水は冷たく豊富なので、
顔を洗いゆっくりしました。
地元の人に会い、
「峠を越えて来たんかえ」
「そうですよ」
「へえー」

国道に出て、すぐに青蓮寺川を渡り、
土屋原の集落に入ります。
新緑がきれいです。


土屋原には榛原を過ぎて最初の旅館(まつや旅館)があります。

旧道もまだ国道のようです。

薪を焚いている家もあります。


表具師と看板のかかった家もありました。

昔は賑わったところでしょう。

国道への三叉路で休憩していると、
前はタバコ屋です。
大将が出て来たので、
「カップ麺か何かありますか」
「あるよ」
食料調達ですが、生ものはありません。
カップ麺2個、パン2個、さきいか1袋。

御杖村の中心、菅野に行けば食料品店があるだろう、と
期待して、痛い足を引きずりながら、和尚は歩くのでした。

つづく





伊勢本街道3

2011-05-17 07:22:53 | カメラ
前回の続きです。

高井は仏隆寺への分岐でもあります。

写真の家は宮田家です。

分岐からすぐ、坂を登りきったところに
旧旅籠松本家があります。見晴らしがいいです。


500mほど痛みを我慢すると千本杉に着きます。



このあたりは宇陀市赤埴(あかばね)と言いますが、
赤埴には千のつくものが3つあります。
この千本杉と千年桜、千体仏の3つです。
千本あるわけでなく、樹齢千年でもなく、千体あるわけではありません。
千はたくさんに意味です。
千年桜はあの有名な仏隆寺のさくらです。

千年桜


千本杉の横に美しい民家があります。
津越家です。



津越家の前は辻になっていて、一旦右手に下り、
左に巻くようにして諸木野へ緩やかに登って行きます。
街道らしい道が続きます。


途中の沢で痛めている足を
オニギリを食べながら冷やします。
心持ち痛みが和らいだ感じです。
諸木野関所跡を過ぎれば、
諸木野の集落はもうすぐです。

急に視界が開けます。


こんな看板がありました。


江戸時代にはここに9軒の旅籠があったようで、
いまでも各家には屋号が残っています。
また諸木野は写真愛好家では有名なところです。
この村に笹岡さんという方がおられます。
笹岡さんは家横のサクラの開花にあわせて、
田植をしてくれます。
今回の写真 葉サクラですが・・・


2年前の写真があります。
こんなにきれいです。
ここに写っているのが笹岡さん夫妻です。

笹岡家でコーヒーを入れてもらい、
小一時間の休憩をしました。
笹岡さんありがとうございました。

水2ℓ補給をして、今日の難所、石割峠越えです。
今日どこまで行けるかで今後の予定を決めます。

林道を歩き詰めると、山道に入ります。
せいぜい15分ぐらいです。
峠の手前で青年に会いました。
彼は街道を歩いているのではなく、
山から下りて来たようです。
地元の人を除いて道中で会った唯一の人です。

石割峠695mです。

展望もなく、そのまま素通りです。
下りになりますので、足への負担が大きくなります。
500mほど下ると車道に出ます。
出来るだけ先まで行こうと思いますが、
このあたりから今日のねぐら探しです。


石垣にあった道標をここに持って来たそうです。
「廻國供養」菅野村出身(御杖村)僧光悦の作とあります。
あの有名な、いや有名かどうかは知りませんが
これが光悦の道標です。

何ヶ所かテント場候補をあげながら先きへと進みます。
室生寺からの県道に出て、
すぐに黒岩への登りです。
写真を撮る気力もなくひたすら歩いた先がこのテント場です。

右上の山が住塚山です。
住塚山の中腹が屏風岩です。

ここまでが限界でした。

つづく

おまけの屏風岩


伊勢本街道2

2011-05-16 03:35:30 | カメラ
今日、2回目の更新です。

女子高生に頂いたぽにょぽにょを美味しくいただき、
スーパーで買ったうどんと天丼の弁当を平らげ、
残っていたオニギリで夕食を終りにして、
足裏の手入れです。

水ぶくれはこぶし大になっていました。
両足とも前半分です。
そら、痛いわなー。
薬剤師の言う通りに手入れして
19時にお休みです。
テントを河川敷に張っているので
川の流れはすぐ近くです。
今の時期、鯉の産卵期なので、
浅瀬にきてバチャバチャします。

夜中に一度トイレに起きました。

朝4時にはお目覚めです。
そして2日目が始まりました。
先ずは足の具合です。
立ってみて痛みは和らいだようです。
今日は歩けるところまで行こうと・・・。
カップ麺とオニギリで朝食を済ませ、
テントの撤収です。10分もあれば完了です。
ことテントに関しては山に登っていた経験から、
暗闇でも設営、撤収は自由自在です。

6時前には歩き始めていました。

今日の難所は石割峠越えです。
石割峠は伊勢本街道で一番標高があります。
また、国道369号と離れてのコースです。
水4ℓ(2ℓのペットボトル2本)を手に持っての進行です。

昨日、余りにもの痛さで行けなかった初瀬街道と伊勢本街道の分岐点、
あぶらや前まで行きました。
10分くらいの距離ですが、
足の痛みは待ってくれません。
痛みは和らいだのは気のせいだったようです。
すでに今日の厳しさが思いやられます。

あぶらや



あぶらやは本居宣長が泊まった宿というので、
表には本居宣長公宿泊の札がありました。
この前が初瀬街道と伊勢本街道の分岐点です。

右いせ本かい道、左あをこえみちと読めます。
あをこえみちは初瀬街道の青山越えのことです。

昨日から気付いていましたが、
奈良県側の伊勢本街道のルート地図を家に置いて来ました。
(三重県側は持って来ました)


たまたま
伊勢本街道保存会事務局が開いていましたので
地図を分けてもらいました。

本当の伊勢本街道のスタートです。
宇陀川を少し上ったところに墨坂神社があります。
伊勢本街道は墨坂神社の参拝から始まります。

榛原から高井まではほぼ国道を通ります。
しばらくして右側に

がありました。
弘法太師の岩清水です。
◯水が涸れない
◯雨が降っても濁らない
◯腐らない(長持ちする)
とありました。
20ℓまで100円とあります。
100円を入れると20ℓがホースから出て来ます。
(ハイカー用に無料の口があります)

痛みをこらえながらゆっくり歩いて行きます。
一時間2Kmのペースです。
両足裏に水の入った風船を踏んで歩いているようです。

案内では奈良県で一番古い道標とありましたが
これでしょうか。何が書いてあるか分かりません。


休憩すると最初の一歩が痛いので、
足を動かしていた方がらくです。
下りがきついですね。
でも自明のいやされる風景が続きます。


高井まで来ました。
ここからは当分国道とおさらばです。

つづく

古民家ギャラリーら・しい

2011-05-16 03:05:34 | カメラ
遅いと分かりながら船宿寺に行ってみました。
やはり遅かったです。
一枚も撮らずに退散です。
近くに新しい道路が出来ていたので走ってみると、
薬水に出ました。
ここまできたのなら電車の撮影です。






列車の通過待ちの間に






あとはロケハンしながら
“古民家ギャラリーら・しい”に向かうだけです。
“古民家ギャラリーら・しい”はマスイさんの紹介です。
ここで入江泰吉さんの写真展が開催されているとのことでした。
近くの文晃堂にはよく行くのですが、
當麻寺のすぐそばにありながら知りませんでした。

お昼過ぎに着きましたが、
なんと!マスイさんが今、帰ろうとしていたところです。
マスイさんは再び入り直して
和尚は館長の川畑さんの紹介を受け、
小一時間お話を聞くことが出来ました。
川畑さん、マスイさんありがとうございました。

入江泰吉さんの写真展というのは
奈良市写真美術館の企画で、
県下各地での移動写真展です。
無料になっていますので、
自由にお立ち寄りください。
詳しい場所等は上の“古民家ギャラリーら・しい”をクリックして下さい。

途中で見つけた風景



竹内街道で一番好きな場所です。
小さな路地を進むと、
タイムスリップしそうです。