この間まで、消費者金融のCMが1日中TVに流れていましたが、今はいろんな問題があって自粛していますよね。
そのうちまた復活するんでしょうが。
数年前、確か記憶では2001年くらいですから、5年前のお話ですが、消費者金融を利用している人は、多少に関わらず1600万人いたというデータがありましたが、昨年2005年はなんと2000万人を突破。
労働人口が8000万人強だそうですから、なんと4人に1人は消費者金融にお世話になったことがあるという計算です。
確かに、あるとき急にお金が必要なのに、その日に限って持ってなく、急遽お金を消費者金融から借りて、1週間以内に返した、といった事例もあり(そういう友人もいました!)、助かっている人がいる一方、単に消費する、遊興費に使う、
飲み食い、ギャンブル、お買い物。そして、使い込み過ぎで支払い不能となり多重債務者に落ちていくグループもいます。
現在多重債務に陥って、返却不能になっている人は400万人近くもいるそうです。そうしたいわゆる破産者(予備軍も入れて)の未回収分を計算すると、金利29%とかのグレーゾーンいっぱいの金利になるとか言われていますが、そのくせ、大手4社の社長さんの資産は、フォーブス(資産)ランキングの上位に顔を出しているので、おかしな話です。
なんだ、たくさん儲かっているんじゃないの!
さて、多重債務者に陥ってしまった人たちの中身については専門家に分析してもらうとして、その中にどれだけの子育てに関わっている人がいるのか、非常に興味があります。
今、世間で問題になっている、子供をクルマに置いて、パチンコに行ってしまう中毒者がいたり、必要以上にものを買って満足する親子がいたりするのも事実ですが、そういった人は少数派でしょう(まあ、半分もいないかなあ)。
それより、日々の生活を補填・補完するのに、消費者金融を利用している人たちがかなりいるとのことです。
本来は収入の範囲内で生活を送るのが原則、ローンを組んでも、きちんと支払い計画に則ってきちんと返済していく。
というのが筋でしょうが、現実にはそうもいっていられない状況があることも問題です。
一番判りやすい例として、住宅ローンの返済がありますが、まあそのようなローンを組む人は恐らく不足分を消費者金融で穴埋めすることはあまり考えられないでしょう。
消費者金融の利用者が多いのは、そもそもローンすら組めず、しかし子育てするのに確実にお金が発生するけど給料が増えないため、回せるお金もないので、仕方なく消費者金融に手を出してしまったりするような例です。
たまたま消費者金融に入っているビルの中に入る用事があったりしますが、それら金融(多分機械しかない階)にエレベータから降りていく人たちって、いかにも怪しいそうな、訳あり風の人ではない。どこにでもいそうなおばちゃん、若いお母さん、それに若そうなパパ風な人だったりします。
だからって勝手に「子育てのため」にお金を借りにきていると判断するのはまずいんですが、ただそのような光景を至るところで見ています。
これって、遊ぶお金のために借りにきているんじゃないよなあ、と直感的に思ってしまいました。
そんなわけで、既に消費者金融にお世話にならないといけない子育て集団が形成されている。子育てに回すお金が無い人たちが沢山いる、という現実をもう少し分析しないといけないかもしれません。
どうしてそのような構図になるのか、考えて見れば簡単です。
教育費を含め、生活費用に掛かるお金が以前より増えている。
年功序列、終身雇用が崩れてしまった今、将来もらえるお金が確実に減っている。
遅かれ速かれ、どこかのタイミングで多くの家庭が債務不履行に陥ってしまう。
これが昔なら、年功序列に終身雇用、将来もらをえ得るお金を計算しながら、家と教育のローンを組めました。
しかし、そんな計算は今の時代もう出来ません。
そんな我が家も実はとっくに計算済みです。
2人に掛かる教育費と、これからもらえるだろう、将来の給料とを足し合わせると、あと○年で貯金も何もかも底をつく。だから、70歳以降も働かなければならない。
大雑把にいうとこんな感じです。
ここまでわかっていて、どれだけまじめに収入以内に収めて、生活をしていこうか、と考える気になるでしょうか。
既に、そんなことはどうでもいいので、「今さえ楽しんで、何か起きたらそのときに考えれることにしよう」、と思っている人が増えているんではないだろうか?
とても問題だし、可哀想な話だけど、そんな考えを持ってはいけないでしょう。
だからといって、彼ら(自分も含まれるかも)全てに責任があるだけではなく、希望や将来への想いをなくさせてしまった社会全体の問題として解決していこう、とみんなが思わなければ、少子化対策も、子育ての問題も、多重債務者やローン地獄も、何もかも進展しないでしょう。
今の現状、とっても憂いを感じているのは、きっと私だけではないはずです。
そのうちまた復活するんでしょうが。
数年前、確か記憶では2001年くらいですから、5年前のお話ですが、消費者金融を利用している人は、多少に関わらず1600万人いたというデータがありましたが、昨年2005年はなんと2000万人を突破。
労働人口が8000万人強だそうですから、なんと4人に1人は消費者金融にお世話になったことがあるという計算です。
確かに、あるとき急にお金が必要なのに、その日に限って持ってなく、急遽お金を消費者金融から借りて、1週間以内に返した、といった事例もあり(そういう友人もいました!)、助かっている人がいる一方、単に消費する、遊興費に使う、
飲み食い、ギャンブル、お買い物。そして、使い込み過ぎで支払い不能となり多重債務者に落ちていくグループもいます。
現在多重債務に陥って、返却不能になっている人は400万人近くもいるそうです。そうしたいわゆる破産者(予備軍も入れて)の未回収分を計算すると、金利29%とかのグレーゾーンいっぱいの金利になるとか言われていますが、そのくせ、大手4社の社長さんの資産は、フォーブス(資産)ランキングの上位に顔を出しているので、おかしな話です。
なんだ、たくさん儲かっているんじゃないの!
さて、多重債務者に陥ってしまった人たちの中身については専門家に分析してもらうとして、その中にどれだけの子育てに関わっている人がいるのか、非常に興味があります。
今、世間で問題になっている、子供をクルマに置いて、パチンコに行ってしまう中毒者がいたり、必要以上にものを買って満足する親子がいたりするのも事実ですが、そういった人は少数派でしょう(まあ、半分もいないかなあ)。
それより、日々の生活を補填・補完するのに、消費者金融を利用している人たちがかなりいるとのことです。
本来は収入の範囲内で生活を送るのが原則、ローンを組んでも、きちんと支払い計画に則ってきちんと返済していく。
というのが筋でしょうが、現実にはそうもいっていられない状況があることも問題です。
一番判りやすい例として、住宅ローンの返済がありますが、まあそのようなローンを組む人は恐らく不足分を消費者金融で穴埋めすることはあまり考えられないでしょう。
消費者金融の利用者が多いのは、そもそもローンすら組めず、しかし子育てするのに確実にお金が発生するけど給料が増えないため、回せるお金もないので、仕方なく消費者金融に手を出してしまったりするような例です。
たまたま消費者金融に入っているビルの中に入る用事があったりしますが、それら金融(多分機械しかない階)にエレベータから降りていく人たちって、いかにも怪しいそうな、訳あり風の人ではない。どこにでもいそうなおばちゃん、若いお母さん、それに若そうなパパ風な人だったりします。
だからって勝手に「子育てのため」にお金を借りにきていると判断するのはまずいんですが、ただそのような光景を至るところで見ています。
これって、遊ぶお金のために借りにきているんじゃないよなあ、と直感的に思ってしまいました。
そんなわけで、既に消費者金融にお世話にならないといけない子育て集団が形成されている。子育てに回すお金が無い人たちが沢山いる、という現実をもう少し分析しないといけないかもしれません。
どうしてそのような構図になるのか、考えて見れば簡単です。
教育費を含め、生活費用に掛かるお金が以前より増えている。
年功序列、終身雇用が崩れてしまった今、将来もらえるお金が確実に減っている。
遅かれ速かれ、どこかのタイミングで多くの家庭が債務不履行に陥ってしまう。
これが昔なら、年功序列に終身雇用、将来もらをえ得るお金を計算しながら、家と教育のローンを組めました。
しかし、そんな計算は今の時代もう出来ません。
そんな我が家も実はとっくに計算済みです。
2人に掛かる教育費と、これからもらえるだろう、将来の給料とを足し合わせると、あと○年で貯金も何もかも底をつく。だから、70歳以降も働かなければならない。
大雑把にいうとこんな感じです。
ここまでわかっていて、どれだけまじめに収入以内に収めて、生活をしていこうか、と考える気になるでしょうか。
既に、そんなことはどうでもいいので、「今さえ楽しんで、何か起きたらそのときに考えれることにしよう」、と思っている人が増えているんではないだろうか?
とても問題だし、可哀想な話だけど、そんな考えを持ってはいけないでしょう。
だからといって、彼ら(自分も含まれるかも)全てに責任があるだけではなく、希望や将来への想いをなくさせてしまった社会全体の問題として解決していこう、とみんなが思わなければ、少子化対策も、子育ての問題も、多重債務者やローン地獄も、何もかも進展しないでしょう。
今の現状、とっても憂いを感じているのは、きっと私だけではないはずです。