パパの子育て七転八倒

平日仕事が遅く代りに週末に集中して育児してます。ワークライフバランスと[父親が考える育児]がキーワードです。

日豪比較:障害児の受け入れ

2007年10月04日 | その他
ところで、パースはオーストラリア人のなかでも東海岸から移動をしてくる人が多いそうですが、1つには州ごとに異なる教育システムが存在するからだそうです。
日本も県ごとにことなるようですが、あまり調べたことがないので、個人的にはよく知りませんが。

さて、パースの公立学校、特に小学校は、他のオーストラリアの州とは、違いがあるそうです。

まずは、カリキュラムが他の州よりも緩やかで、校外学習も多く、自然に触れる機会も多いことが特色だとか。東海岸の、特にシドニーあたりだと、競争が激しく、学校生活も大変らしい。このあたりは日本の中で、東京が突出しているのと同じ感じですね。

次に感動したのが、小学校の教室に必ず1人が障害者を受け入れること。
そして、そのためにはその子をケアするために専任の先生(職員)が1人つくこと。
クラスもだいたい22,23人くらいが1つの単位だそうなので、20人程度で2人の先生がいるということになる。これは、西オーストラリアの州の法律で決まっているそうです。
なぜそんなことをしているかというと、障害者を早くから入れて、普通に接することで、その子への接し方(普通に)、そして人には優しくすること、を早くから学習するのだそうです。
日本のように、特殊学級をつくったり、養護学校に分けたりするのと大違い。
そして、そのような優しさが教育の柱なのか、パースでは争いごとが非常に少ないとのこと。
誰でも優しさを持ち合わせいれば、特に他人に対して何とかしてあげよう、という気になりますよね。
正直、感動しました。口で言うのは簡単ですが、西オーストラリアではすでに実践している。これこそ日本の教育関係者が見習うべき箇所だと思いました。

それにしても。昔の日本ではそのように教育され、よい場面もあったのですが、最近の学校はどうも(特に東京では)競争ばかり。アメリカ社会のように、(テレビで見る限り)言い争いが日常の生活で当たり前、になって欲しくないと思いました。

少なくともパースでは将来そんなことにはならないでしょうね。
羨ましい限りです。


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