団体旅行者とくれば、とりあえず日本の団体旅行者の話題です。
実は、団体旅行は日本だけではなく、韓国人、中国人(大所帯のファミリーかもしれませんが)、そしてドイツ人、イギリス人と、結構な団体で旅行する国はあります。ただ、共通しているのは基本的にお年寄りが多いことですね。
その中で決して日本人が目立っているわけではないんですが、個人旅行している自分たちからみると、どうしても我ら日本人の、団体旅行客が目についてしまいました。
ある日、しゅんちゃんの大好きで行きたかったシェルビーチで、すでに1時間貝拾いをしているさなかに日本人団体客が現れました。
結論からいうと、その団体客の、シェルビーチでの滞在時間はなんと15分。そりゃ、パースから長距離ドライブをしてくれば、15分、30分がとっても貴重であることはツアーコンダクターにとって、十分すぎる程わかっていることでした。
そのシェルビーチにて、70歳くらいの男性の老人が、我々に話しかけてきました。
どうやら、私たちはオーストラリアの在住者だと思ったみたいです。
「ええっ?ここまで日本から観光できて、個人で旅行しているんですか?しかも子連れで?
若いからできるんだよねえ、わしらにはとても無理ですよ」
何が無理かというと、パースから約800km以上のドライブ、そして途中一般道なのに130キロ以上のスピードで、クルマを抜いたり抜かれたりのデッドヒートばりの運転は確かに老人にはきついでしょう。
でも、その団体旅行客にはすくなくとも40代(までの)中年も結構混じっていました。
(おいおい、40代ならまだ個人でいろいろできるじゃないの?)と心では思ってしまいましたが、まあそれは人それぞれの行動ですので、敢えて口を挟むことでもないですね。
しかし、こうして30代、40代の、個人で旅行できる若い、または中年世代が団体旅行することで、すべてを人任せにする集団が出来上がってゆく過程に無意識に参画しているんではないでしょうか?
人任せほど楽なことはありません。殆ど失敗しないし、余計な時間とお金が掛かることもないし。
第一、オーダーミスで、食べたくない食事を取るリスクもなくなるし。
そして、大事なところではしっかり写真を撮る、それが終われば満足して、帰るかホテルに直行する。
そう、みんなリスクをとらないことで、リターンを逃しているんですよね。
リターン。これはある程度失敗してからでないと、得られるものではありません。
お金を取られたり、殺されてしまったりしては元も子もないですが、失敗して、それから学んで、そしてあるものを得る。経験する、人と出会う、滅多にないことを経験する(今回の場合、私たちは絶対に危険な、道を間違う、という経験と、しゅんちゃんがイルカに餌さを与えるというセットで経験をしました)ことができるのですから。
ホンの短い、たった1週間の旅行かもしれません。それでも、経験は一生もの、撮った写真は一時のもの。
イルカの餌さやりもできる、早朝のモンキーマイアの ビーチで、先ほどの日本人団体に再度遭遇しました。
今度は会話はしませんでしたが、ついつい会話を聞き耳を立てて聞いてしまいました。
客「添乗員さん。どこかでコーヒーか飲み物を飲みたいんですが・・・」
添乗員「あ、あそこがブレックファーストを取れるところです。コーヒー飲めますが。もうイルカの写真は撮れましたか?」
客「はい、イルカの写真は十分撮りました。なので、もう終わりにします」
添乗員が写真撮影を促し、客は写真が撮れればそれで満足する、そんな関係。
もっと写真ではなく、実体験をちょっとでも重視してもらえば、旅もかわるはずです。
写真というファインダーを通さず、じかに目でみたものこそ、本当に心の奥底に残ることを我々はすでに学習して
いました。日本人団体旅行客をみて、そんな感想を持ちました。
実は、団体旅行は日本だけではなく、韓国人、中国人(大所帯のファミリーかもしれませんが)、そしてドイツ人、イギリス人と、結構な団体で旅行する国はあります。ただ、共通しているのは基本的にお年寄りが多いことですね。
その中で決して日本人が目立っているわけではないんですが、個人旅行している自分たちからみると、どうしても我ら日本人の、団体旅行客が目についてしまいました。
ある日、しゅんちゃんの大好きで行きたかったシェルビーチで、すでに1時間貝拾いをしているさなかに日本人団体客が現れました。
結論からいうと、その団体客の、シェルビーチでの滞在時間はなんと15分。そりゃ、パースから長距離ドライブをしてくれば、15分、30分がとっても貴重であることはツアーコンダクターにとって、十分すぎる程わかっていることでした。
そのシェルビーチにて、70歳くらいの男性の老人が、我々に話しかけてきました。
どうやら、私たちはオーストラリアの在住者だと思ったみたいです。
「ええっ?ここまで日本から観光できて、個人で旅行しているんですか?しかも子連れで?
若いからできるんだよねえ、わしらにはとても無理ですよ」
何が無理かというと、パースから約800km以上のドライブ、そして途中一般道なのに130キロ以上のスピードで、クルマを抜いたり抜かれたりのデッドヒートばりの運転は確かに老人にはきついでしょう。
でも、その団体旅行客にはすくなくとも40代(までの)中年も結構混じっていました。
(おいおい、40代ならまだ個人でいろいろできるじゃないの?)と心では思ってしまいましたが、まあそれは人それぞれの行動ですので、敢えて口を挟むことでもないですね。
しかし、こうして30代、40代の、個人で旅行できる若い、または中年世代が団体旅行することで、すべてを人任せにする集団が出来上がってゆく過程に無意識に参画しているんではないでしょうか?
人任せほど楽なことはありません。殆ど失敗しないし、余計な時間とお金が掛かることもないし。
第一、オーダーミスで、食べたくない食事を取るリスクもなくなるし。
そして、大事なところではしっかり写真を撮る、それが終われば満足して、帰るかホテルに直行する。
そう、みんなリスクをとらないことで、リターンを逃しているんですよね。
リターン。これはある程度失敗してからでないと、得られるものではありません。
お金を取られたり、殺されてしまったりしては元も子もないですが、失敗して、それから学んで、そしてあるものを得る。経験する、人と出会う、滅多にないことを経験する(今回の場合、私たちは絶対に危険な、道を間違う、という経験と、しゅんちゃんがイルカに餌さを与えるというセットで経験をしました)ことができるのですから。
ホンの短い、たった1週間の旅行かもしれません。それでも、経験は一生もの、撮った写真は一時のもの。
イルカの餌さやりもできる、早朝のモンキーマイアの ビーチで、先ほどの日本人団体に再度遭遇しました。
今度は会話はしませんでしたが、ついつい会話を聞き耳を立てて聞いてしまいました。
客「添乗員さん。どこかでコーヒーか飲み物を飲みたいんですが・・・」
添乗員「あ、あそこがブレックファーストを取れるところです。コーヒー飲めますが。もうイルカの写真は撮れましたか?」
客「はい、イルカの写真は十分撮りました。なので、もう終わりにします」
添乗員が写真撮影を促し、客は写真が撮れればそれで満足する、そんな関係。
もっと写真ではなく、実体験をちょっとでも重視してもらえば、旅もかわるはずです。
写真というファインダーを通さず、じかに目でみたものこそ、本当に心の奥底に残ることを我々はすでに学習して
いました。日本人団体旅行客をみて、そんな感想を持ちました。
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