発掘調査現場で学ぶ
今年7月7日・14日の2日間、鎌倉市内の218名の小学生が、市内の発掘調査現場を見学することができました。
私が議員になって初めての一般質問で
「鎌倉市に住む子ども達に、発掘調査現場での学びの機会を!」
と文化財課に要望したことが、2年後の今年、やっと実現しました。
鎌倉市内には、昔の人々の生活の跡(遺跡)が数多く埋もれており、
地下に遺跡が残っている可能性がある地域は60%以上に達します。
この区域(埋蔵文化財包蔵地)で住宅の建て替え、新築工事などを行う場合は、届出が必要で、
工事の内容によっては、試し掘りをし、遺跡が出てきた場合は、本格的な発掘調査となります。
これまで市は1971年から、40年以上にわたって発掘調査してきています。
この間、おびただしい程の遺物が出土しています。
しかし、鎌倉市で学び育つ子ども達が、市内で発掘された遺物を通して学ぶ機会は、
全くと言っていい程ありませんでした。
(時折、一時的に地下道ギャラリーなどでパネル展示がされたり、2年前からは、
生涯学習センターで発掘調査研究発表に合わせた形で、展示会が行われ始めましたが…)
そこで、各学校は毎年、「横浜市歴史博物館」に子ども達をつれて行き、
横浜市で出土した物を通して学ばざるを得ません。
その問題を、2年前の9月議会一般質問で指摘し、
①鎌倉市に歴史博物館を早期に建設すること。
②出土した遺物を使いながら学習できる「歴史学習パック」を作ること。
③発掘調査現場の見学の機会をつくること。
求めました。
①は、現在、ご寄付頂いた扇ガ谷1丁目の土地建物を活用して、整備が進められています。
この(仮称)「歴史文化交流センター」は来年度末の開館を予定しています。
②は一般質問したその年に、2セット用意していただきました。
③が、このほどやっと実現したものです。
発掘現場の見学を通して、
今、自分が暮らしている地面の下の、昔この地で暮らしていた人々の生活の跡を目の当たりにすることで、
時代を超えて、同じ鎌倉で暮らした人に思いを馳せることができたなら…。
実感をもって、同じ鎌倉で暮らした人と自分とがつながり、学びが深められたなら…。
歴史学習とは、過去に生きた人々の暮らしを知り、そこから真摯に学ぶ作業です。
書物の中だけではない、実物を通しての学びがこれからも進められますよう、
今後とも市の取り組みに期待しています。
そしてこのたび、子ども達の見学にご理解くださった地主さんに、心から感謝いたします。
ただ、見学会実施の2か月後に、担当からご報告を頂くことになり…、
私自身がこの見学会を参観できなかったことが残念でなりません。
今年7月7日・14日の2日間、鎌倉市内の218名の小学生が、市内の発掘調査現場を見学することができました。
私が議員になって初めての一般質問で
「鎌倉市に住む子ども達に、発掘調査現場での学びの機会を!」
と文化財課に要望したことが、2年後の今年、やっと実現しました。
鎌倉市内には、昔の人々の生活の跡(遺跡)が数多く埋もれており、
地下に遺跡が残っている可能性がある地域は60%以上に達します。
この区域(埋蔵文化財包蔵地)で住宅の建て替え、新築工事などを行う場合は、届出が必要で、
工事の内容によっては、試し掘りをし、遺跡が出てきた場合は、本格的な発掘調査となります。
これまで市は1971年から、40年以上にわたって発掘調査してきています。
この間、おびただしい程の遺物が出土しています。
しかし、鎌倉市で学び育つ子ども達が、市内で発掘された遺物を通して学ぶ機会は、
全くと言っていい程ありませんでした。
(時折、一時的に地下道ギャラリーなどでパネル展示がされたり、2年前からは、
生涯学習センターで発掘調査研究発表に合わせた形で、展示会が行われ始めましたが…)
そこで、各学校は毎年、「横浜市歴史博物館」に子ども達をつれて行き、
横浜市で出土した物を通して学ばざるを得ません。
その問題を、2年前の9月議会一般質問で指摘し、
①鎌倉市に歴史博物館を早期に建設すること。
②出土した遺物を使いながら学習できる「歴史学習パック」を作ること。
③発掘調査現場の見学の機会をつくること。
求めました。
①は、現在、ご寄付頂いた扇ガ谷1丁目の土地建物を活用して、整備が進められています。
この(仮称)「歴史文化交流センター」は来年度末の開館を予定しています。
②は一般質問したその年に、2セット用意していただきました。
③が、このほどやっと実現したものです。
発掘現場の見学を通して、
今、自分が暮らしている地面の下の、昔この地で暮らしていた人々の生活の跡を目の当たりにすることで、
時代を超えて、同じ鎌倉で暮らした人に思いを馳せることができたなら…。
実感をもって、同じ鎌倉で暮らした人と自分とがつながり、学びが深められたなら…。
歴史学習とは、過去に生きた人々の暮らしを知り、そこから真摯に学ぶ作業です。
書物の中だけではない、実物を通しての学びがこれからも進められますよう、
今後とも市の取り組みに期待しています。
そしてこのたび、子ども達の見学にご理解くださった地主さんに、心から感謝いたします。
ただ、見学会実施の2か月後に、担当からご報告を頂くことになり…、
私自身がこの見学会を参観できなかったことが残念でなりません。