市民財産の活用は、市民の声を生かして!
鎌倉市は多くの公的不動産を所有している。
その一つである「扇湖山荘」の庭園公開日(4月6日)に見学に出かけた。
扇湖山荘は「わかもと製薬」の創業者、長尾欽彌の別邸として1934年に建てられたもので、
飛騨高山の養蚕農家を移築改造した本館と、伏見宮邸から移築されたとされる茶室「伏見亭」と、
造園家・小川治兵衛が作庭した庭園などからなる広大な山荘である。(46,800㎡)
その後、所有者が変わり、2010年に現三菱東京UFJ銀行から市が寄附を受けることとなった。
しかし、この7年間、市は未活用のまま最低限の管理しか行っておらず、かなり老朽化が進んでいる。
とは言え、市の年間維持管理費は2613,000円(内庭園整備費1000,000円)である。
市は今後「扇湖山荘」の利活用に、民間の提案を受けながら進めていく予定だが、
利活用できる状況までの耐震補強はじめ、改修工事を行う必要がある。
見学した限りでは、今にも屋根が崩れ落ちそうで、工事にかなりの費用がかかりそうだ。
更に言えば、民間に運営をゆだねたとして、はたして、どれだけ市民の利用ができるのか
も懸念される。
今年度は、基礎調査を行い、来年度事業者の公募、再来年度に改修工事、2022年頃にオープンの予定だ。
市民の財産をどう活用していくべきか、市民の多くの声が生かされるものでありたい。
年間4回の公開日にあわせて、是非、多くの市民の方々にご覧いただきたい。
鎌倉市は多くの公的不動産を所有している。
その一つである「扇湖山荘」の庭園公開日(4月6日)に見学に出かけた。
扇湖山荘は「わかもと製薬」の創業者、長尾欽彌の別邸として1934年に建てられたもので、
飛騨高山の養蚕農家を移築改造した本館と、伏見宮邸から移築されたとされる茶室「伏見亭」と、
造園家・小川治兵衛が作庭した庭園などからなる広大な山荘である。(46,800㎡)
その後、所有者が変わり、2010年に現三菱東京UFJ銀行から市が寄附を受けることとなった。
しかし、この7年間、市は未活用のまま最低限の管理しか行っておらず、かなり老朽化が進んでいる。
とは言え、市の年間維持管理費は2613,000円(内庭園整備費1000,000円)である。
市は今後「扇湖山荘」の利活用に、民間の提案を受けながら進めていく予定だが、
利活用できる状況までの耐震補強はじめ、改修工事を行う必要がある。
見学した限りでは、今にも屋根が崩れ落ちそうで、工事にかなりの費用がかかりそうだ。
更に言えば、民間に運営をゆだねたとして、はたして、どれだけ市民の利用ができるのか
も懸念される。
今年度は、基礎調査を行い、来年度事業者の公募、再来年度に改修工事、2022年頃にオープンの予定だ。
市民の財産をどう活用していくべきか、市民の多くの声が生かされるものでありたい。
年間4回の公開日にあわせて、是非、多くの市民の方々にご覧いただきたい。