竹田ゆかりのブログ

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鎌倉市平和推進事業について 虚偽答弁

2022-03-04 14:24:55 | 日記
2月21日 鎌倉かわせみクラブの会派代表質問(登壇者 竹田ゆかり)を行いました。
会派代表質問とは、2月議会において来年度予算全般について各会派から質問がなされるもので、
一会派が終わるごとに、まとめて市長や教育長から答弁がなされます。

答弁は、質問に的確になされるものもあれば、質問の主旨とはやや異なるものもあります。
今回、答弁に大きな問題があると考えるのは、「平和推進事業について」の虚偽答弁です。

質問の主旨をご理解いただくために、まず、この間の鎌倉市の「平和推進事業」の経過について
以下に記します。

「平和推進事業」は2020年11月開催の実行委員会で、市の一方的な通告によって幕を閉じることに
なりました。市の説明は二転三転し、最終的に「若い人を呼び込む新たな仕組みを検討するための休止」
との説明に至り、市は今後は「元平和推進委員や幅広い市民の意見を聞きながら、新たな平和推進事業を行う」
と説明していました。

そもそも、ことの発端は、2019年「憲法記念日のつどい」の講演者として、市民委員が提案した憲法学者
木村草太氏をお呼びすることについて、市が難色を示し、計画変更を余儀なくされたことによるもので、
長い歴史を持つ実行委員会が休止されることになった事実とともに、東京新聞で数回にわたって
取り上げられてきました。

さて、会派代表質問について戻ります。
一括答弁の後、再質問を行いました。
再質問1.
・・・・・・3月に予定されている平和推進事業(映画「めぐみの誓い」の上映)について、
元平和推進委員はどのような意見を持たれたのか、およそ賛同されていたのか。


【市長答弁】
3月の平和推進事業(映画「めぐみの誓い」上映)については特に意見を頂いていない。・・・・・・

再質問2.
・・・・・・答弁では3月の平和推進事業(映画「めぐみの誓い」)について、ご意見を頂いていない
とのことだが、元平和推進委員は、明らかに反対意見を述べている。 にもかかわらず、ビラを作り、
場所も決めている。しかも、このことを元平和推進委員に報告していない。 問題ではないか。


【市長答弁】
3月の事業については、(元平和推進委員からは)映画の選定については様々な意見を聞くべき…
と聞いている。(映画を上映することを)報告していないとのことだが、詳細なやり取り聞いてない。
コミュニケーションを取るよう指示する。


初めの答弁で元平和推進委員から「特に意見を聞いていない」と述べ、再質問を受けて初めて
「映画の選定については様々な意見を聞くべき…」と言い直している。また、元平和推進実行委員が
反対したにもかかわらず、上映することとし、それを元平和推進委員に報告しなかった事。
単なるコミュニケーションの不足の問題では済まされません。鎌倉市文化課の責任が問われる問題です。

市民委員の意見を無視して、木村草太氏をお呼びする計画を変更させたことと、元市民委員の反対意見
を無視して映画「めぐみの誓い」の上映を断行することにしたこと。平和推進事業に向ける市の姿勢が
問われる問題ではないか。




私は、この映画そのものについて、論評しているわけではありません。

コメント
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