テイクハウスのスマイルフェイス

家族を笑顔にすることが、テイクハウスの楽しみです。そんなテイクハウス設計室での日々のできごとを綴っていきます。

芝川町 左官工事

2009年12月19日 | takekawa
寒い・・・。冬型気圧配置。

不安・・・。伊豆群発地震。


ようやく完了となる、芝川町羽鮒のリフォーム住宅。


リフォームをする一因ともなった、駿河湾沖地震から4ヶ月。





もう直ぐ完了し、地震の話題も出なくなったそんな頃、また地震・・・。



地震の怖さが再びよみがえってきました。




でも、もう大丈夫。



昔から伝わる木造住宅の伝統技法と今の新世代工法の結合。







耐震を兼ねたリフォーム工事も、もうすぐ完了します。



最近では少なくなった、繊維壁。

手で触ると、砂と繊維がさらさらと落ちてくる塗り壁。



こちらの塗り壁をすべてはがし、新しく塗りなおしていきます。



塗り壁といっても種類はたくさんあり、品質も昔と違い各段によくなってきています。

その中でも和の部屋に似合う、聚楽調砂壁(じゅらくちょうすなかべ)という材質のものを今回は塗りつけて行きます。




まずは、表面の繊維壁のみを削り落としていきます。

専用の液を塗布し、時間を見計らって削り落としていくと言った地味な作業。

でもこれが大事なんです。





すべての業種においてもそうなのですが、特に左官というものはすべて手による作業。

そのため、下地が平らになっていないと仕上げにも影響してしまいます。



ハガシが完了したところで、続いて既存の柱、鴨居等の白木(しらき)洗いを。




壁と接する木部の汚れとアクをすべて取り除いていきます。

この作業を踏むことで新しく塗った壁に木部の汚れ、アクが染み渡ることが無くなります。




これまた、地味であり根気の要る作業なんです。

和室8畳間にある木部だけでも1日掛かってしまいます。



ここまで来て、ようやく塗り工程が始まります。



久しぶりに左官のブログが書けて長文になってしまいました。

室長のこだわりにお付き合い頂きありがとうございました(笑)。