どうしても

お世話になっております。

今日は少し残業です。

大変お待たせしている、ご新築予定のお客様の御見積書の作成です。



こちらのお客様、先日の現場見学会へもお忙しい中、立ち寄っていただきました。

お待たせしているのに関わらず、大変丁重なご対応に本当に感謝しております。



お客様と設計士山田が一緒になって考え、造りだした計画プラン。

このプランを叶えてあげたい、そんなことを考えながら、積算している理由があります。


わたしには、大変お世話になった方がいました。

独立した駆け出しの頃、仕事も薄く、悩んでいた時期がありました。

そんなわたしにいつも声を掛けてくれる方でした。

経験不足のわたしを、一生懸命お客様にアピールしてくれました。


「若いけど、責任感のあるやつだから」って。

「経験は少ないけど、真面目なやつだから」って。

嘘でも、とにかくいっぱいわたしを褒めてくれる方。


ただ、その方はもういません。

わたしへの最期の言葉。

「その話しが、まとまったらいいな。協力するからな。」


そう、今御見積書を作成しているお客様宅のことです。

だから妥協はできません。