(案内はがきより転載)
ここ数年春秋に聴いている一橋大学でのコンサートの指揮者、「宮城敬雄」さん指揮のコンサート(オケは東京ニューシティー管)、春に続いて(過去記事)今度はサントリーホールでブラームス三昧でした。
曲目は、大学祝典序曲・バイオリン協奏曲・交響曲第一番とまさに「これぞブラームス!」という組み合わせで、アンコールもハンガリー舞曲と久しぶりにブラームスを堪能してきました。
会場がサントリーホールで、このホールはどの席からでもステージが十分に眺められ演奏が楽しめるように設計されています。そんなわけで、こう言っては大変失礼ながら、指揮もオケも超一流ではないし、一番安い席で十分と最安の2,500円の席(最高はS席の6,500円)を購入しました。
席は真横より30度程度後ろからステージを眺める位置、オケの後側から演奏を聴くのは初めての経験でこれが結面白かったです。金管や打楽器の音が直接耳に入ってきて、普段とは違った聴こえ方をするのです。
演奏は、やはりオケの実力にやや難がありました。超一流でないオケの弱点ですが、金管が今一でした。それでも、バイオリン協奏曲のソリストは若いのに超熱演の素晴らしい演奏でした。
それと、メインの交響曲第一番が良かったですね。さすがにブラームスを得意とする宮城さんですね。一番の重厚さを十分に聴かせてくれました。
実は、事前の案内では交響曲の第四番が演奏される予定でしたが、直近の案内はがきで第一番に変更になっていました。指揮者もオケも変わらないのに、曲目変更とは初めての経験でした。一番はブラームスらしい重厚な曲で、四番はブラームスには珍しいリズミカルな曲と対照的な2曲です。変更理由の説明はなかったのですが、どうしてでしょうね?四番の方が演奏としては難しい気がします。オケの負担を考えたのかもしれません。それより、選曲の三曲の組み合せやはり「これぞブラームス!」と言える、最高の組み合わせだったと思います。
今回は春に続いて妻も一緒に、大満足の様子でした。