hiroべの気まま部屋

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追悼!内田康夫さん

2018-03-19 09:17:34 | 映画

(yahoo画像より)

 内田康夫さんが亡くなりました。

 というより、浅見光彦が引退したといった感じです。こう言っては失礼ながら、内田さんは知らなくても、光彦は知っているという人は多い気もします。
 
 名探偵浅見光彦、ルポライターであり、取材先で起こる難事件を次々解決していきます。推理小説ファンということもあり、数年前ですが、私もずいぶんこのシリーズは読みました。
 そして、TBSとフジテレビでドラマ化されていますが、これまた面白く、再放送ながら一時期よく観ていました。もっとも私が観るのは、沢村一樹が光彦役を演じているドラマ限定です。
 あのひょうひょうとしたおぼっちゃん、それに沢村さんはピッタリで、イケメン俳優ばかりですが、ほかの俳優さんではその雰囲気がどうも感じられないのです。
 ネットで調べるとTBSの第14話から31話まで沢村さんが出演していたようで、再放送ではおそらくそのほとんどを観ていると思います。

 もっとも、このドラマの最大の見どころは、名探偵浅見光彦が事件解決で大活躍する場面ではないのです。
 最大の見どころは、事件解決に顔を突っ込み過ぎて、現地の刑事から疎まれ怪しいルポライターということで身分照会される下りなのです。
 そこで登場する光彦のお兄さん、実はお兄さんは刑事局長という警察官の日本のトップということで、それが身分照会の結果、現地の刑事に分かることになって(刑事局長の浅見ですが、弟がまた何か面倒をおかけしましたか?」「え!光彦様は浅見局長様の弟君であらせられますか」)、それまで邪見にしていたのが(「浅見様もお人が悪い、浅見局長様の弟君であらせられますなら、そうおっしゃって頂ければよかったのですが。」)、光彦にペコペコと平身低頭下にも置かないという、態度が一変する下りです。
 と。
 それこそ、遠山の金さんの桜吹雪の場面というか、黄門さまの印籠の場面というか、いよいよ来ました!映画なら拍手が起こりそうなそんな場面が楽しいのです。

 内田さんとだいぶ話が離れてしまいましたが、そんなわけで昨日は、この沢村さん主演の浅見光彦のTVドラマ、一部録画して残っていたもの(第23話の「藍色回廊殺人事件」)を観て、内田さんを追悼しました。

 合掌!