昨日は健さんが亡くなったとのニュースにビックリ、最後の映画人がいなくなった
との寂しい気持ちに。
そして、夕方、喪中はがきが、メーカ時代の同期、独身寮の最後までの生き残り仲間から
でした。奥さんが亡くなったと。
この友人は、独身寮で10年以上一緒にいた仲間で、私のクラシックの師匠でもありました。
「おれ結婚する」と、可愛い奥さんの写真を見せられた時はショックでしたね。
これはいかんと、半年後に結婚したのはこの友人のおかげ(せい?)かもしれません。
友人夫婦と婚約中だった我々とで、中華街で四人で会食したのはいい思い出です。
新婚時代も、同じ社宅で食事に呼んだり、呼ばれたりの付き合いが1年ほど続きました。
銀座のプランタンに勤めて、アドバイザーの仕事をしていた奥さんは、無口でお宅な友人とは
かなりアンバランスでしたが、ハイセンスで活発な女性でした。
昨日も「あんな元気だったのに!?」と30年前のことを言った、ノー天気な妻の発言でしたが、
確かに訃報が何か間違いでは、と思えるような女性でした。
我々が、妻の実家に転居してからは、年賀状だけの付き合いになりましたが、訃報を前に寂しさが
つのります。
冒頭の写真は、蒲郡(愛知県)に住む次兄から送られてきたものです。
お礼の電話をすると、「お前の声が聞きたかったから」との兄の返事でした。もう、4,5年会って
いなくて今年は行こうかと、思っていたのですが、義姉の実家でもあり、遠のくほど兄とはいえ敷居は
高く感じますね。
来年は、と思いつつ、兄との健康談義の電話を切りました。
日に日に寒さが増す晩秋、何やら人恋しい、そんな時期でもあります。