ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
夜中に何度も目が覚めたのは
台風のように自室を叩く強い風雨の音のせい
暗闇で目を閉じたままウルサイと感じながら
こんなにヒドい音の様子じゃ
今日は休足日にするしかなさそうだなと
ボンヤリ頭に浮かべつつ再び夢の中へ…
6:15のGarminのアラームに起こされ
裏口へ回ると今日もまた扉が開かない
昨日と同じように
扉周りが少し凍っていたこともあったけど
強い北風がマトモに当たって
扉を押し付けるような力のせいもあって…
休足日にするのはやむを得ないとして
こんなに風が強くちゃ
初孫くん無事に登校出来るだろうか?
冷たく強い風に
縮んだ老体をさらに縮こまらせながら
裏口を閉めて朝のルーティンへ…
いつもは家を出る10分ほど前に
学校送ってのコールにやって来るのだが
今日は事前じゃなくて遅れてやってきて
ランドセルを背負ったまま
すぐに送ってくれと…
何となくそんな予感もしていたから
特に慌てることもなく送ることに…
初孫くんを愛車で送っていく途中
強い風の中を通学する子どもたちのほかに
何人か見かけたのは
犬の散歩やウォーキングで歩いてる人たち
そんな人たちを眼にするまでは
すっかり休足日にしようと考えていたけど…
強い風の中でも普通に歩けてるんだから
雨さえ降らなければ走れないことはないと
そう思い直して少し遠回りした上で
家に戻ってからジョグの準備
風速10メートルを超えてても
走れないことはないさと自分に言い聞かせ…
今日はこの子をお供にして…
この子…
若い頃はこんなに可愛かったのに
しかもイカした歌声だったのに
写真のように今は男に変わったらしくて…
もったいないと思うのは
エロジジイの僕だけだろうか?
最近の若い子たちの思い
いろいろとあるんだろうなぁ
ジジイには全く理解できないけど…
いや…そうでもないか?
昔小学生だった頃に衝動が抑えられなくて
3歳上の姉のスカートや洋服を身につけ
姿見の前にポーズを取って
うっとりしつつ立ってたことあったっけ…
当時まだ若かったバアさんや姉に見つかり
ヒドく叱られたけど…
当時は今とは全然違う常識?あったからなぁ
そんな想い出が実はあって…
今はマガイもないオス100%の
エロジジイになっちまったけど…
さてジョグの方
2日連続で12キロを走ったせいで
老体全体に蔓延る気だるい疲労感
一晩や二晩寝たくらいじゃ取れそうにない…
たかが12キロを連続で走っただけで
こんなに身体が重くなっちまうなんて
さすがにアラ古希でしかなく…
実は今日初孫くんを送ったついでに
いつもの10キロコースが走れるのかどうか
一周して確認して来たのだが…
というのも
初孫くんを送りながら感じた積雪量の異変
昨日に比較するとかなり溶けた感じで…
愛車から立ち上がるように覗くと
どうしても走れない歩道部分もあったけど
工夫して頑張ればいつもの10キロコース
なんとか走れそうだと…
ということで
重く鈍った老体を少しでも労わろうと
12キロじゃなくいつもの10キロコースへ…
今日も12キロじゃ
さすがに老体も持たないだろうからなぁ
2キロ手前の
ちっちゃな美容室前までやってくると
大きなワゴン車が停まってて…
珍しいと思いつつ店の中を覗くと
誰か知らない男性のお客さんが
大きな鏡の前に座ってた
首エプロン姿で…
若くもないアラフィフくらい?
そんなオジさんなのに美容室?
男なら床屋さんへ行けよ!
そう思いながら
燃え上がるようなジェラシーの渦が…
カットが目的じゃなくて
キュートな彼女が目当てじゃないのか?
絶対にそうだろう
動機が不純なんだよ〜!
そう思うと
居ても立っても居られない思いになったのは
エロジジイの勝手な感情でしかないけど…
不純なのは僕の方か?
落ち着いて考えると
もともと彼女のともだちだったのかもしれず
彼女に頼まれて鏡の前に座ってたのかも?
実際のところは
まったくわからないけど…
それでもなぁ
そんなモヤモヤを抱えながら走ったせいか
尚更にスムーズに動かないポンコツ老体
時折り狂ったように吹き回る爆風に
フラフラと脚を取られながら…
また雨じゃなくて小雪だったのが
唯一の今日の救いだったと…
結局いつもの10キロコースに戻した今日
マトモに走れない部分もあったし
思ったように動かない鈍った老体だったから
そこまで悪くはないけどこんなもんかと…
当初の予定どおり休足日にしておけば
ちっちゃな美容室での
思いがけないジェラシーを感じることもなく
老体の疲れも取れてたかもしれないのに…
なんだか複雑な思い…
そんなもんか?
人生なんて…
女性から男性に変わったり
男性から女性に変わったりもする時代
独りよがりのちっぽけなジェラシーなんか
宙に舞うチリみたいなもんだろう
別にカノジョでもないのに…
そうは思ってはみるものの
正直な思いは簡単に変わることなく…
ちっちゃなヤツだなぁ
オレって…
もともと
ちっちゃなヤツさ…
昔っから…
飛び石連休も終わり
朝起きてすぐに裏口を開けに行ったのだが
鍵を開けても全く扉が動かなくて…
え?
鍵壊れたのか?
何度鍵を動かして開けてみても扉は開かず
どうしたんだろうと困ったまま…
そのうちハタと気がついたのは…
スマホのお天気アプリが示す外気温
氷点下−3℃の寒さだということは
もしかして
扉周りが凍ってて開かないんじゃないかと…
試しに
扉の縁を手で叩いたり
下の方は足で蹴ったりしてから
もう一度開けようとすると…見事に開いた!
思ったとおり
扉の外側に張り付いた雪や水分が
氷点下の寒さで凍っていたのだと…
車のドアが凍ってたまに開けにくくなるのと
同じような現象だろう
とりあえず
何とか裏口も開いたので
ひと安心しながら
寝起きから朝のルーティンへの流れ
今日は雪も積もってないから
チャラ息子に送って貰えるだろうと
そう予測していた初孫くんがやってきて
ジジイに学校送れのコール…
どうやら少し寝坊したらしく
遅れた〜と言い訳しながら…
それにしても
チャラ息子も呑気なもんだと…
確かに老いぼれジジイはプータローで
一日中ヒマには違いないが…
まるで当然のように頼まれる
日々の孫の送り迎え
いくらでも自分が出来るのに
どう考えてるんだろう?
別にどうとも考えてないか?
隣に毎日時間を持て余して
遊んでるジジイがいるんだから
送迎くらい任せればいいだけのことか?
僕だって
チャラ息子やグウタラ娘が小学生の頃は
暇なバアさんに任せっ放しだったからなぁ
これもまた老いぼれた親の役目か?
そんな昔のことも思い出しながら
初孫くんを送り届けたあと
日課のジョグの準備を…
今日はこの子をお供にして…
それにしても今朝は寒くて…
スタート前にもう一度外気温を確認すると…
少しは気温が上がってると思いきや
氷点下は依然と変わらず…
でも陽が出始めたから
少しは暖かくなるだろうと踏んで
いつものウェアスタイルでスタート
昨日の愛車でのジョグコース確認で
今日もいつものコースは
走れないだろうと見込んで
昨日の12キロと同じコースをチョイス
ただ走り出してから昨日の12キロのせいか
それなりに疲労感が大きくて…
たった2キロといえど
全体的にペースもそこそこ速かったし
決して侮れない2キロ増だったのだと…
実際に走ってみないとわからない
感覚が鈍くなってる老体の疲労具合
今日も同じコースだと
連チャンの12キロになるのかぁ
まぁ今日はゆっくりノンビリと行こう
凍てつく寒さの中で
重く感じる老体をなだめながら…
2キロ手前のちっちゃな美容室
お客さんの姿はなく
キュートな彼女が珍しくドアの方を向いてて
走りすぎるとき目が合った!
と思う…
なにしろ目が悪くて届かないジジイだから…
目が合った瞬間に大きく手を振ったけど
手を振るのが遅れたかもしれないなぁ
そんなポンコツのジジイランナーを
彼女はシッカリ見てくれていただろうか?
アッと笑ってくれたように見えたけど…
ハッキリ確認できるイトマもなく
そのままお店の前を通り過ぎるしか…
いくらスピードの出ないポンコツジジイでも
お店の狭い入り口前なんか
あっという間に走り抜けちゃうもんなぁ
まぁいいさ
ボンヤリでも彼女と目が合っただけで
今日のジョグはラッキーそのものだと…
そう思うことにして
いつものコースから外れ
積雪のない生活道路のコースへ…
それにしても寒すぎて
いつもなら日影を選んで走るのに
今日ばかりは日向の方へシフト気味
足指のシモヤケ
これ以上悪化しなければいいけど…
それでも走り続けているうちに
段々と汗が滲み始めてきて
やがてはいつもどおり汗だくに…
時折りツルツルに凍った路面を気にしながら
こんなにも寒いのに汗だくになるなんて
老いぼれジジイってやっぱ異常体質か?
結局
昨日とほぼ同じコースと距離の12キロジョグ
疲労感で身体が重いまま走り切ったけれど…
それがタイムやペースにそのままあらわれ
キロ6分半もギリで切れない結果に…
まぁ少し前までは
キロ7分前後でしか走れなかったこと思うと
ずいぶんと復活してきたのだが…
このまま順調に
元に戻ってくれれば言うことないけど
そんなに甘くはないか?
でも休足日が何日かあったからとはいえ
2日連続で12キロ走れるようになったこと
それだけでもマジに喜ばなくっちゃ…
ジョグから帰ってきて
食堂のテーブルに何気に置かれた
某カレーのルウ
テーブルの上にあるってことは
今晩の初孫くんの夕飯なのか?
ってなると
僕もこのカレーを食べるってこと?
かもしれないなぁ
中辛の表示はされてるものの
もともとこのカレーって
子ども用だから絶対に甘いはず
ジョグの調子が元に戻るのは甘くないけど
その分晩御飯くらいは甘くできるって
そんなこと?
その昔
このカレーのTV CMをやってた
僕と同年代の男性人気歌手
新御三家とか言われてた3人のうちの1人
何年か前に亡くなっちゃったけど
ずいぶん早くに死んじゃったものだ
コッチはもうすぐ古希になるというのに…
まぁカッコいい人気歌手と
ゴミみたいなクソジジイを
一緒にすること自体どうかと思うけど…
でも
ヒトの一生ってことだけを捉えると
たとえどんな立場であっても
好かれていようと嫌われていようと
生死の現実ってのは避けられず…
思いがけず早くに死んじまうなんて…
もしかして
好かれてる人ほど早死になのか?
ならば
この老いぼれジジイは
ずっと長生きするかも?
それがまた嫌われる原因にもなったりして…
嫌われながら長生きもしたくないけど…
まぁ好かれようと嫌われようと
自分に正直にしか生きれないからなぁ
考えが甘かろうとチャラかろうと
このまま生きていくしかないんだろうなぁ
変わらず走り続けていくしかないさ
正直なまま…
祝日の今日は月忌参りの日でもあって
本来ならゆっくり朝寝坊したいところだが…
むしろ
いつもより少しだけ早めに起床という始末
菩提寺のT大卒のご住職が来られるから
あらかじめ仏壇や仏間はもちろん
玄関周りもキレイにしておかなくちゃなぁ
カミさんは
大雪だから今回のお参りは
見送って貰えるよう連絡してみれば?
その方がご住職もありがたいんじゃない?
そう言ってたけど…
確かに昨日の午前中まで
雪の気配はかなりヤバく感じられたものの
午後からはお陽さまや雨でかなり溶けて
大雪というほどでもなくなったし…
もちろん家の玄関先はシッカリ雪かきして
ご住職の駐車スペースも確保済みだし…
見送るのもなんだか憚られて…
そうこうしているうちに
いつもの午前8時に予定どおりに
ご住職も来訪されて…
月忌参りも無事終了したあと
早速ウェアに着替えて日課のジョグへと…
今日はこの子をお供にして…
昨日は思った以上に降ったけど
思った以上に溶けたこともあって…
ひょっとすると
消雪設備で積雪のない生活道路じゃなくて
いつものコースを走れるかもと思って
家の前の緩い下り坂をスタートしたけれど…
途中までは良かったものの
いつも走ってる歩道には雪がたっぷりと…
そりゃそうだなぁ
歩道も除雪してくれればなんとか走れるけど
積もったまま放っておいたんじゃなぁ
走るどころか歩くことさえ…
そんな歩道を前にウロウロと
コースを後戻りしたりしつつ迷いながら
予定とは違うコースを走ることに…
まぁしょうがないよなぁ
この積雪じゃ…
積雪にもかかわらず
走ろうと思えば走れるのかもしれないけど
途中でコケること必至だろうなぁ
溶けるのはいつになるだろう?
いつになったら
いつものコース走れるようになるんだろう?
それまで
積雪のない道を探しながら
走るしかないか?
結局今日のジョグは
迷いながらも12キロを走破?
走破というか歩いたりもしつつ…
それでも6分半切りのペースだから
やっぱり調子が良いというか
少しずつ元に戻ってきたのかもしれない
まぁこのところ荒れた天気で
断続的に休足日が続いたから
疲れも取れてきたのだろう
それに何と言っても
坐骨神経痛の調子がそこそこ良くって…
それが一番なのかもしれない
取り過ぎちまった年齢を
取り戻すことは出来ないけど…
少しだけでも以前のパフォーマンスに
戻せることが出来るのなら
なんとかしたいと思うけれども…
午後になって青空が広がり
しばらくの時間は続きそうだったので
思い立って愛車の運転をすることに…
特に用事があったわけじゃなく
わずかな間の晴れ間のプチドライブを…
この前
バッテリーを交換したところだから
そんなにシャカリキに運転しなくたって
大丈夫だとは思うけれど…
初孫くんの送迎やコンビニへの買い物など
近場しか走らないのは
やっぱりバッテリーには悪いだろうから…
たまには
30〜40分でいいから
長い距離を走らせないとなぁ
そうしないと
調子が保てないよなぁ
老いぼれジジイだって同じこと
全く走らなくなってしまえば
マラソンなんて走れなくなっちまうよなぁ
なんとか日課のジョグを続けてるから
こうやって走れてるんだし…
愛車のバッテリーは
お金さえ出せば新品に替えられるけど
老いぼれジジイに替えがきく部品なんて
あるわけないからなぁ
出来るだけ今の調子を維持できるよう
ほどよい負荷をかけながら
スムーズに動けるよう配慮してかないと…
それこそ
本物のポンコツになっちまうかも…
今日はたまたま12キロを走ったけれど
こんな風にいつもの10キロじゃなくて
少し距離を伸ばすのも大切なのかもしれない
もちろん
たまに休足日を取って
老体を休めることも大事だとは思うけど…
そんなジョグ生活を
いつまで続けられるものやら…
これからは
一年一年が勝負?
なんだろうと…
グウタラ娘の赤ちゃんは
生まれてからこの一年で立ち上がり
やがてマトモに歩くようになるだろう
それに比して
老いぼれジジイはこの一年で
どれだけ老化を抑制出来ただろうか?
まぁ最近は痛風発作も出てないし
坐骨神経痛と頻尿には煩わされてるけど
大きな病気やケガさえなければ
この先もなんとか…
もちろん
いくら頑張ったところで
老化を止めることは出来ないだろうが…
やれることはやろうと…
そう思って生きていくしか…
昨日の日曜日の夜の
チャラ息子一家との恒例の夕食会
明日は雪だから朝早くに出ないとダメかも…
夕食を食べながら
チャラ息子がそんなひと言をポツリ
そこまで積もらないんじゃないか?
明日もジョグを走りたい気持ちから
そう言ってはみたものの…
リビングの外の雪の降り方は
冷気の中でいかにも積もりそうな気配の
真っ白な真綿のような雪で…
案の定
今朝6:15のGarminの目覚ましで起きると
寝ぼけ眼に入ってきたのは
裏庭一面に広がった真っ白な雪景色
昨日よりもずいぶん積もってると…
初孫くんのために裏口の鍵を開けたとき
ガレージの中のチャラ息子の車は
すでにエンジンが掛かってて暖機運転中
やっぱり早く出勤するのだと…
そう思いつつ朝食のトーストを食べて
洗面所で歯磨きしようとしたときには
もうとっくにチャラ息子は出勤済み
窓から見るガレージの向こうの道路は
簡単に走れそうにない深い轍の跡が出来てて
果たして車高の低い愛車で
無事に初孫くんを送れるだろうかと…
そう心配しながら
スリップしつつ初孫くんを愛車で送った
積雪状況は確認するまでもなく
ジョグどころじゃないほどの積もりようだと
諦めざるを得ない量
昨日のジョグが思いのほか調子良かったから
今日はチョット本気で走ってみようかと
そう思っていたのに…
ザンネンでしかない…
ということで
初孫くんを送り届けてから
早々に雪かきを始めることに…
この子の歌声を聴きながら…
あわよくば
雪かきの最中に晴れてくれれば
積雪の少ない生活道路なら
なんとか走れるかもと思ったけど…
実際に雪かきを始めた途端に空が暗くなり
冷たそうな細かい雪が深々降り始めた
いまさっき雪かきした跡も
一気に白く積もる一方で
とてもジョグどころじゃないと…
どうしちゃったんだろう?
2月になって立春を過ぎてからのこの大雪
暖かくて雪の全く積もらなかった1月が
まるでマボロシだったようにも感じられ…
このまま
もっと降り積もり続けるのだろうか?
今年最初のマラソン大会まで
あと1ヶ月を切ったところだというのに
こんな感じで走れない日が続くと
マジに困っちゃうんだけどなぁ
先月下旬の月忌参りのときに
菩提寺のT大卒のご住職に言った言葉
2月にたくさん降った年もありましたから…
それがまるで予言みたいになるなんて…
チームのメンバーたちと
先月に続いて今月も一緒に合同練習をと
そんな話もしてたのに
こんな状況じゃそれどころか
毎日の日課のジョグですらマトモに走れず…
このまま行くと今月の月間走行距離は
目安の200キロには届かないことにも
なりかねない?
年が改まってから
ジョグの調子も少しずつ上がってきたのに
出鼻をくじかれた感じにも思える
遅れてきた冬将軍のお出まし
老いぼれジジイの人生って
いつもなかなかうまく行かないもんだなぁ
そう思って言い聞かせておけばいいのか?
それが当たり前だと…
午前中の雪かきを終えてから
お昼になって思い出したのだが
今朝はとてもイヤな夢を見たのだと…
思い出したくもないような…
それは
若い頃に大嫌いだった上司の夢
夢の中でも理不尽な彼のご機嫌を取ろうと
へりくだってる自分の醜さ?みっともなさ…
もうすでに
当時の上司よりはかなり年上になったのに
まだ彼の部下の身分で文句も言えない夢…
なかなかうまく進まない手順に
四苦八苦して困ってるときに目が覚めた
忘れていたつもりのはずなのに
どうして夢に見てしまったんだろう?
彼が会社を辞めて去ってから
もう四半世紀の月日が経つというのに…
自分の心の中で
引っかかっていることがあるんだろうか?
もうすっかり忘れてしまいたいのに…
顔すら思い出したくもないほど…
いまは90歳近くのジジイになってるだろか?
もうそろそろ天に召されてもいい歳だろう
だけど
たとえ彼が亡くなっても
彼の葬儀にお参りしたいとは全く思わない
辞めた後も自分が勤めてた会社に
批判を繰り返してクレームばかりつけてきた
そんな彼の葬儀なんかには…
彼の在職中に
或いは辞めるときにでも
ハッキリ言ってやれば良かった
オレはアンタが大嫌いなんだと…
そうすれば
こんな夢なんか見ないで済んだかも…
いま後悔したって
それこそあとのマツリでしかないけど…
そんなような後悔ばっかりだよなぁ
老いぼれジジイの人生
イヤだった上司に限らず
自分が歩んできた人生の中で
上手くいかなかったり躓いてばかりの…
いまさら
そのときに戻ってやり直すことも出来ないし
どうしようもない悔しい思いを抱いたまま
ただ諦めて忘れてしまうだけしかないのか?
まぁそれでいいのかもしれない
どっちみち
この老いぼれジジイ
怨みツラミを抱え込むことしか出来ない
ロクでもない人間なんだし…
そうやって
成仏出来ないまま死んでもいいのだろう?
むしろ
それが当たり前だと…
とても出来た人間にはなれないさ
所詮そんなもんさ
チャラくてエロいポンコツジジイなんて…
幾つになっても…
昨日の時点で
大雪警報が注意報に変わったから
今朝は積もってないだろうと思いつつ起床
案の定
寒さは厳しいけれども積雪はわずかで
新たな雪かきの必要は全くなし
そんな
強風もおさまった感じの日曜日の朝
7時過ぎに起き出して
ジョグを走るつもりで朝のルーティンを…
昨日は痛み止めを1度しか服用しなかったが
坐骨神経痛の痛みは思った以上に良くて…
坐骨神経痛って
凍みるような寒さに弱いのか
それとも別の何かが影響して痛くなるのか
未だにサッパリわからないけど…
それでもいつもどおり
朝イチで痛み止めを飲み込まないと
老いぼれジジイの一日は始まらない
いつもより軽いといっても
痛いの自体は変わらないから…
ただ
軽い分だけ痛み止めが早く効き始めるのは
なんといってもありがたくて…
わずか2〜3℃しかないのに
明るい気持ちでジョグを走れると…
今日はこの子をお供にして…
昨日までの強風はおさまったとはいえ
それでもまだ風速5〜6メートルの中
消雪設備で積雪のないいつもと反対方向の
生活道路を選んでゆっくりとスタート
いつもの緩い下り坂と違って
緩いといえども上り坂は
走り出しにしては少々キツくて…
100メートルほど進んだところで
2歳年上の近所のオジさんと目が合った
ほとんど会話を交わしたことのない…
退職を機に
数年前に大都会からUターン帰郷したらしく
小中学生時代の彼は知ってるものの
今の彼を見ても全く誰かはわからなくて…
ただ実家の前で何かしてたから
彼だろうと推察できただけで…
そりゃそうだろう
子どもの頃しか知らないのに
今の70過ぎたジジイが彼だと分かるって
いくら何でも至難の業
ましてや
子ども時代も全く親しくなかったんだから…
おそらく彼もまた同じように
走るジジイを見たところで
2歳年下の僕だとはわからないのかもしれない
まぁ
お互いアラ古希になってしまったいま
あらためて声を掛け合う必要もないだろう
彼と僕の間に共通する昔話すら
全くないのだから…
それでも
一応軽く会釈だけは交わして走り過ぎた
もしかすると
彼には2歳年下の僕だとわかってるのかも?
だけど
会釈さえしておけば無難だろう
わかっててもわかってないにしても…
そう思いながら
積雪のない生活道路を走っていく
それにしても消雪設備の施された生活道路は
本当に坂道だらけで
何度も上ったり下ったりの繰り返し
特に前半の4キロ過ぎまでは…
坂道の練習にはなるかもしれないが
老いぼれジジイにとってはキツ過ぎて…
まだ下り坂はいいにしても
上り坂の度に脚が上がらず
尚且つ息が切れるほどシンドい
まぁいつものコースと違うから
タイムもペースもほとんど気にしないで
走り続ければいいんだけど…
だけど
そんな坂道の前半が功を奏したのか
平坦になった中盤以降はかなり楽になって…
一昨日と少し違ったコースになって
迷いつつ距離が1キロほど伸びちゃったし
最後の上り坂もそこそこ苦しかったけど
なんとか11キロを終了
そして走り終えてシャワーを浴びたあと
ペースを確認してビックリ!
坂道だらけで
ノンビリ走ったつもりだったのに
キロ6分半を切ってるなんて…
そんなに頑張ったわけじゃないし
走っててノッてる感じでも
全然なかったのに…
おそらく
坐骨神経痛の調子がそこそこ良かったのと
昨日の休足日やその前の2日間の休足日で
脚の疲れが取れてたのかもしれない
そう思うと
休足日って大事なんだろうなぁと…
もちろん
坐骨神経痛の調子如何もあるだろうけど…
それにしても
上り坂を上ってるときは
あんなに苦しくて脚も上がらなかったのに…
走り終えて
脚の疲れが全然出てないってのは
調子の良い証拠なのかも?
大会本番のときに
こんな感じで走れればなぁ
今年最初の3月の大会まで
あとちょうど1ヶ月
今日みたいな調子で走れれば
5時間は切れそうな気がするよなぁ
そんなにうまくは行かないだろうけど
とにかく走れるというか
大会に出場出来るだけでもOKか?
でも
もう60代も終わっちゃうからなぁ
最後に5時間は切っておきたいよなぁ
あと1回でいいから…