
久しぶりに続編が待ち遠しい作品です。
kindle版でこのシリーズは読んでいます。
祖父があやかしの世界『かくりよ(隠世)』で作った借金の返済のため 鬼の大旦那に攫われ大旦那の嫁となることを強要された葵は結婚を拒否し自分の力で祖父の作った借金を返すため旅館「天神屋」の離れであやかしたちのための食事処「夕がお」を始めた。
はじめのうちは若旦那の銀次以外は葵を敵対視していたが 葵の作る食事があやかしたちとの距離を縮め、葵は「天神屋」に自分の居場所を作っていった。
今回は 葵と大旦那の距離がやっと縮まってきます。 しかし今度は大旦那に危機が・・・・
これからのふたりはどうなっていくのか、そして銀次は? 葵に親しく接してくれた仲居の春日は?
いろいろ今後の展開の伏線があります。
コミックのように軽く読める本です。 それに葵の作るご飯、どれもおいしそう。
多分作家は若い方だと思います。
宮部みゆきさんや畠中恵さんとはまたちがったテイストですが 私、小松エメルさんとか友麻さんとかのこういう感じも好きです。
機会がありましたら 読んでみてください。 そして葵と大旦那の行く末を一緒に見守りましょう
