レコーダー録画鑑賞「機甲界ガリアン」。

　ゴーグに続いてこちらも懐かしい作品。でも全話観たのは初めて。とても新鮮でした。

　元々情報として持っていたのは当時のアニメ誌(アニメックやOUT)と最終回の記憶(汗)。序盤は初見も良いところだったので、設定が緻密な今のアニメと比較してツッコミ入れまくりながら観ていました。数万年前の超文明の遺産であるガリアンや人馬兵(確かこれで合ってた？)の戦いと、投石機やひたすら人海戦術なアナログバトルが同時進行するミスマッチっぷりが一番興味深かったですね。ガリアンの作品世界ではそれが何の違和感もなく行われている訳で。気づけば自分もすっかり入り込んでました。

　そしてポイントはやはりジョジョ、ではなく、マーダル。自らの暴虐をスイッチにしてアーストを戦乱に陥れた悪の根源ではあるけれど、実は無気力な母星の民を活性化させる悲願の為に多くを犠牲にしてきたという。明らかに終盤はジョジョよりマーダル視点で話が動いていましたね。さすがにおじさん(おじいさん)は主人公に出来ませんからね(汗)。

　でも、最終回のジョジョはカッコイイ！最終回だけは当時ビデオ録画して(学生身分で持ってた/汗)何度も観ましたから。なのでキャラのセリフはがっつり覚えてました～♪ヒルムカとウーズベンとウィンドウのやりとりとか…ここ好き！

　エンディングの成長したジョジョとチュルルの婚儀シーン(？)は今でも胸が熱くなります。結局、アーストが統一されるのか平和になるのか、その平和が末永く続くのか、誰にも分からないし、難し過ぎて描けないですからね。

　声オタ的には、キャストさん若かりし頃のヴォイスが聴けて楽しかった♪速水さんは20代前半、渕崎さんは10代、と初々しいんですよね～。和彦さんのウーズベンも今なら余り演じられないようなキャラでしたし。

　高橋監督と塩山さんのコンビ作品はこれで終わってしまって当時も今も寂しい限り。まぁボトムズ新作はありましたけど、あくまでボトムズですし。完全な新作観たかったです…。もう厳しいですよね。しかたない。

　とりあえず、今度はガサラキ観たいです。CSのどこかでやらないかな…。