アマプラ配信鑑賞「魔法使いの嫁 SEASON2 第2クール」。

　長かった学院編も完結。後半の第2クールは第1クールでの伏線を回収する為に各キャラの動きが活発でした。激しい戦いのシーンもあり魔法や魔術の展開ではアニメらしい色彩と動きのある映像で原作漫画にはない息遣いが感じられました。

　格式高い魔術の名家で祖母より虐待を受け育ったフィロメラが、絆のつながりを得て自らの願いが何かを知る、その手伝いを過去同じ境遇に苦しんでいたチセがする、というとても現代的なメインストーリー。感情移入し易い大筋があるので、この作品の独特でち密な世界観があってもキャラクターを追えば普通に楽しめるのが良い点です。

　とはいえ、原作を読んでいないと数多く登場する大人のキャラクター達の事情を知るのは難しいと思います。終盤は尺の関係でだいぶ削られ、事件後の学院の後始末がほぼありません。その他にもザッケローニのようなおもしろいキャラクターについても描き足りない感じになって残念でした。原作既読勢の自分は原作を読み直し補完することでアニメのストーリーを普通に視聴出来る、それくらい作品の情報量は多かったです。

　原作にも追いつきコミックス派の自分も新章の内容は？？な状態なのに、まだまだ続編作る意欲満々のエンディングクレジットにびっくり。まぁあの終わり方は真相解明していないのと同じですし仕方なし。原作の進捗次第の次回作。今作並みかそれ以上待つことなるのかな…(汗)