今夜は140年振りの「限りなく皆既に近い部分月食」でした
今夜11月19日の18時03分ごろ、日本では140年振りの「限りなく皆既に近い部分月食」が発生しました。月食は、月が地球の影に入ることで起こる現象ですが、部分月食は地球の影で月の一部が隠されることで起こる現象です。なぜ影に隠れる月は真っ暗にならず、赤く見えるのでしょうか?それは「太陽光が地球の大気中を通過する際に屈折してわずかながらに月を照らすためです。」光の成分のうち、波長の短い青い光は大気に散乱させられるため、ほとんど月まで届きません。一方、赤い光は散乱されにくいので、月まで届いて月面を照らします。これが、月食のときに月が真っ暗でなくほんのり赤みを帯びて見える理由です。
一枚目の写真は17時50分ごろ、二枚目の写真は19時50分ごろに二階の窓から撮影したものです。電線が邪魔です。