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「齋藤行クラリネットリサイタル」のお知らせ

2013-09-28 | コンサート&ライヴ

 第29回「齋藤行クラリネットリサイタル」が11月18日(月)午後7時より東京文化会館(小ホール)で行われます。今回は「珠玉の幻想小曲集の夕べ」ということで、シューマン、ガーデ、ライネッケ、ヴィンディングというロマン派4人の作曲家の作品をお届けします。ピアノ伴奏は藤井一興さん。プログラム終了後のアンコールでは2人の即興演奏が期待されます。

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「色を見る、色を楽しむ。」(ブリジストン美術館)

2013-09-17 | アート&クラフト

 台風一過の秋晴れの中、ブリジストン美術館コレクション展「色を見る、色を楽しむ。」に行ってきました。またしても会期終了間際でしたが、天気もいいし、今日しかない!と出かけました。

 銀座ヤマハで楽譜を物色してからブリジストン美術館に向かいます。

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◆たしかに楽しくなりそう。

 ブリジストン美術館は学生の頃に一回来たはずなのですが、まったく思い出せませんでした。いったい何を見ていたのだろう。。。

 会場に入ると思ったより空いています。やはりコレクション作品展だからでしょうか?でも収蔵作品といってもさすがブリジストン美術館。世界に2枚しかないうちの1枚というマネの自画像をはじめ、ルノワール、セザンヌ、モネ、ゴーギャン、ルソーなど、大作ではありませんが印象派を中心にいい作品がいっぱい展示されていました。

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 また、各展示室ごとに顔料や絵の具の変遷、画家による色の扱い方などのテーマによる解説があり、興味深く見ることができました。これで実際の絵の具や顔料をいっしょに展示してあったりしたらもっと面白かったと思います(「フェルメールセンター銀座」ではそんな見せ方をしていました)。

 さて今回いちばん見たかったのはマティスの版画集「JAZZ」。この原画は、まず紙にガッシュで色を塗り、それをマティスが切り抜いて別の紙に貼りつけて構成・制作したとのこと。紙を切り抜くという即興性から「JAZZ」と名付けたようですが、「サーカス」という題も考えていたとか。

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◆JAZZ  X  「ピエロの葬式」

 20点が展示された壁はまことに鮮やか。大胆な色使い、抽象的ながら動きを感じさせるモチーフや文字たちが本当に楽しそうです。家に1点飾りたくなりました。

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◆JAZZ  II  「サーカス」  飾るならこれかな。

 このほかルドンのリトグラフ(小さいけれどまさにルドンの世界)やピカソの油彩など、この入館料(割引で600円)はお得でした。

 ミュージアムショップでは前から欲しかったデュフィの「オーケストラ」のポストカードを購入。どこかでデュフィの作品展やらないでしょうか?

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◆デュフィ「オーケストラ」
   

(2013.09.17)


再び「プーシキン美術館展」

2013-09-03 | アート&クラフト

 前回「木曜休館」であえなく撃沈?した「プーシキン美術館展」(横浜美術館)リベンジです。

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◆開いてる~!(笑)

 会期があと2週間ということで混雑を覚悟して行きましたが、夏休み明けの午後だったせいかそれほどではありませんでした。空いてはいないけれど少し並べば絵の前に行けるという感じ。

 「フランス絵画300年」というサブタイトルどおり、ダヴィッド、アングル、ドラクロワ、コロー、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス、ピカソなど充実した作品展示です。また作品解説も文字が大きくてわかりやすく、展示室も2階にまとめられているのでとても鑑賞しやすいように思いました。 

 今回いちばん気に入ったのは、美術展目玉の「ジャンヌ・サマリーの肖像」(ルノワール)。全体の色調や女性の表情が素晴らしく、しばらく見入ってしまいました。今にも何かつぶやきそうな口元に魅きつけられます。

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◆ジャンヌ・サマリーの肖像(ルノワール)

 そしてモネの「陽だまりのライラック」やゴッホの「医師レーの肖像」、ゴーギャンの「働くなかれ」、ピカソの「マジョルカ島の女」など素敵な作品が続く中、なんとも異彩(天然?)を放っているのがルソーの「詩人に霊感を与えるミューズ」。

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◆詩人に霊感を与えるミューズ(ルソー)

 いや~、なんなんでしょうこの人は。モデルを実際に採寸したというのにこのデッサンは。。。足元の花も地面から唐突に生えているように見える。。。でも何とも言えない独特の「味」があるのが不思議です。ちなみに自分が好きなルソーの作品は「眠れるジプシー女」です。

  このほかにもマティスやレジェ、シャガールなど、気がついたらけっこう時間が経っていました。全66作品、なかなかのお勧めの美術展です。


 もうひとつ良かったのは同じフロアで開催されていた横浜美術館収蔵の「コレクション展」。ミロ、エルンスト、カディンスキーなどの作品が展示されています。好きなマグリットやダリの作品もあったのでこれは嬉しかった。

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◆王様の美術館(マグリット)

 隣の展示室にはいま「アメリカン・ポップアート展」でも話題のウォーホール、リキテンスタイン、ジョーンズの作品もありました。

 ※ひととおり展示を観てから立ち寄ったのが併設されている「美術・情報センター」。画集や雑誌、美術関係書籍などが広い部屋に所狭しと並んでいます。机や椅子もゆったりと使えるので、ここだけでも楽しめそうです。

 この横浜美術館、初めて行ったのですが、展示室の配置が見やすく各フロアもゆったりしていていい感じです。また随所に休憩用のソファーや椅子が設置されているのもgood。ミュージアムショップやカフェも広く、もっと近くにあったらちょいちょい通いたくなりそうです。 

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◆広い館内。ダリやマグリットの彫刻も。

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◆目の前はランドマーク・タワー

(2013.09.02)