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フィギュアスケート世界選手権&平昌オリンピック(今ごろですが)

2018-03-26 | フィギュアスケート

なんとソチオリンピック以来4年ぶりのフィギュアスケート記事。

フィギュアスケートファンのブログは数多くかつ内容も専門的。とてもじゃありませんが自分のような素人は恥ずかしくて何を今さら。。。なのです。でもせっかく大事なシーズンも終わりますので、4年前と比べて雑感を少し。

◆大熱戦だったオリンピック

男女シングルだけでなく、ペアもアイスダンスも、全種目ハイレベルの戦いが続いて見ごたえ十分のオリンピックでした。毎回物議となる「採点」についても、今回は妥当ではなかったかと(素人目には)。放送中に画面左上に表示される得点表もよかったと思います。

その一か月後の世界選手権は疲れが出た選手が多かったようです。オリンピックの年はもう少し間をおいて開催はできないのでしょうか?(国別対抗もないし)。

◆驚くべき技術面の加速

4年前のソチでは男子の4回転は2種類跳ぶのでも大変だったのに、その後ルッツ、ループ、フリップと一気に増えて、ネイサン・チェンはついに5種類制覇。しかも4回転ルッツからの連続ジャンプも珍しくない。凄い時代になりました。女子も3回転+3回転は当たり前で、セカンドに3回転ループも。また、ペアのツイストリフトやスロウジャンプにも4回転が!

高難度ジャンプは見ていて面白いのですが、反面、ジャンプが失敗した時のリスクや怪我も怖い。個人的にはスピンが美しかったアリッサ・シズニーのような選手がもっと出てきてほしいのですが、今のルールだとやっぱり「まずはジャンプ」になるんでしょうね。

◆羽生選手の神がかった気迫の滑り

本当にすごいドラマを見てしまった。。。なんといってもジャンプが演技全体の中のパーツとして調和を取りながら完璧に組み込まれているのが素晴らしい。特に助走なしのトリプルアクセルは何回見てもほれぼれ。。。それにしても彼の精神力は凄い。

◆恐るべしロシア女子

ソトニコワ、トゥクタミシェワ、リプニツカヤ、ポゴリラヤからあっというまに次世代のメドベージェワ、ザギトワ、その下にはトゥルソワ、コストルナヤと次から次へと優秀な選手を送り出すロシア女子(特にエテリ門下生)。総合的な養成施設もあるようですが、いったいどういう教え方をしているのでしょうか?

ザギトワは昨年度のジュニアグランプリで見て気に入ったのですが、たった一年でオリンピック金メダル。しかしあまりにも世代交代が早すぎないでしょうか。リプニツカヤも好きだったのに。。。もったいなさすぎます。(ザギトワもまさか引退とかしないでしょうね)

◆ベテラン勢の活躍

そんな中、コストナー、長洲未来、ボロノフ、ビチェンコといったベテランの活躍が印象的でした。コストナーの優雅な滑りや長洲未来のトリプルアクセルへの挑戦、若手に負けないボロノフやビチェンコの4回転など、「大人」の演技が見られたのはうれしいことです。

◆楽曲について

ボーカル入りはまったく違和感なしです。以前はクラシック曲が多くてそれも楽しみだったのですが、クラシック曲はもともとが長く、時間や演技に合わせた無茶苦茶なカットや繰り返しなどが気になっていました(ミーシャ・ジーなどのように、以前からクラシック1曲を見事に使う選手もいましたが)。ボーカル入りが許可になって曲の選択肢が増えたせいか、わざわざツギハギしなくてもすむ曲を選べるようになったのかな?

◆アイスダンスとペアはもっと放送して!

オリンピックではアイスダンスもペアも全ペアを放送してくれましたが、普段はあまり見ることができません。この2競技は非常に面白いのでぜひ放送希望です。ペアの豪快なツイストやリフト、アイスダンスの正確無比なツイズルなど、見どころはいっぱいあると思います。

◆ルール改正はどうなる?

今後のルール改正では男子シングルも演技時間が女子と同じ4分になるとのこと。ザギトワで論議となった「後半にジャンプ全て」も見直される模様。ジャンプの基礎点はどうなるのか?演技構成点の比重は?どう改定されるにしろ、選手が混乱したり一般のファンがよく理解できないようなルールにならないよう願います。

◆おまけ

 フェルナンデス、メッシング、ラノッテ(エキシビジョン)のチャップリンはハマり役。ぜひどこかで三人の共演を!笑

 

ではまた4年後に?