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3年前にコロナ禍で中止となってしまった「チェーザレ 破壊の創造者」。キャストや規模からこのままお蔵入りなのかと思っていましたが今回待望の上演となりました。
休憩をはさみ3時間半。キャスト30人、本格的な衣装、スケールの大きなセット、プロジェクションマッピング、明治座初のオーケストラピットを使用した生オケ。曲数は50曲以上。なんとも豪華な舞台でした。
特に衣装は細部までこだわりを感じさせる美しさ。またオケピからの生オケの音は大変心地よい響きと臨場感で満足しました。
→ こちらに「オーケストラピットができるまで!」という動画が公開されています。
◆ロビーのキャスト写真
◆写真撮影スポット①
◆写真撮影スポット②
事前に原作(惣領冬実さん)を読破してから行こうと思ったものの時間とボリュームに挫折してしまったので、今度ゆっくり読んでみたいと思います。
◆3年前はまだ完結していませんでした
※余談ですが、明治座の横に「笠間稲荷神社の明治座分社」があるとは知りませんでした。
商売繁盛の神様だそうです
(2023.2.1)
会場は日比谷のシアタークリエ
1960年に初演されてから世界最長のロングラン記録を持つという「ファンタスティック」ですが、全く古さを感じさせないどころかむしろ斬新に感じました。
舞台はこじんまりとしたサーカス小屋風で下北沢の小劇場の感覚。
大きな舞台転換もなく登場人物はたったの8人。
バンド4人が一緒に舞台上で演奏(ハープが入っているのが珍しい)。有名な「Try to Rimember」をはじめウェストサイドストーリーを思わせるようなナンバーも。
ミュート(黙者)というセリフのない黒子のような役者?が一人。
影絵や手回しの回転舞台などアナログ感いっぱい。
ストーリーも単純明快ですが、若者の恋や成長、悩み迷い、親子関係などいつの世にも共通するテーマがうまくまとめられていると思いました。
キャストも一人一人が実にはまっていて「謎の男」を演じる愛月ひかるさんは宝塚感満載ですし、アンガールズの山根良顕さんのひょうひょうとした演技に見えない演技?はなかなか良かったです。
愛月ひかるさん
山根良顕さん
シンプルですがいろいろな味が楽しめる中身の濃い舞台。ぜひご覧ください。
11/14まで上演中(当日券もあるようです)
舞台セット(終演後に撮影可)
(2022.11.1)
「天使にラブソングを」(2019.12)以来2年ぶりのミュージカル。
まだまだ都内はコロナが落ち着かない状況だったので迷いましたが(年齢的にも)、電車は避けて車で会場入りしました。
フランスにあるルルドで若い女の子ベルナデットが洞窟で聖母マリアと出会い、そこで湧き出た泉が次々と奇跡を起こしついに大聖堂が建てられる。。。というお話なのですが、ベルナデットは実在の人物で泉も大聖堂もいまなお巡礼者が絶えないということです。
1幕と2幕合わせて47曲がすべて音楽(歌)で綴られる2時間40分。
役者のみなさんがソロで、アンサンブルで、そして全員のコーラスで響かせる歌声は圧巻。やっぱり人の声の持つ魅力と力は素晴らしい!としみじみ思いました。また若い女性を中心にした弾けるような歌と踊りのナンバーも躍動感があってとても良かったです!
ようやくこういう舞台が見られるようになって嬉しくなりました。
(2022.02.27)