TX浅草駅から歩いて3分ほどの奥まった路地に「蛇骨湯(じゃこつゆ)」という温泉があります。「雷門通り」や「すしや通り」からも近く、周りは飲食店がいっぱい。前から話には聞いていましたが、初めて行った時は「こんなところに温泉があるのか!」と驚きました。「蛇骨」とは面白い名前ですが、どうやら地名からきているようです。入浴料は450円。
◆なかなかいい感じの入口です
中はそれほど広くはありませんが、茶褐色をした天然温泉のほか小さいながらも半露天風呂もあります。最近改装されたそうで、湯船はもちろん脱衣所も休憩所も大変きれいでこざっぱりとしています。
◆明るくきれいな休憩所
地元の人や近くの飲食店関係の人、観光客や外人さん、背中に立派な「画」が描かれた方(?)など色々なお客さんが入浴中でさすが浅草!という感じ。いい雰囲気です。また何の準備もいらない「てぶらセット」(タオル、カミソリ、シャンプー、せっけん、歯ブラシなど 150円)もあるので、思い立ったら気軽に立ち寄れます。
ちなみに自分はここに寄ってからすぐ裏手の「浅草HUB」でJAZZを聴きながらビールを飲む、というのがゴールデン・コース(笑)。そんなに行けないのが残念ですが。
去年の秋、たまたまTV東京の「開運なんでも鑑定団」を見ていたら1枚の油絵が紹介されました。そして、その絵に釘付けになってしまいました。この時初めて「ロバート・ハインデル」という画家を知りました。
ハインデルは「現代のドガ」とも呼ばれ、バレエ・ダンサーたちの練習中の姿を描き続けました。ダイアナ妃や日本の高円宮殿下なども彼の作品のコレクターだったそうです。
そして色々調べていくにつれ、ますますハインデルが気に入ってしまい、カレンダーや画集を探して手に入れました。いま自宅にはハインデルの絵(カレンダーですが)が何枚も飾られています。
◆ハインデルの画集(現在入手できるのはこれだけ)
一度は本物を観たいなあと思っていたところ、この画集を買った東京のギャラリーさんから展覧会のお知らせがあり、喜び勇んで行ってきました。
◆待ちに待ったハインデル展!
ギャラリー「アート オブセッション」さんは代官山のビルの1室にあるギャラリーです。中に入ると、おぉっ!ハインデルの作品がずらりと並んでいるではないですか!ほとんどはシルクスクリーンによる版画ですが、何点か直筆の油絵も展示されていました。これだけでも観に行った甲斐がありました。どの作品も卓越したデッサン力、スピード感ある筆使い、意表を突く色彩、大胆な省略。。。やはりハインデルは素晴らしい。
※作品はこちら
ギャラリーには自分一人だけだったのですが、お店の方に画集やTVの録画番組、そして展示されていなかったデッサンなどを見せていただきました。このデッサンがもう、ため息が出るような素晴らしさ!どうやったら一発でこんな線と明暗が描けるのか。しかも木炭と指で。。。天才の作品を時間をかけてじっくりと眺めることができました。
2015年には横浜のそごう美術館で「ロバート・ハインデル展」が開催されるとのことでしたので今から楽しみです。
◆「オブセッション・ギャラリー」
この日は「プーシキン美術館展」に見事に振られましたが、「ロバート・ハインデル展」のおかげで十分満足。また行ってみたいお店です。
(2013.08.08)
「原鉄道模型博物館」から歩いてすぐのそごう美術館で「幽霊・妖怪画大全集」というちょっと変わった展覧会をやっていたので行ってみました。
◆何やら不気味な会場入り口
これがなかなか面白かった。丸山応挙の肉筆画や浮世絵など、骸骨・幽霊・妖怪・魑魅魍魎が約160点。鬼や天狗、キツネにタヌキなど、日本には色々いるものです。幽霊画も画家に寄って表情が様々で、ぞっとするようなものから,なんだか笑ってしまうような親しみやすい幽霊まで人柄(?)の違いが。
特に面白かったのは「百怪図巻」(佐脇崇之)。「ぬらりひょん」や「おとろし」など、水木しげるのマンガに登場する妖怪たちがいっぱいいました。ほかにも最近話題の伊藤若冲の「付喪神図」(つくもがみず)が大変ユーモラス。
そして出口では「YTI 48 総選挙」なるものが。
◆自分は26番に投票。
なおこの展覧会と連携して三井記念美術館と横須賀美術館でも妖怪展を開催中(割引あり)です。この夏は妖怪がブーム? (2013.08.08)
「プーシキン美術館展」休館、から気を取り直して、みなとみらい線新高島駅すぐにある「原鉄道模型博物館」に向かいました。
◆「模型」という文字にわくわくします(笑)
いわゆる「鉄男」ではないのですが、子供のころ「ジオラマ」や「模型」が好きだったので、この博物館の特設ジオラマを一度は見たかったのです。
さて、自分は鉄道車両などについては全くの素人なのですが、凝りに凝った精巧な模型の数々には感嘆しました。メカや車内の様子まで実物に限りなく近づけており、今のようには道具や材料や資料がなかった時代によくぞこんなものが作れたものだと感動です。
◆原氏が小学生(!)の時に作ったという模型
そして世界最大級という、車両たちが走るレイアウト。これは圧巻でした。大きさもさることながら、ジオラマの作りが細かい!建物はもちろん、車、屋台、お店、屋上の洗濯物、画家にバイオリン弾き、犬の散歩にカヌー遊びのおじさんまで芸が細かい!
◆本物?と思わせるような見事なジオラマ。
◆隣の展示室の「横浜ジオラマ」も力作です。
結局、鉄道よりもそのまわりのジオラマばかり見ていましたが、それでも十分楽しめました。ただ、小さな子供たちが嬉しくて叫んで走り回ったりケースを叩いたりと落ち着いて見られないこともあったので、じっくり観たい方は夕方くらいがいいかもしれません。 (2013.08.08)
休みが一日できたので横浜美術館の「プーシキン美術館展」を観に行くことに決めて出発。毎日チケット購入の行列ができているということだったので、オンライン・チケットを購入。準備万端です。
猛暑の中、自宅から2時間かけて到着。行列も見当たらず「お、今日は空いているな」と入口に向かうと、?。。。シャッターが。。。
◆まさかの木曜日休館~
「月曜日休館」と思い込んでいた自分が悪いのですが、がっくり。他にも同じように来館して「え、美術館って月曜日じゃないの?」「そんなー」という人が何人も。
仕方ないので今回はルートと会場の下見(?)ということにして、「原鉄道模型博物館」と「そごう美術館」に行くことにしました。
※さらに「ロバート・ハインデル展」にも行って結局3つハシゴ(笑)。
(2013.08.08)