普段は見ることのできないコンサートホールの舞台裏を巡る東京文化会館「バックステージ・ツアー」に参加してきました。東京文化会館に初めて行ったのは30年以上前の「小澤征爾&ボストン交響楽団」の演奏会。この時2階席で聴いた白熱の名演(幻想交響曲)は今でもはっきりと目と耳に残っています。ほかにもフィラデルフィア、クリーヴランド、ドレスデン、ギャルドなども懐かしい。
東京文化会館が年に何回か開催しているこの「バックステージ・ツアー」。各回100名のチケット(300円!)はすぐに売り切れてしまうということでしたが今回何とか確保できたのでずっと楽しみにしていました。
15:45に文化会館受付に集合。手続きを済ませて大ホールに入り、まずは緞帳や照明、舞台装置などについての実演解説(これだけで面白い)。このあと3班に分かれて1時間のツァー開始です。写真はあまり載せてほしくなさそうでしたが、ちょっとだけ。。。(スタッフの皆さんごめんなさい)
◆久しぶりの文化会館大ホール
まず「楽屋」「個室」「リハーサル室」をまわりました。楽屋には洗濯機が設置できるようになっており、オペラなどの来日公演では洗濯機もそのお国から持ってくるのだとか(!)。
◆廊下の壁一面に書かれたサイン。これはフジコ・ヘミング。
続いて舞台袖へ。ここもサインやポスターが一杯です。いちばん古いものは1967年のフィラデルフィア管弦楽団らしいです。オーマンディの頃ですね。
◆どうやって書いたのかと思う高さにまでサインが。
この後は「奈落ツアー」。オーケストラピットにのって、そのまませりあがってきます。オケピにはいちど入ってみたかったのですが、ステージ側から見上げる客席は眺め最高。
◆今にも演奏が始まりそうな雰囲気。
このあと「指揮台にのって写真を取ってもいい」ということだったので、しっかり撮ってもらいました。お宝ですが非公開((笑)。
この「バックステージ・ツアー」、音楽好きの方にはお勧めです。次回は10月24日(木)。チケットの有無は東京文化会館まで→http://www.t-bunka.jp/sponsership/spo_131024_2.html
(2013.07.28)
最近NHKのBSプレミアムや日テレの「ぶらぶら美術・博物館」でも特集が組まれていた「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」展(東京都現代美術館)に行きました。
思ったほどの混雑ではありませんでしたが、生原稿が多数展示されていてみなさんじっくり見ているので(思わず読んでしまうのですね)けっこう時間がかかりました。
手塚治虫は4年前にも江戸東京博物館で「手塚治虫」展があり、原稿や有名な「昆虫標本写生」などを見ることができたのですが、石ノ森章太郎の原稿や資料(小学校3年生の時のマンガとか)は初めてでした。今回あらためてこの二人の天才が作り上げてきた膨大な作品群を見て、その画力・表現技法・発想・新ジャンルへの飽くことなき挑戦などに感銘を受けました。特に第3部の「人間」「生命」「死」「未来」「女性観」などのテーマ別に二人の作品原稿を対比展示させたコーナーは展示の仕方もユニークでいい企画だったと思います。
◆伝説のトキワ荘も再現
この他にも懐かしアニメ映像やトキワ荘の再現模型、国内外の作家が手塚&石ノ森を取り上げた作品の展示など、マンガ好きにはたまらないでしょう。ミュージアムショップも単行本をはじめ多くのグッズが用意されています。
(2013.07.28)