懐かしい!「滝平二郎の仕事展」
滝平二郎と言えば、1970年代に朝日新聞の日曜版に連載された「きりえ」の数々が印象に残っています。当時、自分も小学校の図工の授業で「きりえ」を作りましたが、今回その滝平さんの原画が100点あまり展示されるということで、早速観に行きました。
初めて観た原画は文字通りシャープな切り口と黒く塗られた墨の力強さが印象的でした。また、下書きなしで複雑な線を切りぬいた「一発勝負」の刃さばきは驚き。滝平さんが始めた技法(摺りあがった版画をさらに切りぬく、など)や徐々に変わっていく画風も知ることができました。柏市はぜひ滝平二郎美術館を建ててほしいものです。 (2013.02.25 訪問)