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「トリッチ・トラッチ・ポルカ」(J.シュトラウスⅡ)

2022-01-23 | 出版楽譜:管打アンサンブル

久しぶりの出版楽譜のご案内です。

J.シュトラウスⅡの「トリッチ・トラッチ・ポルカ」木管とマリンバ八重奏(七~九重奏でも可)にアレンジしました。

★楽譜紹介・販売ページは → こちら

★実演動画は → こちら 

 ※オプションでバスクラリネット(LowCロング管)が加わった九重奏で演奏しています。

 

「おしゃべりポルカ」とも呼ばれニューイヤーコンサートなどでもよく演奏される楽しいポルカです。木管楽器とマリンバによる八重奏版ですが、七重奏~九重奏でも演奏できます。コンサートやコンテストなどで利用していただければと思います。

 

・調性は原曲の短2度上(A-Dur → B-Dur)

・ピッコロは1stフルートがオプションで持ち替え

・テナーサックスと3rdクラリネットはどちらかを選択

・バリトンサックスとバスクラリネットはどちらかを選択(両方でも可)

マリンバなしの木管七重奏でも演奏は可能です

・オプションのコントラバス(またはバスクラリネットLowCロング管)を入れて九重奏にもできます。

・演奏時間は約3分

・2020年12月「アンサンブル・リヴァージュ 1stコンサート」のために編曲、初演

 

【楽器編成】

・Flute1(&Piccolo : option)

・Flute2

・B♭Clarinet1

・B♭Clarinet2

・E♭Alto Saxophone

・B♭Tenor Saxophone(or B♭Clarinet3)

・E♭Baritone Saxophone(or Bass Clarinet)

・Marimba

・Contrabass(option)

・Bass Clarinet LowC(option)

 

 

 

※2020年12月の「アンサンブル・リヴァージュ 1stコンサート」のために編曲

※参考実演動画はアンサンブル・リヴァージュによる演奏です。


博物館に初もうで(東京国立博物館)

2022-01-07 | アート&クラフト

上野の東京国立博物館が毎年お正月企画として開催している「博物館に初もうで」。今年は「寅」がテーマです。

◆1月いっぱい開催中

◆雪がちらつき始めた東京国立博物館

◆いつ来ても堂々と落ち着きのあるエントランス

 

今年の干支「寅」に関する特別展示は本館の2つの部屋。水墨画、衣服、根付、器、楽器など古代から近代まで幅広く展示されています。

◆龍虎図屏風

◆虎の陣羽織

◆なんとこれは楽器(釣り鐘のようなもの)

◆虎の枕(!)

◆虎の香炉 シーサーみたいです。

◆青花虎文皿 ほとんど猫ですね。

 

もうひとつこの時期だけ公開されるのが国宝「松林図屏風」(長谷川等伯)です。すぐ隣の国宝室で見ることができます。

 

◆長谷川等伯「松林図屏風」

◆一気呵成とはこういうことでしょうか

 

なんとも幽玄で味わいのある作品ですが、近くで見ると意外と筆のタッチが大胆です。

広い部屋にこの作品一点だけ。ゆっくり鑑賞できます。

 

この特別展示のほかに広大な博物館の通常展示を見ることができますが、雪もだいぶ降ってきたので途中で切り上げてまた次回へ。

◆広くて多種多様なミュージアムショップ

◆お正月らしい立派な生け花も素敵でした

(2022.01.06)

 

 

 

 

 


深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」

2022-01-07 | アート&クラフト

知人の演奏会で上野の東京文化会館に行ったのですが、近くの上野の森美術館でちょっと変わった展覧会がありました。

深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」

◆日が陰ってきた頃の上野の森美術館

 

金魚の写真に見えますが「絵師」ということは絵画?

先月見た「上田薫とリアルな絵画展」のような写実作品なのかと思ったのですが入ってみると驚きました。

 

最初に展示されていたのはお酒の升に入った金魚。

◆金魚酒(連作)

 

リアルな金魚のフィギュア(立体)を花びらと一緒に透明樹脂で固めたものかと思いきや、これ全部平面に描かれた作品。

ぐっと近づいて見ると微かに筆のタッチなどがわかるのですが、言われなければ絵とは気がつきません。

いったいどう描いているのかというと、透明な樹脂を何ミリかの厚さで固めてまず部分的に1枚目を描く。その上からまた樹脂を流し込んで固めて2枚目を描く。それを繰り返すというのです。

透明なガラス板に描いた絵を何枚も重ねて上から見ると立体的に見えるというイメージでしょうか。

→ 制作過程の動画はこちら

 

作者の深堀さんはこれを3Dならぬ「2.5D Painting」と表現されています。

発想が素晴らしいですね。

 

◆たらいの中で泳ぐ金魚の群れ!

 

◆いったい何層になっているのか?紅葉と金魚が凄い。

 

◆これはあえて平面的アニメ的に描かれたもの。

 

この他にも純粋な平面作品や様々な素材を使って製作されたものなど多数。

「金魚」だけで構成された展覧会なんて初めてでしたがいろいろ発見がありました。

(2022.01.05)