早起きをして車を走らせ、安芸市を通り抜け安田川をさかのぼり、馬路村を通り魚梁瀬の千本山まで行った。
登り口を歩き回っただけだが、杉の巨木のそばに不思議な切り株を見つけた。
大きな木を実際に見ると、長い時間の流れが目の前に形となって立ち上がってくるのがわかるが、この切り株は切られた部分となぜか残された部分が同居していて、切られるまでの姿と切られてからの年月が同居しているような不思議な感覚になる。
今見えている姿はその木の本当の姿なのか。
ものごとの本当の姿を見る目を私は持っていないのではないか。
見ざる、聞かざる、言わざる、か。
登り口を歩き回っただけだが、杉の巨木のそばに不思議な切り株を見つけた。
大きな木を実際に見ると、長い時間の流れが目の前に形となって立ち上がってくるのがわかるが、この切り株は切られた部分となぜか残された部分が同居していて、切られるまでの姿と切られてからの年月が同居しているような不思議な感覚になる。
今見えている姿はその木の本当の姿なのか。
ものごとの本当の姿を見る目を私は持っていないのではないか。
見ざる、聞かざる、言わざる、か。