
振鉾(えんぶ)
毎年賑々しく中秋の名月の日に行われているという
東京赤坂山王日枝神社 での
中秋管絃祭(招待客以外は無料)
神社には切っても切れない雅楽
それにあわせて
舞が加わり 神楽舞、舞楽 を堪能する。


まずは 万人にわかりやすい巫女さん登場で 剣の舞

悠久の舞
雅楽のオーケストラ
こんなにも大勢が一度に奏するとは思わなかった。

古鳥蘇(ことりそ)
高麗楽で ことりそ とはロシアと中国東北部との国境付近で
古くは渤海国の地名だったそうです。

シンメトリーでないところが面白い
ホンマに 雅
雅楽奏者の装束も
もちろん舞う人たちの装束も 雅
どこから始まってどこで終わるともわからない 雅楽
ゆったりとどこまでも 能管 の世界
神の国と現世との橋渡し
舞楽には2系統あり
赤系の装束は左方舞、元はインド方面から入ってきた唐楽
緑系の装束は右方舞、朝鮮方面を経て入ってきた高麗楽
こちらはどちらも ゆるりとした演舞だった。
名月とともに神の大前に奏でるお祭りは
残念ながら雨
それでもしっとりと和楽の祈りは延々と続く
これらの楽器、これらの装束を作る伝統
我々の知らぬ世界で脈々と日本の工芸は受け継がれていくのだなあ
とあらためて感じ入る。