樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

春山には早過ぎた 山歩き

2015-04-12 23:45:55 | 日記
色々なことが貯まりすぎて
ニッチもさっちもいかなくなり始めたので
リセットしに山へいく。

そしてたまに山道を運転させないと発散できない
「いぬのきもち」も思い出した。

やっと晴れ間が見えた日曜日
時間を少しずらして  東京都の山へ
とはいえ、山梨にも頂上があり山梨100名山
でも東京都にも頂上がある山へいざ!

雪でも降っているのではないかと思うような
はらはらと舞い散る花片の中を車で突き抜けるのは
本当に雪の中を走っていような錯覚に陥る。

山の雪はところどころになごり雪
下草もまだまだ枯れ葉の下にほんの少しだけ顔を覗かしている程度



ハシリドコロ

鹿が食べると狂ったように走ると言われている
はしりどころ という花がやっと咲いているだけの
時期的に少し早すぎた寂しい山だからこその静けさ。
でも、
芽吹きをいまかいまかと待ちわびる淡い薄紫色に染まりし枝たちが
山を明るく染めている。そんなポヤポヤな春けき山肌、産毛のよう。
ところどころにまだまだ山桜健在!


出遅れた分登山道には人がおらず、静かな山歩き
鳥のさえずりをBGMに、風が冷たい1600mの尾根
詰まっていたものを汗と共に流し
厳しい冬を越えた東京都のブナと交信しながらゆく。



随分と昇華できた。

今年はどの山を歩こうか、と体力と持久力の査定を始めなきゃ。
山選びの楽しさがまたやって来る


東京藝術大学 奏楽堂

2015-04-12 23:00:18 | 日記


日本の藝術の総本山
芸大のキャンパス内にコンサートホールがある。
平成11年に完成、音響効果抜群の可動式客席天井を持つ。
壮麗なパイプオルガンも設置され、1100人を収容できる。

美術、音楽の枠を越えて 演奏や音楽的舞台藝術の創造的な「場」を
想定し社会への情報発信と教育研究成果の発表の場を目的としているようだ。

土曜日に音楽部の新人演奏会があり、足を運んだ。

      

                      

お昼からの1部には間に合わず、2部からの
邦楽(三味線、お囃子)をまず聴く。
次は普段ではソロをあまり聴くこともない
コントラバスの協奏曲、オーボエやクラリネットの現代風曲
そしてファゴット(サン・サーンスのバソンとピアノのためのソナタ)、
ユーフォニアムという楽器のソロそして、
特筆すべき打楽器のソロ演奏(多分ビブラフォン)!
完全に宇宙空間につれていかれた感覚に陥るほどの
不思議な音の世界。途中で「もののけひめ」に出てくる
木霊の首振る音まで顔を出し、学生とは思えぬ演奏に引き込まれた。
ブラボー!!
きっとあっという間に有名になるのではないか・・・期待したい。
念のため、今回の曲は J.Schwantner作 Velocities

 どんな楽譜でどんな練習をするのかも興味が湧く。

もうひとつ、驚いたことがあった。
伴奏者がアンドロイドを持って登場!
楽譜はアンドロイドに納めているらしい。
譜面をめくる助手は結局一度も手をださなかったが、
あの長さの曲の楽譜。。。めくったのは?
スピードを調整し計算されたスライドショーだったに違いないが。

結局助手は、なにかあった時の安全ぱいだったのかな。
それにしても、すべてに恐れ入りました。

一箱で色々な味が味わえた、お得感満載
春の松花堂のお弁当のような演奏会だった♪