樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

火の国 なれど水豊か

2016-02-15 20:58:48 | 日記
九州のたび 最終日は 
天草四郎の天草へ足を向けるはずだった



足を向けていたが、途中で 蒼土窯 の看板
いきつもどりつしながらやっと見つけた 網田(ごうだ)焼資料館
ところが本日閉館・・・だがしかし
回りはミカン農家ばかりのちいさな村、ちょっと散策しながら歩いて
途中でであったおばちゃんに声をかけたら山の上に工房があることを教えていただき
訪ねてみた。


草木捺彩陶


この蒼の色、いっぺんに魅せられてしまった。
宇土町の網田焼きを復活させた 前田和氏 ご本人に
お話をうかがうことができ、また多くの作品を見せていただいた。
気持ちをほぐす力のある笑顔を湛えている作家さん

優しくも力強い生命力を感じる陶板の作品
ブルーグリーンの色合い、濃淡、題材はほぼ雑草 
彼のこだわりは
葉脈の持っている美しさ、根っこの力強さをいかに表現するか
そのために独自の造形方法を考えたこと。


そこから空港へ向かう途中、またきままに寄り道
轟湧泉





地元のじっちゃんがポリタンクをもって
水を汲みにやってきた。
おっちゃんの方から話しかけてきてくれたけど
そげんこつ・・・半分は聞き取れない土地言葉

穏やかな顔つきはこの水で磨かれたに違いない。

九州は醤油も甘いが、水も甘い!

ひとやすみ

2016-02-15 10:58:38 | 日記
落語会@小田原


老化は愉し
明日何がおこるかわからない!
このスリル感!!


と宣うのは
今年落語家になって76年、おん歳87才?の
三遊亭金馬師匠

落語家には定年がないからね・・・
と首をすくめながら高座にあがり
小気味良い歯切れのよい語り口
よどみなく相撲の落語、言葉を繰り出していく。


あっぱれ~!

わがんせ

2016-02-15 10:23:47 | 日記


たびの途中で教えてもらった言葉
仏教用語

和顔施(わがんせ)

何もなくとも施しができる7つの施しのひとつ

笑顔

笑顔で人に接すると相手も気持ちよく
こちらも嫌な思いはしない

ということ

北上~ 神話の国へ

2016-02-15 09:33:23 | 旅行
鹿児島から一気に熊本へ海沿いを北上
とはいえ、ちんたらちんたら道の駅をめぐりつつ・・・

途中、漁港の道の駅に寄る

そこは鰹漁で有名らしく
日本橋の「にんべん」に鰹節をおろしている商店のおじちゃんにぶつかった

勝男武士(かつおぶし)を作って70年
80を過ぎたおじいちゃん、見た目70才くらいでとてもお元気
そこの鰹節、試食したがほんまに美味しい
味噌漬け、醤油漬け等、素朴な味が染みいる

とても頭の回転がはやいおじいちゃん
話がおもしろうて。そのうちに
今晩この町に泊まっていかんかい?
熊本の町に泊まりよるより美味しい魚がたべれるよ~って

残念ながら先へ進むことを伝えると、
じゃ、またおいで!と近くの旅館を教えてくれる。
でも、なるべく早く来るんじゃよ、でないとお迎えがきてしまうかもしれんけんね・・
だって。


北上して熊本へ
翌日、折しも建国記念日
古事記に出てくる高千穂の遊歩道を汗をかきかき歩く





遅めのランチは黒毛和牛バーガー(古代の黒米粉をつかったパン)



そのまま阿蘇の大観望へ
っとその前に、阿蘇一の宮さんへお参りしその門前町
水基めぐりを少々








町中、至るところに水が湧き出ていて自由に飲める。
口に含むと 甘露甘露~

火山灰にろ過されたおいしい水があちこちから沸いている恵まれた土地
さぞやお酒もうまかろう~とあるいていると とうふや のちいさな看板が目につく



豆腐をあげている匂いにつられ
のれんをくぐると大豆のかおりも漂う



できたての豆腐、人肌の温かさの豆腐をいただく
あまく、大豆の香りがしっかりする
熊本産大豆と地元のあの水でつくった正直なお豆腐
ここのおかあちゃんの笑顔とともに これだけで満腹満足!

こんなことしながらの旅
大観望に着く頃には陽が傾いていた。




西郷どんの鹿児島

2016-02-15 08:32:13 | 旅行


明治を開いた歴史上の人々
果敢に欧州へ人を送った藩主

兄弟子が若者へ勉学も含め教え伝え一緒に学ぶ制度

どうしたらあの広い視野と意志が育つのか。
大海へ門戸を開いている南開港
その風土に磨かれたのか、回りの人に磨かれたのか

仙巌園


島津藩主の別邸
鉄を作る高炉も作っていたという反射炉跡もある

有名な 桜島大根 どでかい!




園内にはミカンがなっている木も多い。
聞くところによると、カナダでは日本で売っている普通のみかんを
「SATSUMA」というらしい

お茶やさんでほっこりと「両棒」というお団子をいただく