6月第2週の週末
今週も体を動かすことは控えて
文化的な週末を送った。
金沢21世紀美術館が再び登場!
90分のレクチャーがあるということで出かけてみた。
講師:国立西洋美術館 館長 青柳正規 氏
題:ジャポニズム再考
5月8日から6月20日まで開催されていた
第1回金沢・世界工芸トリエンナーレ の一環で
日本の工芸の世界化は可能か を問うレクチャーだった。
トリエンナーレというのは3年に1回開催される国際美術展覧会ということ。
金沢で盛んな伝統工芸を踏まえた工芸トリエンナーレ・・・
あまり多くの人の関心はなかったようだ。
が、この先生、私が大学時代にギリシャ・ローマ美術史の先生として
講義を持ち、確かポンペイのモザイク画の講義を私はとっていた。
なんだか懐かしくて足を向けてしまった。
以前と変わらず歯切れのいいお話であっという間に大学の講義時間=90分
が過ぎてしまった。
結論から言えば、日本の工芸の世界化は可能、というより世界化しないと
生きる道はないかもしれない、ということだった。
グッチやビトンのようなブランドと匹敵いや、それ以上に質の高い
日本の工芸品は、いかんせん自分から主張をしない。控えめであるが故に
美しい!と誰をもうならせてもそれで終わってしまう。そこをどうするか。
工芸品の質の高さ、創造性は江戸時代の鎖国があったからこそ高められた
もので、いろいろな制約がないと人も物も育たない。枠があるからこそ、
そこを乗り越えようとまた内に向いて質を高めようと向かう。
この時代にはぐくまれた日本の「工芸品」としての行く先は??
サンプルを提示してそのよき理解者に、良さをいつも身近に感じてもらえ
る仕掛けを作らなければならない、と力説していた。そのために、丸の内
や成田・羽田など海外からの客人が目に触れやすいところに工芸館を作り、
まずは興味をもってもらい、その横に質のよい工芸品を販売できるような
場所作りを考えているとのこと。
文化庁の委託調査事業で工芸の将来像を考え、海外戦略を練ってい様である。
この先生、なかなか面白いことを時々おっしゃる。糸井重里氏との「ポンペ
イに学べ」という本も現代に通ずる話をまとめている。
(抜粋は下記で読めます↓)
http://www.1101.com/pompeii2/index.html
レクチャーが終わって夕方の「タレルの部屋」(ブルーネットスカイという作品)
に寄り、雲の流れをしばし眺める。穏やかな空
自転車を走らせて帰途につくと、犀川を渡る風は涼やかなり
今週も体を動かすことは控えて
文化的な週末を送った。
金沢21世紀美術館が再び登場!
90分のレクチャーがあるということで出かけてみた。
講師:国立西洋美術館 館長 青柳正規 氏
題:ジャポニズム再考
5月8日から6月20日まで開催されていた
第1回金沢・世界工芸トリエンナーレ の一環で
日本の工芸の世界化は可能か を問うレクチャーだった。
トリエンナーレというのは3年に1回開催される国際美術展覧会ということ。
金沢で盛んな伝統工芸を踏まえた工芸トリエンナーレ・・・
あまり多くの人の関心はなかったようだ。
が、この先生、私が大学時代にギリシャ・ローマ美術史の先生として
講義を持ち、確かポンペイのモザイク画の講義を私はとっていた。
なんだか懐かしくて足を向けてしまった。
以前と変わらず歯切れのいいお話であっという間に大学の講義時間=90分
が過ぎてしまった。
結論から言えば、日本の工芸の世界化は可能、というより世界化しないと
生きる道はないかもしれない、ということだった。
グッチやビトンのようなブランドと匹敵いや、それ以上に質の高い
日本の工芸品は、いかんせん自分から主張をしない。控えめであるが故に
美しい!と誰をもうならせてもそれで終わってしまう。そこをどうするか。
工芸品の質の高さ、創造性は江戸時代の鎖国があったからこそ高められた
もので、いろいろな制約がないと人も物も育たない。枠があるからこそ、
そこを乗り越えようとまた内に向いて質を高めようと向かう。
この時代にはぐくまれた日本の「工芸品」としての行く先は??
サンプルを提示してそのよき理解者に、良さをいつも身近に感じてもらえ
る仕掛けを作らなければならない、と力説していた。そのために、丸の内
や成田・羽田など海外からの客人が目に触れやすいところに工芸館を作り、
まずは興味をもってもらい、その横に質のよい工芸品を販売できるような
場所作りを考えているとのこと。
文化庁の委託調査事業で工芸の将来像を考え、海外戦略を練ってい様である。
この先生、なかなか面白いことを時々おっしゃる。糸井重里氏との「ポンペ
イに学べ」という本も現代に通ずる話をまとめている。
(抜粋は下記で読めます↓)
http://www.1101.com/pompeii2/index.html
レクチャーが終わって夕方の「タレルの部屋」(ブルーネットスカイという作品)
に寄り、雲の流れをしばし眺める。穏やかな空
自転車を走らせて帰途につくと、犀川を渡る風は涼やかなり
忍耐と執拗な根気の世界だと思います。
海山人さん、そうだったんですか・・・
ご訪問いただきありがとうございました。
あまり訳もわからず入会したのですが、
悠さまのブログも読ませていただいています。
また、こちらにもおいでください!
ブログランキングに入会しましたよね・・
「いつかは!」と思いつつ、今夜やっと・・
お邪魔させていただきました・・
また、お伺いさせてくださいね・・