昨年に引き続きジャズギタリストの
増尾好秋さんのコンサートが昨晩あった。
若い頃渡邊貞夫のメンバーでアメリカツアーにも加わり、
ソニーロリンズとの競演もし、NYに住み着いて40年。
そんな彼がのりのいいピアノ弾きBill Mays とともにツアーを
組み、金沢に寄ってくれた。タイトルは
I'm Glad There is You
昨年よりちょっと年齢を感じた演奏だったけど、その分彼の生真面目さと
素直な音が耳に届く。彼を補うごとく茶目っ気たっぷりなビルおじさんとの
掛け合いがなんとも微笑ましく、上質な安心して聞ける音が体を包む。
二人がはもってみたり、その楽しげな二人を見ているだけでもほっこりする。
でもこういったジャズは、いすに座ってただ聴くだけでなく、
やっぱりアルコール片手にほんのり酔いながらスイングしながら聴きたい、
とつくづく思った次第。
場所は金沢市が管理している「金沢市民芸術村」という紡績工場跡に
作られたレンガ造りの施設で、とてもいい場所なのだけど、飲食不可。残念!
http://www.artvillage.gr.jp/
↓視聴もできます!
http://www.ymasuo.com/top.htm
ビルおじさんが作曲した「Madrugada」という曲が気に入っている。
ポルトガル語で「Sunrise in the early morning」という意味らしい。
要するに、日の出、海から上がるご来光
海の端から放射される光の筋が一瞬見えるよう・・・
時たまのどが渇くように生の音に飢える。
こんな時は、今回みたいな音が潤いを与えてくれる。
打ち上げで、突然ビルおじさんが初見で弾いてくれた
秋吉敏子作の[JO-HOUSE]とJ.マンス作の「Blues of Yutaka」
などの曲はビルおじさんの即興アレンジでとてもご機嫌だった!