チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

E判定 前編

2005年11月08日 | 日常
(これを書いているのは年末なので、おせちの黒豆煮込み中)
この日も忘れられない日となりました。

ダーリンひでが先月受けた職場検診の結果が届きました。会社の都合で、初めて公共のA検診センターが会場となり、約3週間遅れの通知です。
どれどれ、体重も血圧も中性脂肪もコレステロールもOKね・・・「肺ガン」の項目が引っかかっているではないですか!! 「至急、医療機関で詳しい検査を受けてください。」の文言に、胸部写真とがん専門科の医療機関リストが添えられ、「日本肺癌学会の判定基準によるE判定」とあります。
「E判定って!?」と私もダーリンも動揺しまくりで、インターネットで調べると「E:悪性腫瘍細胞を認める 70~80%の確率で悪性腫瘍」と記載されています。これでは、告知と同じではないですか!!

「明日すぐに病院に行く。仕事を調整して、一日でも早く手術を受ける。今度のシンガポールはあきらめる。」と気丈に振舞うダーリンが寝た後、再びネット検索。写真で指摘された位置から、癌の種類や「写真にはっきり出るころには3cmを超えていて、手術はできないところまできている」ことや「5年生存率が20%以下」であることなどがわかりました。
病気と闘おうとしている彼には「もう手術も無理。」なんて言えません。今度のシンガポールが最後の旅行なの? 絶対に連れていきたいけれど、本人には余命をさとられないようにしなくては・・・もう頭の中がぐちゃぐちゃです。暖房を強くしても、何枚重ね着しても、歯がガチガチして、布団に入っても一睡もできないまま、朝を迎えました。

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