チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

クリスマス 前篇

2014年12月25日 | チェコ プラハ日常
ヨーロッパのクリスマスは、日本人のお正月に近い感じです。チェコ人はもちろん、ヨーロッパの友達はみんな実家へ戻っていきました。
プラハに残っているのは、実家が遠くて帰れない人(日本人を含む)と、チケットが安いうちに里帰りを済ませたロシア人ぐらいです。あとで聞いた話だと、観光地はアジア人だらけだったそうです。

仲の良いチェコ人の友達も、「一人にしてごめんね。戻ったらすぐに連絡するから」と言って、プラハから2時間ほどの実家に帰っていきました。23日、プラハを離れる電車の中から、もう一度電話をくれたのですが、本当に一人になっちゃった…と思って、とても悲しかったです。

【12月24日】クリスマスイヴ。なんて良い天気なんでしょう。



寮の部屋で、日本の友達にカードを書いたり、メールを送ったりして過ごしました。
そして、「日本でも大みそかは早めに店が閉まるから、買い物しておこう。」と、午後に近くのスーパーに行ったら・・2時で終わっている。しかも「明日も休み」の貼り紙が。
まさかと思って、部屋に急いで戻ってほかのスーパーを調べたら、少し先のスーパーも、そして市内各地にあるTESCOも全部休み。
うそ、うそと言って。食べ物がないんですけど(涙
この、TESCOが休みというのは、たとえば日本だとコンビニが全部休むぐらいの衝撃で、学校の友達の間でも話題になりました。みんな飢えたって。
とりあえず、部屋にあったビスケットやりんごで飢えをしのいだのでした。

【12月25日】クリスマス当日。

この日も天気が良いので、以前友達に連れて行ったもらった公園に、写真をとりに出かけました。目的はそれだけでなく、途中で食べ物屋さんを見つけることです。
ところが、ことごとく休んでいます。そのままAndel(アンジェル)まで行ってみました。ここは、ショッピングモールやレストランが集まる新市街地で、居住区としても人気のエリアです。プラハらしさはぐっと下がりますが。すると、やはり観光客向けのレストランが営業していて、にぎわっています。でも、一人ではいる気にはなれず…。
ショッピングモールは開いています。でも核となるスーパーTESCOも、その他の店も休業中。最上階のフードコートに行ってみると、マクドナルドだけ営業しているではありませんか! ありがとう!日本ではまず行かないけど、大好きだよ♪(嘘
…というわけで、マクドナルドでクリスマスディナー。



帰宅後、この悲惨な状況をfacebookに写真とともに紹介したところ、友達から、開いているお店情報や励ましのコメント、さらに「家においで~」のメッセージを数多くいただきました。マリアも、この夜パートナーの実家から戻ってきて、私の状況を知り、お誘いの電話をくれました。このハンバーガーの食事の数時間後、マリアのパートナーが車で寮に迎えにきてくれて、私は彼らの家にお泊りすることになりました。寂しい夜から一転、楽しいクリスマス♪に。

マリアと一緒に映画を見る



マリア、トマーシュ、そして声をかけてくれた皆さん、本当にありがとうございます。

後編(26日~)に続く。

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