はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

肉球物語

2022-09-07 02:12:56 | 

とうとう若ママ猫と四匹の子猫は

家を出て行った。

 

とはいえ

近くにいる。

懐中電灯を庭に向けると

若ママ猫が

暗闇の中にうずくまっていた。

子猫はどこじゃ?

庭の隅々まで歩いてみたが

どこにもいない。

若ママ猫は

心地よいのか涼風に目を細めて

のんびりムードである。

と。

四匹は、サッシに隣接してる未使用の古い犬小屋の下から

もそもそ這い出てきた。

 

べつにこの時のために用意をしてたわけじゃないが

たまたま草刈りを終えた後の

更地の庭の『キャットラン』を

四匹は走り回り始めた。

走るというより

転げまわり始めた。

 

庭の子猫も

体育館で鬼ごっこする小学一年の人間も

 

走り回るのはすごく楽しい。


肉球物語

2022-09-06 02:03:54 | 

9月5日に

若ママ猫の不妊手術を依頼し

二匹の子猫を引き取ってもらおうと

気持ちが固まりかけたが

4匹のどれにするかを選ぶなんぞ

すくなくとも今は、とても出来ぬと

よこたわる若ママ猫のおっぱいを

一生懸命飲む子猫たちの姿を眺めて

しみじみ思った。

で。

次の不妊手術日の10月20日まで

結論は先送りにすることにした。

 

 

最初の巣は

一階の雑貨を入れる容器に出産。

すぐに

げた箱に移動し

次は二階のベランダの奥。

その次は、母の寝室にある机の下。

そして今は隣室の

私のパソコンを置く机の下。

「あっ。イタタ...」

鼻黒三毛の子猫にすねをかまれてしまった。

 

四匹は、私の部屋で『暴れ&爆睡』を繰り返して

すくすくと育っている。

 

よく考えてみると

若ママ猫が引っ越しをする経緯をたどると

徐々に

二階の奥から一階へ降りる階段の近くの私の部屋と移動している。

 

きょうは

若ママ猫は

階段を三段ほど降りるや

振り向き振り向き

二階の廊下で走り回っていた子猫たちに

「さあ。チャレンジよ。こっちにきなさい」

と、初めての冒険を促すべく誘い

「にゃあにゃあ」

ないていたのだった。

 

このままでいくと

若ママ猫と子猫たちは

我が家から出て行ってしまうんだろうか。

 

 

私はすぐさま机の引き出しから

まだフイルムが残っていた『写るんです』を取り出し

親子五匹を撮りまくった。