super-Takumar 55mm F1.8 (初期型)です。前に前期型を紹介してますから初期型?なんじゃそりゃって感じですよね。MF単焦点 5群6枚構成 絞り羽枚数6枚 最短撮影距離0.45m フィルター径49mm 最大径×長さ36×57mm 重量217g(実測)
PENTAX SV 509366についていたのをキタムラのジャンクコーナーから救出。透かしてみて前玉、後玉のそれぞれ絞り羽の前後のレンズにわずかだけどカビが見える。
後側から分解です。ゴムで回すと後玉群全体が外れます。絞り羽のむこうのレンズが拭ける状態になったので、綿棒にカビキラーをつけてカビ退治後、エタノールで仕上げます。
後玉群一番前のレンズも同様に掃除。汚れと大きめのゴミがあったので一番後のレンズも外して掃除。組み上げて完成。前玉は分解しないでも綺麗になった。
この状態で発見、購入しました。最初といいますか、Auto-Takumar 55mm F1.8 (後期型)を紹介するまでは、このレンズは普通にsuper-Takumar 55mm F1.8 (前期型)と思っていて、絞りリングの数字は何度も見ていたはずなのに他のsuper-Takumar 55mm F1.8 (前期型)と回す方向が逆なのに気づきませんでした。このレンズ、super-Takumar 55mm F1.8の中でも初期型(一般的前期型の前ですからこのいい方が良いのでしょうか?)Auto-Takumar 55mm F1.8 (後期型)と実は同じもので化粧リングのレンズ名のAutoをsuperに変えただけの急造super-Takumarだったようです。製造番号の何番までがこの初期型だったのかわかりませんが、たっちゃんの手持ちのsuper-Takumar 55mm F1.8の中にも後2個この初期型があるみたいです。ちなみにこのレンズの後玉はほとんど黄変していないと思います。super-Takumar 50mm F1.4 (前期型)がトリウムレンズを使っていなかったようにこのsuper-Takumar 55mm F1.8 (初期型)もトリウムを使ってないか極めて微量なのかもしれません。線量測定器は持ってないので確かめられませんが・・・
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